ジャパンカップ2019予想
「馬が変わった」とはこの事

夏影
14期 予想歴36年

◎タイセイトレイル
  15着/13人気

○エタリオウ7着/9人
▲ユーキャンスマイル5着/4人
△カレンブーケドール2着/5人
×ダイワキャグニー


土曜日朝の時点で東京競馬場の馬場状態は不良。
明日本番も雨が残るという予報になっている。
しかも、今週は府中の芝丈をやけに長目に設定している。
野芝は先週10~12㌢→今週12~14㌢、洋芝は先週12~16㌢→16~20㌢てかなり芝が深くなっている。
土曜日のメインはセカンドクラスのマイル戦で、勝ち時計が1.35.8とやはり極端に時計が掛かっている印象。
馬場の良化が見込めない事から、予想の考え方を根本から変更する必要があるだろう。

ジャパンカップが道悪で行われたのは、2003年にまで遡る。
タップダンスシチーが、大逃げを打って逃げ切ったレースである。
タップダンスシチーは、サンデーサイレンスの血を持たない馬である。
2着は2年連続の年度代表馬シンボリクリスエスではなく、菊花賞馬のザッツザプレンティ。
ステイヤー色の強い馬に向いたレースとなった。
天皇賞(秋)を連覇したシンボリクリスエスは3着、ダービー馬ネオユニヴァースは4着とスピードとキレを生かせずにレースを終えた。
ここ最近で府中のG1で道悪となったのは、2年前の天皇賞(秋)。
1着は数多の長距離G1を制したキタサンブラック。
2着は宝塚記念を制したサトノクラウンで、この馬はサンデーサイレンスの血を持たない。
3着は後に天皇賞(春)を制する事になるレインボーライン。
馬場が悪化すれば流石に体力が必要とされ、2000㍍の天皇賞(秋)ですらスタミナ色が重視されるされるようになる。

そんな訳で長距離タイプに注目して馬券を攻めてみたい。
長距離タイプと言っても、サトノクラウンはダービー3着、レインボーラインはマイルC3着で母父がフレンチデピュティだったりする訳で、無下に血統や府中の相性だけで切り捨てるのではなく、むしろ長距離G1での成績を素直に評価した方が良さそうだ。
逆に血統はステイヤー色一色であっても、G1で毎回跳ね返されいるような馬では話にならない。
本命馬はそのままも、対抗以下はかなり変わった。

◎⑫タイセイトレイル
デビューから初勝利までに半年、それから2勝目をあげるまでに1年の時間を費やしたが、そこからやっと体質が強化されて素質の芽が開花。
9ヶ月でG1舞台での初の御披露目となった。
ここ3戦、非根幹距離の長距離戦を使われており、今回のレースの物理特性を散々経験しているのも強み。
前走は、セカンドクラス→G2と極端なメンバー強化ステップ、且つ普段通りの位置取りで競馬をさせて貰えなかったが、それでも2着に食い込んでいる。
この馬が本当に体質が強化されたと実感出来るのは、使い込んで、なお調子をあげているところ。
昨年の秋から戦列に復帰し、中1週→連闘のステップで2着。
その後、中1週→中1で3着。
中3週で1着→中1週で1着→中3週で2着。
…と昔のメジロマックイーン産駒やスキャン産駒を彷彿させるほど使い込みに強くなっている。
体質が強化され使い込まれて競馬頂点に向かうのは、かつてのブライアンズタイム産駒の傾向にも似ている。
しかしながら、使い込んでいるからと言って、決して休養を入れてない訳ではない。
今回は2ヶ月休養開けの後の中2週である。
陣営はちゃんと、ひと叩きしたタイミングを見計らって消耗度の高いG1に出走させている。
心身共に充実しているタイミングでのG1参戦で、精神的なアドバンテージはおそらくこの馬が一番あるはず。
体質強化に合わせて、今回は鞍上も強化。
馬場状態問わず、120㌫力を発揮してくると見る。

○⑬エタリオウ
菊花賞2着馬。
ここ3走不振だが、脚を取られる馬場となり、むしろ気持ちが自分の走りに向かせられる環境になったのは良い。
巻き返しのきっかけになるかも知れない。

▲⑥ユーキャンスマイル
菊花賞3着、ダイヤモンドS勝馬。

△①カレンブーケドール
良馬場だったら申し分なかったが、ちょっと運に見離された感じ。
秋華賞の内容から、不利を克服しようとする意思の強さも感じ取る事が出来るので、どこまで頑張れるか?期待してみたい。

かなり人気が割れているようなので、単勝の多点買いも面白い。
◎○▲の単勝、ワイドボックス中心に手広く攻めてみたい。


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