シルクロードS2020予想
シルクロードS 前走好走の内枠の先行馬に期待。

軍神マルス
08期 予想歴22年

◎カラクレナイ
  11着/7人気

○アウィルアウェイ1着/3人
▲ディアンドル14着/4人
△ジョイフル7着/5人


★予想★
2015年 タイム 1’07”9 (良) 1FAve=11.32 3FAve=33.95
テン33.9-上がり34.0 『一貫』
1着アンバルブライベン・・・ルールオブロー×スプレンディドモーメント=キングマンボ×ストームバード 〔6-a〕 2-1
2着サドンストーム・・・ストーミングホーム×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕 13-11
3着セイコーライコウ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 17-14

2016年 タイム 1’07”9 (稍重) 1FAve=11.32 3FAve=33.95
テン33.7-上がり34.2 『前傾』
1着ダンスディレクター・・・アルデバランⅡ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔11-c〕 5-3
2着ローレルベローチェ・・・サクラバクシンオー×キングヘイロー=プリンスリーギフト×リファール 〔17-b〕 1-1
3着ワキノブレイブ・・・マイネルラヴ×ブライアンズタイム=ミスプロ×ロベルト 〔1-k〕 5-6

2017年 タイム 1’07”8 (良) 1FAve=11.30 3FAve=33.90
テン33.9-上がり33.9 『一貫』
1着ダンスディレクター・・・アルデバランⅡ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔11-c〕 10-9
2着セイウンコウセイ・・・アドマイヤムーン×Capote=フォーティナイナー×ボールドルーラー 〔2-f〕 3-3
3着セカンドテーブル・・・トワイニング×サンデーサイレンス=フォーティナイナー×サンデーサイレンス 〔13-b〕 3-3

2018年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15
テン34.0-上がり34.3 『一貫』
1着ファインニードル・・・アドマイヤムーン×Mark of Esteem=フォーティナイナー×ネヴァーベンド 〔10-c〕 3-2
2着セイウンコウセイ・・・アドマイヤムーン×Capote=フォーティナイナー×ボールドルーラー 〔2-f〕 1-1
3着フミノムーン・・・アドマイヤムーン×Thunder Gulch=フォーティナイナー×ミスプロ 〔19〕 15-13

2019年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15
テン33.3-上がり35.0 『前傾』
1着ダノンスマッシュ・・・ロードカナロア×スピニングワイルドキャット=キングマンボ×ストームバード 〔4-r〕 5-5
2着エスティタート・・・ドリームジャーニー×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔11-d〕 14-9
3着ティーハーフ・・・ストーミングホーム×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕 16-15

 流れは、15年・17年・18年が『一貫』、16年・19年は『前傾』の流れ。過去5年の流れの傾向から、比較的『一貫』の流れになりやすく、テンはやや速めになると思われる。好走馬の位置取りは、先行・差しにて展開する馬が有利な傾向があり、差しが好走しやすく上がり重視で考えてよいと思います。

 血統の傾向は、フジキセキ産駒やマンハッタンカフェ産駒が好走していて、マイルGⅠ好走のサンデーサイレンス系なら向いている思います。この場合差し馬が好走しやすい傾向。
近年このレースで好走が多いのは、大系統ネイティヴダンサー系(=ミスプロ系、レイズアネイティヴ系、ネイティヴダンサー系、フォーティナイナー系)。特にフォーティナイナー系のアドマイヤムーン産駒が18年1着〜3着独占など、要注目。
 大系統ノーザンダンサー系(=ダンチヒ系、ストームバード系)ならば先行馬が良い傾向。
 また芝1200m重賞ながら、サクラバクシンオー産駒は以前は不振な傾向にあったが、近年では好走馬も増え、以前ほど割り引く必要はなくなったように思います。

 ステップの傾向は、前走淀短距離S(=京都芝1200m)好走馬が走りやすい傾向(=06年3着アイルラヴァゲイン、07年2着タマモホットプレイ、08年1着ファイングレイン・3着ステキシンスケクン、12年2着エーシンダックマン、13年3着メイショウデイム、14年2着レディオブオペラ、15年1着アンバルブライベン、16年2着ローレルベローチェ、17年2着セイウンコウセイ・3着セカンドテーブル、19年3着ティーハーフなど)。
 近年の好走馬の多いステップは、前走阪神Cからのステップ馬。着順が悪くても好走する馬が多いので(=阪神C→シルクロードS:07年8着→3着ビーナスライン、09年13着→2着ソルジャーズソング、10年5着→2着ショウナンカザン、11年16着→2着アーバニティ、16年2着→1着・17年4着→1着ダンスディレクターなど)、穴で期待できるステップ。
 また前走京阪杯からのステップ馬も、好走が多く0.5秒差以内の馬が期待できる(=京阪杯→シルクロードS:10年8着→1着アルティマトゥーレ、10年4着→3着シンボリグラン、11年3着→3着モルトグランデ、12年1着→1着ロードカナロア、18年7着→2着セイウンコウセイ、19年1着→1着ダノンスマッシュなど)。

 内枠の馬の好走も多いのも近年のポイントです。

★予想★
シルクロードSのポイントは、
①どんな流れでも差しが好走しやすく、上がり重視で考えること。逃げての好走もあるが、やはり上がり重視とみるべし。
②マイルGⅠ実績のある血統の好走が多い(=フジキセキ、マンハッタンカフェ、キングカメハメハなど)。
③サクラバクシンオー産駒は苦戦しやすく、人気でも過信禁物。
④京都芝1200m実績も重要。
⑤前走京阪杯好走馬は、0.5秒差以内ならこのレースでも好走しやすく、軸には最適。前々走に京阪杯出走馬なら、0.5秒差以内に好走している場合も注意は必要。
⑥穴なら阪神Cからのステップ馬。
⑦淀短距離S好走馬も好走しやすい。
⑧内枠有利。

◎カラクレナイ・・・ローエングリン×アグネスタキオン=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔10-a〕
 前走淀短距離S3着(=京都芝1200m:0.2秒差)。京都芝コースは(1-1-4-8)、芝1200m戦は(1-1-4-6)。
 ローエングリン産駒はサドラーズウェルズ系で、ゆるみない流れで潜在能力が引き出され、ひとつ勝つのに時間を要した馬でも、格上げですぐ通用する怖さのある底力のある血統。叩き良化型でもあり、2・3戦目で変わり身での穴も多い。母父アグネスタキオンは、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。
 No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。

◯アウィルアウェイ・・・ジャスタウェイ×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3-l〕
 前走京阪杯4着(=京都芝1200m:0.5秒差)。京都芝コースは(1-0-1-1)、芝1200m戦は(2-0-1-2)。
 ジャスタウェイ産駒はサンデーサイレンス系で、父ハーツクライと比較すると、ハーツクライ産駒は加速に時間がかかり長い直線を得意としているのに対し、ジャスタウェイ産駒はさっと動けて、内回りや短い直線の良績が多め。そのため人気馬の難儀な凡走や、展開がハマった時だけ激走するような“波”はハーツクライ産駒よりも小さい。なかでも芝2000mと1800mの1番人気は信頼度が高く、連軸向き。左回りの中京や新潟の成績が良く、ハーツクライや内包しているトニービン譲りの特性も有している。米国のダート血統ワイルドアゲインの血を持つせいか、東京D1400m、D1600mが合うようで、ダートも走れる産駒もでている。ダート寄りの適性を持つ分、力のいる馬場の方が向く芝馬も多くなりそうで、芝の重馬場には高い適性を示している。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
 No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。

▲ディアンドル・・・ルーラーシップ×スペシャルウィーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-n〕
 前走スプリンターズS13着(=中山芝1200m:1.5秒差)。京都芝コースは(1-0-0-0)、芝1200m戦は(5-2-0-1)。
 ルーラーシップ産駒はキングマンボ系で、距離適性はキングカメハメハ産駒よりは適距離はやや長めで、芝1800m以上で本領を発揮し、ステイヤー型。忙しい距離には向かず、芝1400~1600mの1番人気は大不振で、消しどころ。牝馬ならそのうち上級マイラーも出るだろうが、基本的に忙しい競馬や、高速馬場の人気馬はアテにならない。逆に言えば、芝1600mで強い勝ち方のできる馬は注目の価値あり。父キングカメハメハよりも母父トニービンの影響を強く感じさせ、いい脚を長く使えるのが最大の長所。ロングスパート勝負に強い反面、一瞬の脚の勝負には脆い。重賞の3着の多さも特徴で、末脚の鋭さはいまいち。相手が強くても弱くても3着という、長所なのか、短所なのか。上がりの速くない芝2000m重賞も合う。キングカメハメハ産駒が、芝・ダート問わず、短距離~長距離まで活躍馬を出しているように、同様に万能性があり、バラエティに富む。コースは現状、京都芝、中山芝の連対率が高いが、それより展開を重視するべき。スローで不発だった差し馬を、長い直線替わりや、外伸び馬場で狙い撃ち。母父スペシャルウィークはスタミナ型サンデーサイレンス系で、長い末脚を使い、嵌った時の強さは破壊力十分で、カミソリというよりはナタの切れ味。その分、小回りコースでの取りこぼしやスピード競馬での不安定さがある。一方で2歳戦に強い早熟性も有するが、古馬での成長力は豊富。
 No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始め、秋シーズン以降は成長力も豊富で本格化する。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。

△ジョイフル・・・キングズベスト×Street Cry=キングマンボ×ミスプロ 〔3〕
 前走タンザナイトS1着(=阪神芝1200m)。京都芝コースは(0-0-1-2)、芝1200m戦は(3-0-2-4)。
 King's Best産駒はキングマンボ系で、全体的なスピードを武器に距離は問わず淀みないペース向きの自力勝負血統。キングマンボ系なので2歳戦から走れる仕上がりの早さを持ち合わせるが、3歳春クラシックシーズンまでは詰めの甘い点がある。ダービーの時期は実が入る時期でもあり、それ以降に本格化を始め成長力は十分。キングマンボ系は、レコード決着のようなスピード競馬にも対応可能な上、道悪馬場も得意な進化系。距離の融通性も持ち合わせている。母父Street Cryはミスプロ系で、芝
ダートともこなすマイル、中距離血統。2歳から走りつつ、使われながら力をつけ、何回か1000万条件戦揉まれてから身が入る感じ。
 No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。


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