フェブラリーS2020予想
今年は中央勢が小粒で公営馬の逆襲に期待

夏影
14期 予想歴37年

◎モジアナフレイバー
  6着/11人気

○デルマルーヴル15着/8人
▲ノンコノユメ8着/9人
△ミューチャリー11着/15人
×サンライズノヴァ
×ケイティブレイブ


過去10年の連対馬は次の通り。

2019年
・インティ(ゴーンウエスト系 × ノーザンアフリート)
・ゴールドドリーム(ゴールドアリュール × フレンチデピュティ)

2018年
・ノンコノユメ(フォーティナイナー系 × アグネスタキオン)
・ゴールドドリーム(ゴールドアリュール × フレンチデピュティ)

2017年
・ゴールドドリーム(ゴールドアリュール × フレンチデピュティ)
・ベストウォーリア(APインディ系 × ゴーンウエスト系)

2016年
・モーニン(ストームキャット系 × フォーティナイナー系)
・ノンコノユメ(フォーティナイナー系 × アグネスタキオン)

2015年
・コパノリッキー(ゴールドアリュール × ウッドマン系)
・インカンテーション(APインディ系 × マキャヴェリアン系)

2014年
・コパノリッキー(ゴールドアリュール × ウッドマン系)
・ホッコータルマエ(キングカメハメハ × ブラッシンググルーム系)

2013年
・グレープブランデー(マンハッタンカフェ × ボールドルーラー系)
・エスポワールシチー(ゴールドアリュール × ブライアンズタイム)

2012年
・テスタマッタ(APインディ系 × ヒムヤー系)
・シルクフォーチュン(ゴールドアリュール × ヌレイエフ系)

2011年
・トランセンド(ワイルドラッシュ × トニービン)
・フリオーソ(ブライアンズタイム × Mr.プロスペクター系)

2010年
・エスポワールシチー(ゴールドアリュール × ブライアンズタイム)
・テスタマッサ(APインディ系 × ヒムヤー系)

特に目立つのは、ここ6年のMr.プロスペクター系の血の活躍。
6年連続で連対馬12頭中8頭が、Mr.プロスペクターの血を父もしくは、母父に有していた。
更には、ここ3年連続でヴァイスリージェント系の血が連対している事も見逃せない。
クロフネを筆頭に、カネヒキリ、サウンドトゥルー、ゴールドドリームなど、芝だけでなくダート界のスターホースを輩出。
日本競馬を支えている血の一つである。
今年は、強力なゴールドアリュール産駒の参戦がないだけに、こういった血で馬券を攻めてみるのも面白い。

別の側面から見てみると、このレースはとにかくリピーターが絡みやすいレースである事にも気付く。

ゴールドドリーム
2019年 2着
2018年 2着
2017年 1着

ノンコノユメ
2018年 1着
2016年 2着

コパノリッキー
2015年 1着
2014年 1着

エスポワールシチー
2013年 2着
2010年 1着

「フェブラリーS」特有のレース適性ががしっかり問われるレースで、過去の連対馬の信頼性が非常に高いと言えると共に、過去に何度もこのレースにチャレンジして全く好走出来ない馬は、"適性無し" と切り捨てられるという事にもなろう。

◎モジアナフレイバー

父バトルプラン × 母父フレンチデピュティ…と現在大当たり中の血統配合。
父バトルプランの代表産駒は、2歳時東スポ杯でスワーヴリチャードを破ったブレスジャーニーや新潟直線競馬の鬼だったライオンボスと芝適性馬だが、ヒデノインペリアルのようなダート向けの馬も出ている。
ヒデノインペリアルは下級条件では1800㍍を中心に活躍していたが、セカンドクラスに上がってからは、1400㍍で活躍していた通り、産駒は総じて1400㍍のダートの競馬を得意としている。

モジアナフレイバーの昨年の成績は…

帝王賞   5着
南部杯   4着
勝島王冠  1着
東京大賞典 3着

…と、地方交流G1では掲示板止まりだが、そこがミソでもある。
帝王賞と東京大賞典の勝馬は交流G1番長のオメガパフューム。
南部杯の勝馬は、これまた過去のフェブラリーSで跳ね返され続けているサンライズノヴァ。
つまりが、負けたレースは公営の重いダート向けの適性が問われていた訳で、もっと軽いスピードが問われるダートでのパフォーマンスアップが見込める可能性を秘めている公算が高い。
それより何より圧巻だったのは、2連覇を果たした昨年の勝島王冠。
フェブラリーSの勝馬ノンコノユメやチャンピオンズCの勝馬サウンドトゥルーを子供扱いした非常に強い競馬。
"直線持ったまんま" の余裕でノンコノユメを交わし、最後突き抜けた。
重馬場で脚抜きの良い馬場になってのこのパフォーマンス。
おそらくベストは1400㍍辺りで、根岸Sに出走していたら巷の評価が間違いなく180度覆ったとも考えている。
前向きな気性で、スピードの絶対値も違う。
今回は「2000㍍→1600㍍距離短縮」、「公営ダート→中央ダート」とスピード寄りの物理特性へシフトするステップ。
更なるパフォーマンスアップを期待してこの馬を本命視してみたい。
ただし所詮は軽いスピードを武器とする馬だけに、レースがあまりにもタフになるようだと、交流G1のようなパフォーマンスになる事を肝に銘じておいて欲しい。

相手は…

○デルマルーヴル
父は、ダート界ではゴールドアリュールに次ぐ活躍を見せるAPインディ系。
母はヨーロッパダンチヒ系ご三家のうちの2つ、デインヒルとケープクロスの血を持ちパワー&スタミナの補完がなされており、底力が問われるレースになっての一発に期待。
1年以上ダート中距離で歯痒いレースが続いているが、名古屋GPのように初距離で新鮮味を感じるタイミングではしっかり食い付きを見せているように、「変化を好む」タイプと見る。
今回は1年振りの府中マイル戦。
おそらく…

レースがタフになれば勝ち負け。
ペースが緩み軽いスピードが問われれば、位置取りを悪くして沈没。

…といった感じになるのではなかろうか?
モジアナが水ならこちらは油的な存在だろう。


▲ノンコノユメ。
地方に移籍で心機一転し、復調した。
このレースの勝馬でありリピーターでもある。
このレースに対する適性はナンバーワンだ。
今シーズンの連戦の疲れがちょっと気になる。

△アルクトスは芝スタートのレースでは5戦全勝で、驚異的な粘り腰が武器。
馬体を併せた相手は執念で競り落としにかかるが、決め手勝負になると?

△インティも、このレースの勝馬。
リピート連対に期待。
昨年ほどの勢いはなく、昨年どうよのパフォーマンスを期待するのはどんなものか?

△ミューチャリー
力量勝負タイプも、デルマとの力比べでは常に勝てず。
デルマ流しの紐候補で。

モズアスコットの前走は強い内容ではあったが、楽勝という内容ではなく出遅れの不利を克服した内容。
厳しい競馬の後だけに、反動が出る可能性も?
今回は見送りたい。

馬券は◎と○の単勝をメインにして、連単系を手広く攻めて高配当を狙ってみたい。

単勝
⑪,⑬
ワイド
⑪⑬⑩ボックス
馬単
⑪→⑩
⑪→⑬
⑬→⑩
⑬→⑭
3連単フォーメーション
1着⑪⑬
2着⑪⑬⑩
3着⑪⑬⑩

1着⑬
2着⑩⑭
3着⑩⑭

キーワードはやはり、武豊ジョッキーのペース配分。
昨年同様、レース後半の余力を絶妙に残すようなペース配分なら、モジアナのスピードが生きると見る。
タフになれば、デルマの出番と見る。


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