フェブラリーS2010予想
フェブラリーS メイショウボーラーMK-Ⅱ。

軍神マルス
08期 予想歴12年

◎レッドスパーダ
  12着/3人気

○エスポワールシチー1着/1人
▲サクセスブロッケン3着/2人
×ローレルゲレイロ
×リーチザクラウン


★傾向分析★
2004年 タイム 1'36"8 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン35.8-中盤25.0(3F換算37.50)-上がり36.0 『前傾・中弛み』
1着アドマイヤドン・・・ティンバーカントリー×トニービン=ミスプロ×グレイソヴリン 〔9-f〕 7-7
2着サイレントディール・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔9-f〕 7-7
3着スターリングローズ・・・アフリート×Danzig=ミスプロ×ダンチヒ 〔1-e〕 3-3

2005年 タイム 1'34"7 (不良) 1FAve=11.84 3FAve=35.51
テン34.2-中盤23.6(3F換算35.40)-上がり36.9 『前傾』
1着メイショウボーラー・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード 〔10〕 1-1
2着シーキングザダイヤ・・・Storm Cat×Seeking the Gold=ストームバード×ミスプロ 〔17-b〕 3-4
3着ヒシアトラス・・・ティンバーカントリー×Alydar=ミスプロ×レイズアネイティヴ 〔A1〕 5-5

2006年 タイム 1'34"9 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.59
テン33.9-中盤23.5(3F換算35.25)-上がり37.5 『前傾』
1着カネヒキリ・・・フジキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔2-s〕 10-8
2着シーキングザダイヤ・・・Storm Cat×Seeking the Gold=ストームバード×ミスプロ 〔17-b〕 4-3
3着ユートピア・・・フォーティナイナー×ノーザンテーストミスプロ×ノーザンテースト 〔23-b〕 3-3

2007年 タイム 1'34"8 (不良) 1FAve=11.85 3FAve=35.55
テン34.6-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり35.9 『前傾・中弛み』
1着サンライズバッカス・・・ヘネシー×リアルシャダイ=ストームバード×ロベルト 〔7-c〕 10-10
2着ブルーコンコルド・・・フサイチコンコルド×ブライアンズタイム=ニジンスキー×ロベルト 〔7-c〕 12-12
3着ビックグラス・・・エルコンドルパサー×イブンベイ=ミスプロ×ネヴァーベンド 〔14-c〕 8-8

2008年 タイム 1'35"3 (良) 1FAve=11.91 3FAve=35.74
テン34.8-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり36.2 『前傾・中弛み』
1着ヴァーミリアン・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔4-d〕 5-3
2着ブルーコンコルド・・・フサイチコンコルド×ブライアンズタイム=ニジンスキー×ロベルト 〔7-c〕 4-3
3着ワイルドワンダー・・・ブライアンズタイム×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔12-b〕 8-7

2009年 タイム 1'34"6 (やや重) 1FAve=11.83 3FAve=35.48
テン35.1-中盤23.7(3F換算35.55)-上がり35.8 『前傾・一貫』
1着サクセスブロッケン・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 2-3
2着カジノドライブ・・・Mineshaft×Deputy Minister=ボールドルーラー×ヴァイスリージェント 〔8-f〕 2-2
3着カネヒキリ・・・フジキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔2-s〕 4-4

流れの基本はテンよりも上がりがかかる『前傾』。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
好走馬の多くが差し位置にて展開することが多く、逃げての好走が至難の業と思います。

血統の傾向は、ストームバード系やミスプロ系の好走が多く、ヴァイスリージェント系にも向く傾向。
また大系統ターントゥ系(=サンデーサイレンス系・ロベルト系・ヘイロー系)×大系統ノーザンダンサー系配合も好走馬が多いように思います。

また好走馬の多くが芝重賞好走馬というのもポイントと思います(=ヴァーミリアン、シーキングザダイヤ、メイショウボーラー、アドマイヤドン、サイレントディール、アグネスデジタル、トゥザヴィクトリーなど)。芝マイルGⅠ実績ありの種牡馬は要注意。また芝長距離GⅠ好走血統も良く好走しています(=ヴァーミリアンの父エルコンドルパサー、ブルーコンコルドの母父ブライアンズタイム、サンライズバッカスの母父リアルシャダイ、アドマイヤドンの母父トニービンなど)。

牝系の傾向は、No.〔4〕〔7〕〔9〕が複数好走馬がいます。
分枝記号では、b・c記号馬の好走が多し。

また東京D1600mは東京D2100mとつながる傾向にあり、東京D1600m好走実績があれば最適(=06年カネヒキリ、05年・06年シーキングザダイヤ、04年アドマイヤドン、01年ウイングアローなど)ですが、スピードとスタミナが問われるコースということだと思います。

近年のステップは、川崎記念(=川崎D2100m)好走からの距離短縮での連続好走が多い傾向(=05年・06年:2着→2着シーキングザダイヤ、09年:3着→1着サクセスブロッケン・1着→3着カネヒキリ)。
東京大賞典(=大井D2000m)からの好走は5着馬が好走していて(=06年:5着→3着ユートピア、06年:1着→2着ブルーコンコルド、07年:5着→2着ブルーコンコルド、08年:1着→1着ヴァーミリアン)、距離短縮が有効なのかもしれません。
逆に根岸Sからのステップは、好走馬が近年届いて3着という感じが多く(=07年3着ビッググラス、08年3着ワイルドワンダー)、なかなか1着好走は少ないです(=05年1着メイショウボーラー)。

また前年の好走馬は着順を下げる傾向(=老馬の法則)も当てはまります。

★予想★
流れは『前傾』を想定。中盤は弛まずと考えています。展開的には前に厳しいと考えるが、それでも今回のメンバーなら前で展開しても押し切れると考えての予想です。

◎レッドスパーダ・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード 〔19-c〕
前走東京新聞杯1着(=東京芝1600m)。タイキシャトル産駒はヘイロー系で、好調期には連続好走、使い詰めて勢いがなくなるとスランプになる傾向が強い。近走成績は非常に重要で、不振な馬は間隔を開けるか、距離変更ショックを与えると変わり身を見せる。連続好走で上昇中からとセカンドステージ突入と考え、別ステージでの好走可能と考える。また今回は初ダートの鮮度の高さもプラス要因と考える。タイキシャトル産駒は、2~3歳の成長期に第1次好調期があり、その後古馬になるとセカンドステージが存在する馬は稀(=セカンドステージが合ったのはメイショウボーラー)だが、本馬は勢いと鮮度の高さでカバーできるはず。母父Storm Catはストームバード系で、こちらも好走には勢いが重要なポイントとなり、好調期にまとめて稼ぐ。仕上がりの早さ、先行力、軽いスピードが武器。タイキシャトル×Storm Cat配合は、セカンドステージの存在したメイショウボーラーと同じから、メイショウボーラーMK-Ⅱと想定。またNHKマイルC2着好走馬なので、芝重賞好走のポイントもクリア。好走に期待する。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号cは、高い心肺機能を持ち、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。

○エスポワールシチー・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕
前走JCD1着(=阪神芝1800m)。ゴールドアリュール産駒はサンデーサイレンス系で、スピード化の進むダートに向く足回りが施されたタイプ。ダートで人気の場合の信頼性も高く、軸馬としても安定している。特に1600m~1800mでの好走が多い。母父ブライアンズタイムはロベルト系で、タフな展開や目一杯に仕上げられた時にMAXの能力を発揮するスパルタ型。ペースの緩まないマイル戦はプラス要因。逃げ馬には厳しい展開となるが、JCDの内容から、今の充実期なら09年4着以上の成績は可能と考え、軸として評価する。
No.〔4〕の牝系は、古馬での成長力に優れた牝系で、強くなった馬はとことん強くなる可能性を秘めている。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが同じで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。本格化は間違いなく、5歳前半では能力の衰えはないと考え好走に期待する。

▲サクセスブロッケン・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕
前走川崎記念1着(=川崎D2100m)。09年フェブラリーS1着馬。シンボリクリスエス産駒は本格化前までは詰め甘だが、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮する。シンボリクリスエスもロベルト系で、緩い流れよりも厳しい流れでこそ本領発揮のスパルタ型。母父サンデーサイレンスは鮮度が高い時や勢いのある時に好走が多い。老馬の法則から、1着を取るのは難しいかもしれないが、コース適性の高さから2・3着は十分あると考えて期待する。
No.〔4〕の牝系は、エスポワールシチーと同じで、古馬での成長力に優れた牝系。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。

△テスタマッタ・・・Tapit×Concern=ボールドルーラー×マイナー 〔6-a〕
前走川崎記念3着(=川崎D2100m:0.4秒差)。Tapit産駒は、シアトルスルーにつながるボールドルーラー系で、芝・ダート兼用タイプの仕上がりの早いマイル~中距離型の血統。母父Concernはマイナー系で、ブロードブラッシュにつながる。ブロードブラッシュ産駒にはフェブラリーSで好走したノボトゥルーもいて、この系統は高齢になってもしぶといタイプで、これからが本格化の時期なはず。
No.〔6〕の牝系は、シーズンオフの時期(=真夏や厳冬期)に強く、人気薄のときに大仕事をするタイプが多い。またハイペースの消耗戦にも強い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多いが、父親よりスケールが小さくなる傾向。


tipmonaとは?

フェブラリーS2010回顧
フェブラリーS ダート実績のない馬を本命にするな!!

軍神マルス
08期 予想歴12年

次走狙い:エスポワールシチー
次走狙い:テスタマッタ


2010年 タイム 1'34"9 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.59

ラップ
①12.1-②11.0-③11.7-④12.2-⑤12.2-⑥12.1-⑦11.6-⑧12.0
1FAveとの誤差
①+0.2 ②-0.9 ③-0.2 ④+0.3 ⑤+0.3 ⑥+0.2 ⑦-0.3 ⑧+0.1
テン34.8-中盤36.60(3F換算36.60)-上がり35.7 『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着エスポワールシチー・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕 2-2
2着テスタマッタ・・・Tapit×Concern=ボールドルーラー×マイナー 〔6-a〕 7-7
3着サクセスブロッケン・・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 5-3
4着ケイアイテンジン・・・アグネスデジタル×フォーティナイナー=ミスプロ×ミスプロ 〔4-p〕 3-3
5着グロリアスノア・・・プリサイスエンド×ジェイドロバリー=ミスプロ×ミスプロ 〔1-j〕 15-10

流れはテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。コース形態からなのか『前傾』は基本の流れとなり、今回は『中弛み』がオプション的についたような流れと考える。展開的には、追込が最も有利な展開で、次いで逃げ、先行・差しに厳しい流れと考える。

1着エスポワールシチーは、前走JCD1着(=阪神芝1800m)からの好走。JCDからは休み明けでの出走となるのだが、約2ヶ月弱間が開くだけなので、調子落ちがそんなにない良いステップなのではないか?と考える。ゴールドアリュール産駒はサンデーサイレンス系で、スピード化の進むダートに向く足回りが施されたタイプ。ダートで人気の場合の信頼性も高く、軸馬としても安定している。特に1600m~1800mでの好走が多く、JCDやフェブラリーSは最適な舞台と考える。母父ブライアンズタイムはロベルト系で、タフな展開や目一杯に仕上げられた時にMAXの能力を発揮するスパルタ型。休み明けよりも叩いてこそのタイプが多く、一度使った強みが次走に活きると思われ、ドバイでの活躍にも期待できると考える。またロベルト系は緩い流れよりも厳しい流れに向き、ペースの緩まないマイル戦はプラス要因。この特性も今回活きたと考える。
No.〔4〕の牝系は、古馬での成長力に優れた牝系で、強くなった馬はとことん強くなる可能性を秘めている。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが同じで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。重賞5連勝中で本格化でさらに充実期に入っているようで、牝系の成長能力からもドバイでの活躍に期待。

2着テスタマッタは、前走川崎記念3着(=川崎D2100m:0.4秒差)からの好走。川崎記念好走馬はフェブラリーSと相性が良く、近年要注目のステップ。Tapit産駒は、シアトルスルーにつながるボールドルーラー系で、芝・ダート兼用タイプの仕上がりの早いマイル~中距離型の血統。母父Concernはマイナー系で、ブロードブラッシュにつながる。ブロードブラッシュ産駒にはフェブラリーSで好走したノボトゥルーもいて、この系統は高齢になってもしぶといタイプ。これからが本格化の時期なはずで侮ってはいけないと思います。また展開的にも
No.〔6〕の牝系は、シーズンオフの時期(=真夏や厳冬期)に強く、人気薄のときに大仕事をするタイプが多い。今回は5番人気で走りごろな人気でもありました。またハイペースの消耗戦にも強く、『前傾』の流れは向いたと思われます。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多いが、父親よりスケールが小さくなる傾向。

3着サクセスブロッケンは、前走川崎記念1着(=川崎D2100m)からの好走。川崎記念好走からのステップはテスタマッタ同様相性が良いのだが、09年フェブラリーS1着馬でもあり「老馬の法則」に該当しての結果と考える。「老馬の法則」は馬が最高性能を維持するのは非常に難しいというのが根底にあり、特にGⅠでは連覇が難しく、良くて同じ着順、たいていは着順を下げる傾向となる。シンボリクリスエス産駒は本格化前までは詰め甘だが、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮する。シンボリクリスエスもロベルト系で、緩い流れよりも厳しい流れでこそ本領発揮のスパルタ型。母父サンデーサイレンスは鮮度が高い時や勢いのある時に好走が多い。今回は前走1着の勢いはあったが、「老馬の法則」に該当した分3着と考える。
No.〔4〕の牝系は、エスポワールシチーと同じで、古馬での成長力に優れた牝系。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。

4着ケイアイテンジン、5着グロリアスノアはともに4歳馬。2着テスタマッタも4歳馬だし、JCD2着馬シルクメビウスなど、今年のダート路線は強い4歳馬が豊富。エスポワールシチーは強い5歳馬ではあるが、秋シーズンまでこの勢いを維持できるかは難しいと考え、逆転できる逸材は豊富なのでは?と考えたい。

また今年のフェブラリーSでの最大の反省は、血統的にダートも走れそうと思われる芝転戦組は、本命にしてはいけないということ。▲扱いが一番でした。結果全滅してしまったし、最低でもダートのオープンや重賞実績がないようなら、◎や○はつけないほうが良いのではと反省します。これは来年の教訓にしたいと思います。


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