ディープ記念2020予想
弥生賞 前走1着馬から。

軍神マルス
08期 予想歴22年

◎サトノフラッグ
  1着/2人気

○ワーケア2着/1人
▲オーソリティ3着/3人
△オーロアドーネ5着/6人


★傾向分析★
2015年 タイム 2’01”8 (稍重) 1FAve=12.18 3FAve=36.54
テン36.2-中盤49.2(3F換算36.90)-上がり36.4 『一貫』
1着サトノクラウン・・・Marju×Rossini=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔20-c〕 5-4
2着ブライトエンブレム・・・ネオユニヴァース×ウォーエンブレム=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-c〕 10-10
3着タガノエスプレッソ・・・ブラックタイド×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔9-f〕 7-8

2016年 タイム 1’59”9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97
テン34.3-中盤50.5(3F換算37.88)-上がり35.1 『前傾・中弛み』
1着マカヒキ・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔1-m〕 9-8
2着リオンディーズ・・・キングカメハメハ×スペシャルウィーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔16-a〕 4-2
3着エアスピネル・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-r〕 5-4

2017年 タイム 2’03”2 (良) 1FAve=12.32 3FAve=36.96
テン36.6-中盤51.6(3F換算38.70)-上がり35.0 『加速・中弛み』
1着カデナ・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔16-h〕 7-5
2着マイスタイル・・・ハーツクライ×フォーティナイナー=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔22-d〕 1-1
3着タンビュライト・・・ルーラーシップ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔16-a〕 5-5

2018年 タイム 2’01”0 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン36.0-中盤50.7(3F換算38.03)-上がり34.3 『加速・中弛み』
1着ダノンプレミアム・・・ディープインパクト×Intikhab=ディープインパクト×ロベルト 〔1-s〕 2-2
2着ワグネリアン・・・ディープインパクト×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔4-r〕 5-4
3着ジャンダルム・・・Kitten's Joy×Sunday Silence=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔22-d〕 3-3

2019年 タイム 2’03”3 (重) 1FAve=12.33 3FAve=36.99
テン36.9-中盤49.4(3F換算37.05)-上がり37.0 『一貫』
1着メイショウテンゲン・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔3-d〕 4-5
2着シュヴァルツリーゼ・・・ハーツクライ×Monsun=サンデーサイレンス×スターリング 〔28〕 9-7
3着ブレイキングドーン・・・ヴィクトワールピサ×ホワイトマズル=サンデーサイレンス×リファール 〔1-l〕 8-7

 流れは、過去5年のうち3年で共通している中盤が弛む『中弛み』が流れの基本。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

 しかし好走馬の位置取りを考えると先行・差しが多いことがわかる。逃げ・追込は厳しい傾向。
テン→上がりで速くなる『加速』の流れの時には、(ラップ差が大きければ大きいほど)先行した馬が好走。
テン→上がりと遅くなる『前傾』の流れの時には、差しが決まる。
オプションとしての流れ(『加速』か『前傾』)で、好走できる位置取りがあると考える。

 血統の傾向は、サンデーサイレンス系のための重賞という感じです。特に大系統ターントゥ系×大系統ノーザンダンサー系が好走馬が多い。近年は、ディープインパクト産駒が好走が多いです。
 ロベルト系やグレイソヴリン系など、欧州スタミナ型血統もポイントになっているようで、この時期の中山芝コースがスタミナも問われるということだと思います。

 牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔9〕の牝系が複数好走馬を輩出しています。
No.〔1〕や〔9〕の牝系は、仕上がりの早い完成度の高さが活きるものと思います。
No.〔4〕の牝系は、スタミナの要素が問われる中山芝コースの馬場に合い、この時期成長がほかの牝系に追いつくことが好走要因なのでは?と考えます。

 また好走している馬はすでにオープンや重賞実績のある馬がほとんど。特に1着馬になる馬は前走で1着の馬が多い(=00年以降例外は02年のバランスオブゲーム、11年サダムパテック、12年コスモオオゾラ、19年メイショウテンゲン:ただし朝日杯4着や重賞勝ちの実績はあり、重賞でもある程度好走していた馬でないと厳しいということか?、メイショウテンゲンは傾向には合致していないが重馬場だったことが例外となった理由か?)。勢いと実績のレースということと考えます。

 ステップの傾向は、前走朝日杯FS好走馬はここでもよく好走する(=03年1着エイシンチャンプ、04年2着メイショウボーラー、05年3着マイネルレコルト、07年3着ドリームジャーニー、10年2着エイシンアポロン、13年3着コディーノ、16年2着リオンディーズ、16年3着エアスピネル、18年1着ダノンプレミアムなど)。これは皐月賞は厳しい流れになりやすいが、弥生賞は中盤弛むためマイラーでも好走できるということ。特にマイラーの先行馬が好走多いように感じます。
 また同コース・同距離の重賞の京成杯好走馬も好走しやすいように思います(=01年ボーンキング、02年ローマンエンパイア、05年2着アドマイヤジャパン、08年1着マイネルチャールズ、11年3着デボネア、14年3着アデイインザライフなど)。14年より、ホープフルSが中山芝2000m重賞として格上げされているので、ホープフルS好走馬も期待できるのでは?と考える。18年3着ジャンダルムが好走。

 また内枠の馬の好走が多い傾向。外枠は先行できる馬の方が良いですが、やや割引は必要かも。

★予想★
弥生賞のポイントは、
①『中弛み』が基本の流れ。4コーナー5番手以内に好走馬が多い。
②内枠の先行馬の好走が多い。
③サンデーサイレンス系が中心。欧州型スタミナ血統の要素があると好走しやすい。
④ダート型の持続適性に優れた血統にも注意が必要。
⑤オープンや重賞好走実績のある馬か、近走好調な馬。重賞好走実績は要注目。
⑥京成杯上位好走馬は好走が多い。
⑦札幌2歳S好走馬にも注目。
⑧No.〔4〕〔9〕の牝系の好走が多い。

◎サトノフラッグ・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7〕
 前走3歳1勝クラス1着(=中山芝2000m)。中山芝コースは(1-0-0-0)、芝2000m戦は(2-0-0-1)。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Not For Saleはグレイソヴリン系で、詳細は不明。
 No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。

◯ワーケア・・・ハーツクライ×Oratorio=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔不明〕
 前走ホープフルS3着(=中山芝2000m:0.5秒差)。中山芝コースは(0-0-1-0)、芝2000m戦は(0-0-1-0)。
 ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Oratorioはダンチヒ系で、1400m〜1600m向きの芝向き血統だが、気性が悪く、人気でもあてにならず、一方、人気薄で突っ込む穴タイプが多い狂気の血統。
 牝系については不明。

▲オーソリティ・・・オルフェーヴル×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔16-a〕
 前走ホープフルS5着(=中山芝2000m:0.8秒差)。中山芝コースは(1-0-0-1)、芝2000m戦は(1-0-0-1)。
 オルフェーヴル産駒はサンデーサイレンス系で、ステイゴールド産駒よりもより長めの中長距離向きで、やや奥手な印象。なのでまだ特徴が少ないので、ステイゴールドの特性を参考に、ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

△オーロアドーネ・・・エピファネイア×アグネスタキオン=ロベルト×サンデーサイレンス 〔2-d〕
 前走新馬戦1着(=東京芝1600m)。中山芝コースは初で、芝2000m戦は初。
 エピファネイア産駒はロベルト系で、父のシンボリクリスエス産駒も一流マイラーが出たように、1600m型と2400m型の代表馬を排出するのがこの父系の特徴。朝日杯FSを勝つ産駒が出ても驚けない。母父アグネスタキオンは、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。


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