金鯱賞2020予想
先行できる中長距離馬が安定

あみー
14期 予想歴12年

◎サートゥルナーリア
  1着/1人気

○ラストドラフト5着/3人
▲ロードマイウェイ10着/2人
×ギベオン
×サトノガーネット


金鯱賞はコース形状などから前半緩く→後半ミドルスパートになりやすく、前付けした全体的なスピード上位の中距離~中長距離馬の期待値が高い重賞。
 金鯱賞2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


◎サートゥルナーリア、▲ロードマイウェイ、○ラストドラフト、ニシノデイジー、ギベオン、サトノガーネット、[不出走]ユーキャンスマイルまで追加(3/8 19:39)



結果から考える狙い方「金鯱賞+中日新聞杯」
[期待値:E-(甘め)~F(甘め)?]=中日新聞杯は中盤が緩みやすく、展開の幅広さ特注

 ○~▲+:前付けした全体的なスピード上位の中距離~中長距離馬
   → 先行力:F~F-? 底力(=ハイペース耐性):D~E? キレ:F~F(甘め)? 持続力:D~E?
   (期待値は「先行力≒持続力 ≧ キレ」?
     → 平均的な展開×時計レベル=前半緩く→後半ミドル~ロングスパート×少早?
       逃げ馬の勝率低い。上がりの早さが水準以上のため?
    注目血統:プラスαに米国型Northern Dancer系、Nasrullah系。
    優秀な中長距離馬は「緩い前半で前付け→中盤から加速して上がりまでしぶとく伸びる」
    中団後方以降になった場合、期待値ダウン。
     → 前半・特に2ブロックが緩くなりやすいため、位置取りの不利が大きくなりやすい)

 注:枠順の影響=不定
   (コース形状からは強い傾向がない? 内枠=コースロス小さい、外枠=加速しやすい)
 注:斤量差の影響=±小さい~普通?
   (キレ・急加速力の重要度やや低いため?
    中日新聞杯は中盤が緩みやすいため、影響度アップ)
 注:OP特別~準OP以上の「同コース or 他場の芝1800m」での好走歴の有無
   (≒追走スピードの衰えの有無。 好走歴があれば、底力を甘く評価可。
    函館芝1800mなど追走スピードを問われ難い条件での好走歴は除く)


 コース形状(テン~向正面中間・残り1100m付近までずっと上り、残り1100m付近から長い下り坂、下りながらスパイラルカーブの3・4角、直線の急坂は下り坂が直結&直線を向いての助走区間がわずか、急坂→ゴールまで上り続けるやや長い直線)などから前半緩く→後半ミドル~ロングスパートになりやすく、前付けした全体的なスピード上位の中距離~中長距離馬の期待値が高い重賞。
 阪神芝2000m・内よりキレ(=トップスピードと急加速力)の重要度が低いこと(阪神と比べて3角進入時に減速しにくく&急坂の負荷が高いため?)...などに注意。

珍しい展開:(検証先送り中)
17'中日新聞杯 勝ち馬:メートルダール
 後傾の中弛みラップ=この条件としてはスローペースかつ緩急の大きい展開。勝ち馬こそ重めの芝向きのSS系パワー・スタミナタイプも、2着馬にトップハンデかつ底力>キレタイプの中長距離馬が好走。



◎ サートゥルナーリア
短評:(金鯱賞2020 予想)
 底力優位でパワー・キレにも優れる中距離馬?
 ここでの不安は、ありません。
 有馬記念2019ではハイペースを差す競馬で2着。現役最強に成長していたリスグラシューにこそ5馬身差を付けられましたが、他の古馬を相手に最先着を果たし、底力(=ハイペース耐性・失速耐性)の高さを示しています。母系の重厚さ(母父:スペシャルウィーク×母母父:Sadler's Wells)のためか天皇賞(秋)2019のようにマイル指向のスピードを問われると苦しくなりますが、中京芝2000mはレース前半がほぼ上り坂で緩くなりやすいコース形状のため、この弱点が出ないと思われます。中山G1での好成績通り急坂の負荷が高いコースも歓迎でき、人気に見合う走りに期待できるのでは。断然人気で妙味が小さくとも最上位候補として評価したいです。
適性チェック:(未知数の大きさ&プラス修正に注意。 最終更新:19'有馬記念 55.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(後脚やや長い)、やや太い?角度普通(蹄はやや寝る)。直飛節気味。 標準~重めの芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重めの芝の2200m前後◎??(中長距離▲+?) 荒れ馬場○??道悪▲-?? ゲート:▲+~▲?? 先行力:F(甘め)~F-↑? 底力(=ハイペース耐性):D-↑? キレ:E? 持続力:E-? 総合力:D-↑?相当 母:シーザリオ(半兄:エピファネイア、リオンディーズ)



▲ ロードマイウェイ
短評:(金鯱賞2020 予想)
 ワンペース気味の全体的なスピード・末脚に優れる千八巧者?
 ここでの不安を強いて挙げるなら、急坂(による位置取りの悪化+末脚の鈍り)。
 やや頭の高い走りをするため急坂途中からのスタートでは前付けが難しくなり(阪神芝2000mはスタートから急坂まで少し距離あり)、さらに終いの急坂で末脚が鈍る心配まであります。とはいえ、クロスにトニービン 4x3があるなど重めの芝向きのロングスパート能力は中京芝2000mに向いていて、阪神芝2000mより急坂の負荷が高くなってもこなしてくる可能性も。人気でも相手候補上位として評価したいです。
適性チェック:(未知数の大きさ&プラス修正に注意。 最終更新:19'チャレンジC 54.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通、太い、角度普通。直飛節。 重い芝のマイル~中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重めの芝の1800m前後◎??(マイル○??) 荒れ馬場○??道悪▲+?? 先行力:E-(甘め。末脚に寄せて発揮可)?? 底力(=ハイペース耐性):E-?? キレ:F(甘め)?? 持続力:E-(甘め)?? 総合力:E-↑??相当 斤量少注(軽斤量で複数回優勝) 急坂:▲+??(やや頭高い≧パワー?) 祖母:レディミューズ、おば:シンメイフジ。3代母:シンコウラブリイ



○ ラストドラフト
短評:(金鯱賞2020 予想)
 やや持続力優位の総合力に優れる中距離馬?
 ここでの不安は、特にありません。
 3歳秋以降は成長を見せていて、3歳春までに見せた素質の高さ・やや持続力優位の総合力に成長を見せています。中京芝2000mと中山芝2200m・外での連続好走は金鯱賞向きの適性・能力と成長の証で、ノヴェリスト産駒の成長曲線に重なる成績も好意的に見たい要素です。2.0kgの斤量差があってもサートゥルナーリアを逆転するのは難しそうですが、相手候補筆頭として評価したいです。
適性チェック:(成長に注意。 最終更新:20'AJCC 55.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(後脚やや長い)、やや細い(骨・蹄はやや太い)、やや立ち~立ち。直飛節気味。 標準的な芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の中距離◎?? 荒れ馬場・道悪▲?? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E-?? キレ:E-(甘め)? 持続力:E-? 総合力:E?相当 斤量少注(やや小柄↑) 母:マルセリーナ(おじ:グランデッツァ)



ニシノデイジー
短評:(金鯱賞2020 予想)
 パワー・スピードに優れる中距離馬?
 ここでの不安は、成長の停滞+急坂。
 2歳時には高いパフォーマンスを発揮していましたが、3歳以降は成長が停滞気味。現在の総合力は3歳秋以降に成長した馬たちに追い越されている心配があります。さらに、頭のやや高い走りから急坂コースではパフォーマンスが低下している可能性まであります。一方で、芝1800m重賞2勝+母系のスピード色から距離短縮や中京芝2000m(=芝1800m寄りの追走スピードを生かしやすいコース形状)替わりがプラスになる可能性も残っていて、相手候補の1頭として評価しても。
適性チェック:(早熟? 最終更新:20'AJCC 55.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通、太さ普通~やや太い(蹄も同様)、角度普通。直飛節。 重めの芝のマイル~中距離向き、血統は中距離向き(??)で、重めの芝の1800m◎?(2000m○?) 荒れ馬場○??道悪▲+?? 先行力:G+?? 底力(=ハイペース耐性):E-(甘め)~F? キレ:F-? 持続力:F? 総合力:E-(甘め)?相当 急坂:▲+?(やや頭高い)



ギベオン☆
短評:(金鯱賞2020 予想)
 全体的なスピードに優れる千八巧者?
 ここでの不安は、芝2000mでの末脚不足。
 NHKマイルカップ2018でも好走したように、芝2000mでパフォーマンスが高まるのはマイル寄りのスピードを生かせるとき(≒ハイペースなどの高速決着)で、道中のどこかでペースが緩めばパフォーマンスが低下すると思われます。優勝した中日新聞杯2018は上り坂にあたる2ブロック3Fが極端に早いという特殊な流れ・ハイペースで、別定戦×少頭数でペースが落ち着けば再現は難しいはず。連を外すシーンを前提に考えたいです。
適性チェック:(最終更新:20'中山金杯 57.5kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(後脚長い)、やや太い、角度普通~やや立ち。直飛節。 重めの芝の中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重めの芝の1800m◎??(マイル○? 2000m▲?? 2200m△?) 荒れ馬場○??道悪▲+?? 先行力:F(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E? キレ:F? 持続力:E-? 総合力:E(甘め)??相当



サトノガーネット(54.0kg・前走比-1.0kg/かなり小柄+軽斤量で複数回優勝)
短評:(金鯱賞2020 予想)
 ややキレ優位の末脚に優れる中長距離~中距離馬?
 ここでの不安は、先行力不足による前後・内外の不利。
 二桁番手から追い込む競馬を続けている通り先行力の裏付けは弱く、さらに、芝2400mからの距離短縮では中団より前の位置を確保するのは難しいと思われます。中日新聞杯2019のように緩急の大きい展開で斤量差の利が大きくなれば不安が軽減されますが、頭数減と斤量増がマイナス要素。相手まで強化される今回は厳しいレースになるのでは。
適性チェック:(プラス修正に注意。 最終更新:20'日経新春杯 55.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い(胴は長さ普通)、太さ普通~やや細い、やや立ち。直飛節。 標準的な芝の中距離~中長距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の2200m前後◎?? 荒れ馬場・道悪▲?? 先行力:G+? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)?? キレ:E-?? 持続力:E-(甘め)?? 総合力:E(甘め)??相当 斤量特注(かなり小柄+軽斤量で複数回優勝)



[不出走] ユーキャンスマイル
短評:(金鯱賞2020 予想)
 底力・持続力に優れる中長距離馬?
 ここでの不安は、距離の短さ(≒前後・内外の不利+トップスピード不足)。
 長距離重賞→中長距離+新潟芝2000m・外(=終いの直線が全10場でダントツに長く、持続力優位の末脚を生かせる)の順に好走~善戦しているように、前走までの走りから推測されるベスト条件は「持続力優位の末脚を生かせる中長距離」。中京芝2000mでは先行力不足から前後・内外の不利が大きくなり、終いまでバテずに伸びてもトップスピード不足も響いてしまうと思われます。さらに、急坂の負荷が高い条件も久しぶりで、高速決着に対応できるスピードがパワー不足に繫がる心配まであります。実力の高さを評価しつつも、連を外すシーンを前提に考えて妙味を追いたいです。
適性チェック:(プラス修正に注意。 最終更新:19'JC 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い?やや太い?やや寝る?直飛節?? 重めの芝の中長距離◎??(中距離○-↑?? 長距離▲+↓??) 荒れ馬場○??道悪△?? 先行力:F(甘め)~F-? 底力(=ハイペース耐性):D-↑?? キレ:E-?? 持続力:D-(甘め↑)?? 総合力:D-↑??相当 母:ムードインディゴ


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