阪神大賞典2020予想
阪神大賞典 菊花賞好走馬を信頼。

軍神マルス
08期 予想歴22年

◎キセキ
  7着/1人気

○ユーキャンスマイル1着/2人
▲ボスジラ8着/3人
△タイセイトレイル6着/7人


★傾向分析★
3000mなので5Fずつに分けて考えています。

2015年 タイム3’05”9 (良) 1FAve=12.39 5FAve=61.97
テン60.4-中盤65.0-上がり60.5 『中弛み』
1着ゴールドシップ・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-h〕 3-2
2着デニムアンドルビー・・・ディープインパクト×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔9-f〕 5-5
3着ラストインパクト・・・ディープインパクト×ティンバーカントリー=ディープインパクト×ミスプロ 〔13-a〕 8-7

2016年 タイム 3’05”8 (良) 1FAve=12.39 5FAve=61.93
テン61.6-中盤64.4-上がり59.8 『加速・中弛み』
1着シュヴァルグラン・・・ハーツクライ×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12-c〕 7-4
2着タンタアレグリア・・・ゼンノロブロイ×Stuka=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔16-e〕 5-4
3着アドマイヤデウス・・・アドマイヤドン×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔1-l〕 3-4

2017年 タイム 3’02”6 (良) 1FAve=12.17 5FAve=60.87
テン61.5-中盤60.4-上がり60.7 『裏「へ」』
1着サトノダイヤモンド・・・ディープインパクト×Orpen=ディープインパクト×ダンチヒ 〔不明〕 8-4
2着シュヴァルグラン・・・ハーツクライ×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12-c〕 5-2
3着トーセンバジル・・・ハービンジャー×フジキセキ=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔9-a〕 9-7

2018年 タイム 3’03”6 (良) 1FAve=12.24 5FAve=61.20
テン60.1-中盤63.3-上がり60.2 『中弛み』
1着レインボーライン・・・ステイゴールド×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔19〕 8-4
2着サトノクロニクル・・・ハーツクライ×Intikhab=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-c〕 7-4
3着クリンチャー・・・ディープスカイ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-k〕 3-3

2019年 タイム 3’06”5 (稍重) 1FAve=12.43 5FAve=62.17
テン59.3-中盤63.6上がり63.6 『前傾・一貫』
1着シャケトラ・・・マンハッタンカフェ×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔4-r〕 2-2
2着カフジプリンス・・・ハーツクライ×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4〕 4-3
3着ロードヴァンドール・・・ダイワメジャー×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔22〕 1-1

 長距離重賞のためか、『中弛み』の流れが多い。中盤弛むことで距離適性をカバーするような流れになりやすい傾向と考える。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
 展開上前につけた馬しか勝負にならない傾向が強く(=特に4コーナー3番手以内)、後方に位置する馬は差し届かずの傾向。

 血統の傾向は、菊花賞と同じ距離ということもあり自身が菊花賞好走馬か、菊花賞や天皇賞春好走血統が顕著に強い傾向です。サッカーボーイやジャングルポケット、ダンスインザダーク、エルコンドルパサー、ステイゴールド、ハーツクライなど近年の菊花賞好走馬の血統と思います。
 また母父サドラーズウェルズやロベルト系の好走が多く、欧州スタミナ型血統に向く傾向。

 また人気馬が異常に強い重賞です。前に展開しそうな人気馬は崩れにくいと考えます。

★予想★
阪神大賞典のポイントは、
①長距離重賞のため、ペースは弛みやすく『加速』や『中弛み』の流れになりやすい。
②前につけた馬の好走が多く、4コーナー3番手以内 の馬の好走が多い(=マラソンをイメージすると上位は先行集団に多い)。また先行することで内内を回ることが可能と思われ、距離ロスも少なくできるメリットがあると思われる。差し馬は、捲って好走歴のある馬なら好走可能。
③菊花賞好走血統、または天皇賞春好走血統。トニービン系は特注。
④自身が菊花賞好走や天皇賞春好走馬は、好走率が高く軸に最適。
⑤人気馬が異常に強いレース。
⑥昨年秋シーズンのGⅠ上位好走馬に注意。

◎キセキ・・・ルーラーシップ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔22-b〕
 前走有馬記念5着(=中山芝2500m:1.1秒差)。阪神芝コースは(1-2-2-1)、芝3000m戦は(1-0-0-0)。
 ルーラーシップ産駒はキングマンボ系で、距離適性はキングカメハメハ産駒よりは適距離はやや長めで、芝1800m以上で本領を発揮し、ステイヤー型。忙しい距離には向かず、芝1400~1600mの1番人気は大不振で、消しどころ。牝馬ならそのうち上級マイラーも出るだろうが、基本的に忙しい競馬や、高速馬場の人気馬はアテにならない。逆に言えば、芝1600mで強い勝ち方のできる馬は注目の価値あり。父キングカメハメハよりも母父トニービンの影響を強く感じさせ、いい脚を長く使えるのが最大の長所。ロングスパート勝負に強い反面、一瞬の脚の勝負には脆い。重賞の3着の多さも特徴で、末脚の鋭さはいまいち。相手が強くても弱くても3着という、長所なのか、短所なのか。上がりの速くない芝2000m重賞も合う。キングカメハメハ産駒が、芝・ダート問わず、短距離~長距離まで活躍馬を出しているように、同様に万能性があり、バラエティに富む。コースは現状、京都芝、中山芝の連対率が高いが、それより展開を重視するべき。スローで不発だった差し馬を、長い直線替わりや、外伸び馬場で狙い撃ち。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
 No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れに向く。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

◯ユーキャンスマイル・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-l〕
 前走JC5着(=東京芝2400m:0.7秒差)。阪神芝コースは(0-1-0-1)、芝3000m戦は(0-0-1-0)。
 キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。母父ダンスインザダークはスタミナ型サンデーサイレンス系で、大物を輩出するしスタミナ抜群なのだが器用さに欠け、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を使う一方で、トップギアまでに時間がかかり瞬時に反応できないという弱点を併せ持つ。また条件戦では手間取るも能力が引き出される格上挑戦は好走のプラス要因となる。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。

▲ボスジラ・・・ディープインパクト×Mr. Greeley=ディープインパクト×ミスプロ 〔2-r〕
 前走早春S1着(=東京芝2400m)。阪神芝コースは初で、芝3000m戦も初。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Mr.Greeleyはミスプロ系で、スピードに任せて先行するか、揉まれずに外々を走らせると強いが、そんな甘っちょろい競馬はそうそうできず、相手関係や展開を必ずチェックする必要がある。仕上がりは早く、ベストは芝のマイル。古馬はローカルが良い。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。

△タイセイトレイル・・・ハーツクライ×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-d〕
 前走ダイヤモンドS5着(=東京芝3400m:1.3秒差)。阪神芝コースは(1-0-0-3)、芝3000m戦は初。
 ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
 No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。


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