08期 予想歴12年
◎アパパネ
2着/1人気
○ベストクルーズ9着/4人
▲ワイルドラズベリー7着/3人
★傾向分析★
2007年 タイム 1'33"7 (良) 1FAve=11.71 3FAve=35.14
テン35.4-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり33.9 『加速・中弛み』
1着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド 〔3-l〕 ５－５
2着ダイワスカーレット・・・アグネスタキオン×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 １－１
3着レインダンス・・・ダンスインザダーク×Bob Back=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-s〕 ７－７
2008年 タイム 1'35"8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.93
テン36.1-中盤25.2(3F換算37.80)-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着エアパスカル・・・ウォーエンブレム×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 １－１
2着トールポピー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔1-p〕 ６－５
3着オディール・・・クロフネ×Darshaan=ヴァイスリージェント×ネヴァーベンド 〔20〕 １３－１１
2009年 タイム 1'36"5 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.19
テン36.0-中盤25.3(3F換算37.95)-上がり35.2 『加速・中弛み』
1着ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 １３－７
2着サクラミモザ・・・ティンバーカントリー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔16-a〕 １－１
3着ルージュバンブー・・・マリエンバード×サンデーサイレンス=ニジンスキー×サンデーサイレンス 〔9-f〕 ８－７
阪神外回りコースへと変更されてから07年・08年・09年の過去3年を分析すると、3年とも『加速・中弛み』の流れ。『加速』も『中弛み』も逃げが最も有利な流れで、07年2着ダイワスカーレット・08年1着エアパスカル・09年2着サクラミモザと3年連続して好走している事実がある。また3年の好走馬の位置取りは、4コーナー7番手以内の馬が多く、ある程度前にて勝負できる馬を狙うべし。それから東京芝2400ｍで好走できる馬(=07年1着ウォッカは07年ダービー1着、08年2着トールポピーは08年オークス1着、09年1着ブエナビスタは09年オークス1着)、または秋華賞好走可能な馬(=07年3着レインダンスは07年秋華賞2着、08年1着エアパスカルは08年秋華賞1着、09年1着ブエナビスタは09年秋華賞2着)も相性良し。
血統の傾向は、アグネスタキオンや母父サンデーサイレンスが好走していることから、キレが武器のサンデーサイレンス系が得意と考えます。
ロベルト系やグレイソヴリン系が好走していることから、欧州スタミナ型の要素も必要なのでは？と考えます。前述の東京芝2400mＧⅠ好走血統(=ダービー・オークス好走血統)や秋華賞好走血統にも要注目。
牝系の傾向は、過去3年ではNo.〔1〕〔9〕〔16〕の牝系が複数好走馬を輩出。
特に注目はNo.〔9-f〕で、2頭の好走馬を輩出(=08年1着エアパスカル、09年3着ルージュバンブー)。
ステップの傾向は、阪神ＪＦ1着馬は連をはずさない傾向(=07年1着ウオッカ、08年2着トールポピー、09年1着ブエナビスタ)。同じコースの阪神ＪＦからまだ3ヶ月しか経っていないので、阪神ＪＦを勝つほどの完成度の高さと能力がアドバンテージとして活きやすく好走しやすいのでは？と考えます。
★予想★
流れは『加速・中弛み』を想定。展開的に前にてうまく立ち回るタイプを中心に考えています。雨の影響もあると考え、やや重か重馬場までを想定。
◎アパパネ・・・キングカメハメハ×Salt Lake=ミスプロ×ヴァイスリージェント 〔9-f〕
前走阪神ＪＦ1着(=阪神芝1600m)。阪神ＪＦ1着馬はこのレースでは崩れない傾向があり、この点からも今回の中心馬と考える。キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性と考える。母父Salt Lakeはヴァイスリージェント系で仕上がりが早く、2～3歳の時期なら重賞でも勝負になる。現時点では完成度は高く、成長力にも期待でき、仕上がりの早さから休む明けでの好走も可能と考える。大外枠なので積極的に先行することを期待する。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコース鬼門だが、広いコースは好走が多く阪神コースでも好走するので牝馬クラシック向き。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。
○ベストクルーズ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕
前走阪神ＪＦ3着(=阪神芝1600m：0.2秒差)。クロフネ産駒はヴァイスリージェント系。ヴァイスリージェント系は、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなり、距離適性も幅広い。また不良馬場などでも好走可能なパワータイプで、馬場の悪化にも対応可能。母父サンデーサイレンスでこちらも勢いと鮮度が重要。父×母父ともに鮮度と勢いが重要から、休み明けの鮮度の高さと前走ＧⅠ3着好走の勢いならば好走可能と考える。
No.〔12〕の牝系は、比較的タフな流れに強く厳しい流れで本領発揮のタイプが多い。分枝記号なしなので、産駒ごとに得手不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプ。
▲ワイルドラズベリー・・・ファルブラヴ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔3-o〕
前走紅梅Ｓ1着(=京都芝1400m)。ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系のフェアリーキング系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケット、ワンカラットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬の場合は仕上がり早のマイラータイプ。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いと鮮度が重要。重賞初挑戦はプラス要因で、しかも前走オープン1着ならば買い条件。好走に期待する。
No.〔3〕の牝系は、クラシック春シーズンに強く成長力に富む牝系。分枝記号oは、時計のかかる馬場や上がりのかかる展開で能力を発揮し、急坂に弱い傾向。シーズンオフも得意。
△エーシンリターンズ・・・キングカメハメハ×キャロルハウス=ミスプロ×ターントゥ 〔8-c〕
前走エルフィンＳ1着(=京都芝1600m)。キングカメハメハ産駒なので、アパパネと同じ。キングマンボ系は道悪も得意で、馬場の悪化もプラス要因になる。雨のキングマンボに期待して、ワンツーフィニッシュもありと考える。母父キャロルハウスはサーゲイロード系で、丈夫で長持ちし、高齢まで力が衰えない特性がある。一定のペースで先行するとゴールまで粘るスタミナがあり、平坦巧者でもある。
No.〔8〕の牝系は、古馬で真価を発揮するタイプが多い。3歳春シーズンも好走は可能だが、桜花賞とは相性はあまり良くなく、オークスや秋華賞とは相性が良い。この点からはこのレース向きと考える。分枝記号cから、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
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