レパードS2020予想
レパードS ジャパンDD上位馬を信頼。

軍神マルス
08期 予想歴22年

◎ミヤジコクオウ
  2着/2人気

○デュードヴァン4着/1人
▲ライトウォーリア12着/4人
△バンクオブクラウズ14着/10人


★傾向分析★
2015年 タイム 1’51”9 (良) 1FAve=12.43 3FAve=37.30
テン35.7-中盤38.3-上がり37.9 『前傾・中弛み』
1着クロスクリーガー・・・アドマイヤオーラ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔22-b〕 2-2
2着ダノンリバティ・・・キングカメハメハ×エリシオ=キングマンボ×ノーザンダンサー 〔4-d〕 4-4
3着タマノブリュネット・・・ディープスカイ×ジェイドロバリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-l〕 12-11

2016年 タイム 1’50”6 (良) 1FAve=12.29 3FAve=36.87
テン35.6-中盤37.7-上がり37.3 『前傾・中弛み』
1着グレンツェント・・・ネオユニヴァース×Kingmambo=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔25〕 4-4
2着ケイティブレイブ・・・アドマイヤマックス×サクラローレル=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔1-s〕 1-1
3着レガーロ・・・Bernardini×Lemon Drop Kid=エーピーインディ×キングマンボ 〔8-h〕 9-7

2017年 タイム 1’52”9 (良) 1FAve=12.54 3FAve=37.63
テン36.1-中盤38.4-上がり38.4 『前傾・中弛み』
1着ローズプリンスダム・・・ロージズインメイ×シンボリクリスエス=ヘイロー×ロベルト 〔10-a〕 5-7
2着サルサディオーネ・・・ゴールドアリュール×リンドシェイバー=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔17-b〕 1-1
3着エピカリス・・・ゴールドアリュール×カーネギー=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔9-e〕 5-4

2018年 タイム 1’52”0 (良) 1FAve=12.44 3FAve=37.33
テン36.6-中盤37.6-上がり37.8 『前傾』
1着グリム・・・ゼンノロブロイ×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔17-b〕 1-1
2着ヒラボクラターシュ・・・キンシャサノキセキ×ワイルドラッシュ=サンデーサイレンス×二アークティック 〔4-r〕 6-5
3着ビッグスモーキー・・・キングカメハメハ×Smoke Glacken=キングマンボ×ミスプロ 〔1-s〕 3-3

2019年 タイム 1’51”3 (良) 1FAve=12.36 3FAve=37.10
テン34.6-中盤38.1-上がり38.6 『前傾・中弛み』
1着ハヤヤッコ・・・キングカメハメハ×クロフネ=キングマンボ×ヴァイスリージェント 〔2-w〕 11-9
2着デルマルーヴル・・・パイロ×コマンズ=エーピーインディ×ダンチヒ 〔13〕 3-2
3着トイガー・・・へニーヒューズ×フォーティナイナー=ストームバード×フォーティナイナー 〔4-m〕 7-9

 流れは18年が『前傾』、15年・16年・17年・19年は『前傾・中弛み』、過去5年で共通しているのは『前傾』の流れ。展開的には逃げ・先行に厳しいはずの流れだが、好走馬は先行し押し切るようなタイプの好走が多く、ダート特有の厳しい流れを前で踏ん張れるタイプが向いていると考える。

 血統の傾向は、ダートの上位種牡馬のフジキセキ、ワイルドラッシュ、シンボリクリスエス、ネオユニヴァース、キングカメハメハなどが好走。ヴァイスリージェント系(=クロフネやフレンチデピュティなど)が好走し、相性は良い。ダートの上位種牡馬はそのまま評価してよいと考える。その上で、芝GⅠ好走馬も輩出している種牡馬も好走しやすいと考える。これは新潟ダートコースが、スピード適性を要求されやすいコースということが原因と考える。

 ステップの傾向は、ジャパンDD上位馬(=大井D2000m)も多数好走していて、実績はそのまま評価できると考える。

★予想★
レパードSのポイントは、
①『前傾』の流れが基本。それでも前につけた馬の好走が多く、4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。ダート適性がやはり問われるものと考える。
②ヴァイスリージェント系、エーピーインディ系には注目。前走好走しているなら特注。
③ジャパンDD組は中央ダートで底を見せていない馬。ただし古馬混合1000万条件戦好走歴やダート重賞好走歴があるなら割り引く必要はなし。
④古馬混合1000万条件戦好走馬(=特にD1800m)は要注目。D1800m好走実績及び左回りDコース好走実績の高い馬をより評価すべし。
⑤No.〔4〕の牝系は特注。

◎ミヤジコクオウ・・・ヴィクトワールピサ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕
 前走ジャパンDD5着(=大井D2000m:2.1秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-1-1-0)。
 ヴィクトワールピサ産駒はサンデーサイレンス系で、ネオユニヴァース産駒同様にややパワー寄りの中長距離型で、速い上がりも繰り出せるタイプ。ネオユニヴァース産駒は「レースにに使えば使うほど気性が難しくなる」と言われ、活躍時期の早さも特徴。同じような傾向が出るかもしれない点は注意が必要。ダートも走り、時計のかかる馬場は合うはず。母父ブライアンズタイムはロベルト系で、タフな展開や目一杯に仕上げられた時にMAXの能力を発揮するスパルタ型。休み明けよりも叩いてこそのタイプが多い。またロベルト系は緩い流れよりも厳しい流れに向き、ペースの緩まないマイル戦はプラス要因。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。

◯デュードヴァン・・・デクラレーションオブウォー×Tapit=ダンチヒ×エーピーインディ 〔13-b〕
 前走ユニコーンS2着(=東京D1600m:0.8秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦も初。
 デクラレーションオブウォー産駒はダンチヒ系で、2歳戦から走れる仕上がりの早さを有し、ダートをこなせることを抑えつつ、上級馬は芝のマイルを走れる芝ダート兼用馬。母父Tapitはエーピーインディ系で、2歳後半から3歳ステップ戦まで強いというのがエーピーインディ系の特性。日本では東京D1400&1600mに抜群の適性を示し、さらに脚抜きの良い馬場にでもなれば鬼に金棒。反面、スタミナもあるはずなのだが、案外とコーナー4つに中距離は手こずっている。芝は東京1600m、阪神1400mのワンターンの下級条件狙い。
 No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。

▲ライトウォーリア・・・マジェスティックウォリアー×ディープインパクト=エーピーインディ×ディープインパクト 〔19〕
 前走インディアT1着(=阪神D1800m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-0-0-1)。
 マジェスティックウォリアー産駒はエーピーインディ系で、早熟でもなければ、短距離だけでもない血統。ダートのマイルから中距離を守備範囲とし、芝も小回りコースならこなす。また夏にも強いのがエーピーインディ系の特徴。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
 No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

△バンクオブクラウズ・・・ロージズインメイ×キングカメハメハ=ヘイロー×キングマンボ 〔1-k〕
 前走インディアT4着(=阪神D1800m:0.7秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-1-3)。
 ロージズインメイ産駒はヘイロー系で、本質は馬力型の持久力血統。芝・ダート兼用型だが、芝・ダートともに3着・4着が多く、尻を押したくなるようなジリ脚の馬が多く、瞬発力勝負では分が悪い。活躍距離はバラついているが、比較的芝1600~2000mにて穴の好走が多く、コーナー2つのコースよりも、中山芝2000mや小倉芝2000mなどコーナー4つのコース方が向いている。母父の特性を引き出しやすいのも特徴の一つ。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号kは、かなり時計の掛かる馬場でのみ力を発揮する。冬場のダートや最終週の重馬場等が合う。気性が激しく、時計のかかる消耗戦に活路がある。


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