富士ステークス2020予想
主流血統の「キレ+持続力」勝負

あみー
14期 予想歴12年

◎シーズンズギフト
  12着/7人気

▲ヴァンドギャルド1着/5人
×スマイルカナ
×ラウダシオン


富士ステークスはコース形状などから緩急が小さい流れのミドルスパートになりやすく、好位から上位の上がりを使える馬の期待値が高い重賞。
 富士ステークス2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


スマイルカナ、サトノアーサー、ラウダシオン、ペルシアンナイト、タイセイビジョン、○+シーズンズギフト、ワーケアまで追加(10/18 19:35)



結果から考える狙い方「富士ステークス2020」
[期待値:F(甘め)~F-?]=概算中

 ▲:好位から上位の上がりを使える馬
   → 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性)・キレ・持続力:E↑?(2つ以上)
   (≒ 重賞実績上位馬、前走G2以上出走馬が強い。
     → 底力は芝1400m・古馬OP以上の連対歴≒追走スピードの裏付けで甘めに評価可。
    期待値は「キレ≧持続力 > 先行力」?
     → 偏った末脚・能力・位置取りでは期待値ダウン。
    注目血統:SS系スタミナ型、Kingmambo系。(エピファネイア?)
     → 芝中距離向きの末脚に優れる主流血統の期待値が高い)

 注:枠順の影響=不定
   (開催週の馬場傾向、伸びどころ、時計レベルを重視すること)
 注:斤量差の影響=普通?
   (57kg以上の馬の期待値が良好)


 コース形状(テン2Fが下り坂→丘を上る、2ブロック2Fは下りながら3角へ、3ブロック2Fは3・4角中間付近の緩い上りから直線の上りまで、上がり2Fは直線上り坂→残り300mほどはほぼ平坦)などから緩急が小さい流れのミドルスパートになりやすく、好位から上位の上がりを使える馬の期待値が高い重賞。



スマイルカナ(52.0kg/逃げ馬+非常に小柄)
短評:(富士ステークス2020 予想)
 軽快なスピードに優れるマイラー?
 ここでの不安は、末脚不足。
 母系の米国色の強さ通り軽快なスピードを見せますが、末脚の裏付けは非常に弱いまま。おじ:エイシンヒカリも終いの直線が長い根幹距離では相対的なパフォーマンスが低く、米国型の母父:Distorted Humor(=その父:Forty Niner(米)×母父:Danzig)を挟んだスマイルカナに末脚の上積みを求めるのは難しいと思われます。
 当日の東京芝が高速馬場かつ前・内有利の傾向が強ければ、末脚不足を軽減できますが、人気なら期待値は低そうです。逆転候補を探したいです。
適性チェック:(早熟? 誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'京成杯AH 52.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通~少し短い?細い、角度普通~少し立ち?標準飛節。 軽い芝のマイル前後向き(?)、血統は短~マイル向き(?)で、軽い芝のマイル◎? 荒れ馬場△?道悪▲+?(レース内容から道悪適性にプラス修正) 先行力:E-? 底力(=ハイペース耐性):E-? キレ:F(甘め)? 持続力:-(不明。低い?) 総合力:E-?相当 斤量特注(逃げ馬+非常に小柄。420kg×12%=50.4kg)
 祖母:キャタリナ(おじ:エイシンヒカリ、エーシンピーシー、おば:エイシンティンクル)



サトノアーサー
短評:(関屋記念2020 回顧)
 前後かなり有利、少し時計の掛かる馬場×展開と適性(能力-距離)が一致? 雨の影響が残る馬場(=内外フラットかつ標準~末脚も重要な重めの芝)×額面のスピードを問う&上がりに失速する一貫ラップを期せずして後方からの競馬になったことで、前後の利が大きくなり、芝1800m向きかつやや持続力優位の末脚を発揮できたと思われます。ただ、レースレベルが例年を大きく下回っていて、マイル重賞では主にレース前半のスピード不足から、毎日王冠2020ではキレ(=トップスピードと急加速力)不足から厳しいレースになりそう。
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'関屋記念 56.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い、太さ普通、角度普通(蹄は寝る)。直飛節気味? 標準的な芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)+やや行きたがる気性で、標準的な芝の1800m◎?(マイル○? 2000m▲?) 荒れ馬場・道悪▲-? 先行力:F(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:E-(甘め)? 持続力:E-? 総合力:E(甘め)?相当
 母:King's Rose(新)=ニュージーランド3歳牝馬チャンピオン



ラウダシオン(56.0kg)
短評:(富士ステークス2020 予想)
 全体的なスピードに優れる千四巧者~千五巧者?
 ここでの不安は、マイルでの末脚不足。
 血統(父:リアルインパクト×母父:Songandaprayer×母母父:Cat Thief)のイメージ通り米国型の影響を感じる優れたスピードを見せていますが、レース後半の能力・末脚の裏付けは弱いまま。NHKマイルカップ2020のような「末脚が効き難い高速馬場」などでないと、末脚上位馬に飲み込まれるリスクが高いと思われます。厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(未知数の大きさ&プラス修正に注意。 最終更新:20'NHKマイルC 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや短い、やや太い、角度普通(蹄はやや寝る)。標準飛節? 重めの芝のマイル以下向き、血統は短~マイル向き(?)で、標準~重めの芝の1400m~1500m◎?(マイル▲+? 1200m▲-? レース内容から芝質の幅を広く修正) 荒れ馬場▲+?道悪▲-? ゲート:▲-? 先行力:E-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E-(甘め)? キレ:F-? 持続力:F(甘め)? 総合力:E-(甘め)?相当 おば:スナッチマインド



ペルシアンナイト(57.0kg)
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'札幌記念 57.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(後脚長さ普通~やや長い)、太さ普通、角度普通。標準飛節? 標準的な芝のマイル~中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の1700m前後◎?(2000m▲+?) 荒れ馬場・道悪▲-?(レース内容から荒れ馬場・道悪にマイナス修正) 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):E↓? キレ:E-(甘め)↓? 持続力:E(甘め↓)? 総合力:E↓?相当 マイルの急坂:▲+?(レース内容から)
 祖母:Nikiya(米)(おじ:ゴールドアリュール、ゴールスキー。 いとこ:ソロル☆)



タイセイビジョン
短評:(富士ステークス2020 予想メモ)
 やや持続力優位の末脚に優れるマイラー?
 反主流血統(父:Turtle Bowl(愛)×母父:スペシャルウィーク×母母父:エルコンドルパサー。 母:ソムニア=09'函館2歳S 3着)。
適性チェック:(父は晩成気味×母は早熟。プラス修正に注意。 最終更新:20'NHKマイルC 57.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(胴は少し短い?)、やや太い~太さ普通、立ち。直飛節気味。 重め~標準的な芝のマイル前後向き、血統は中距離向き(??)で、重めの芝のマイル前後◎? 荒れ馬場・道悪▲+?(大跳びでマイナス修正) 先行力:G+? 底力(=ハイペース耐性):F? キレ:F-? 持続力:F(甘め)? 総合力:F?相当 急坂▲+??(やや頭高い)
 母:ソムニア=09'函館2歳S 3着



○+ シーズンズギフト(52.0kg・前走比-2.0kg)
短評:(富士ステークス2020 予想)
 気性の難しさと優れたスピード性能を持つマイラー?
 血統(父:エピファネイア×母父:ゼンノロブロイ×母母父:Zieten(米)。 5代内クロスにSS 4x3、Habitat 5x5ほか、スピード色が優位)+気性難からマイル×ハイペースで優れたパフォーマンス。前走:紫苑ステークス2020では馬群の外でも中でも我慢できていて、気性面の成長+関係者の努力が感じられます。
 追走の不安がさらに軽減されるマイル+上り坂の負荷が減るなら、ニュージーランドトロフィー2020(=例年や2勝クラスを少し上回る高レベル)よりグッと成長した主流血統の末脚を発揮しても不思議ありません。
適性チェック:(誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'紫苑S 54.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(前脚少し短い?)、太さ普通、角度普通(蹄は寝る)。直飛節気味?
 標準的な芝のマイル~1800m向き、血統はマイル~中距離向き(?)+気性難(少し改善)で、標準的な芝のマイル◎?(1800m○?) 荒れ馬場▲?道悪△? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):F+α? キレ:F(甘め)+α? 持続力:F+α? 総合力:F↑+α?相当 急坂:▲+?(やや頭高い)
 祖母:Seazun(愛)



ワーケア☆
短評:(新潟記念2020 予想)
 持続力・底力に優れる中長距離馬?
 ここでの不安は、上がり4Fのスピード不足。
 欧州色が強い血統(父:ハーツクライ×母父:Oratorio×母母父:Hernando(仏))通り、タフな馬場で持続力優位の末脚を生かす競馬で安定。新潟芝2000m外、新潟記念や新潟大賞典で重要になる上がり4Fの高速性能と全体的なスピードのバランスを示したレースがありません。3歳といえば、ブラストワンピースが新潟記念2018を優勝していますが、ブラストワンピースは父が欧州型ハービンジャーでも母系が「早熟かつパワー・短距離」血統+毎日杯2018を好時計で優勝するなどスピードの裏付けがありました。日本ダービー2020のスピード決着でパフォーマンスを落としたワーケアとはタイプが異なるのでは。厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(誤差&成長期の大幅なプラス修正に注意。 最終更新:20'日本ダービー 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い、やや太い(蹄もやや大きい)、角度普通。直飛節気味。 重め~重い芝の中距離~中長距離向き、血統は中距離以上向き(?)で、重めの芝の中長距離◎? 荒れ馬場○?道悪▲+? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):F? キレ:F-? 持続力:F? 総合力:F+α?相当
 母:Cherry Collect(愛)、半姉:ダノングレース。
 祖母:Holy Moon。おば:Sea of Class [愛]、Charity Line [愛]、Final Score [愛](その産駒・いとこ:ノーブルスコア)

新潟記念2020(36.8-38.1-22.7(34.1)-22.3(33.5) =1'59"9標準?) 極端な「スロー・中弛みからの高速ミドルスパート」×中伸び~外伸び(内の傷みが目立つ)かつ末脚も重要な重め~重い芝で、末脚の総合力上位馬が非常に有利。 レースレベルの判断が難しいこと、斤量差の影響が強くなったこと...などに注意。
レース後のコメント(ラジオNIKKEI)
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/post_21597.html
10着 ワーケア(C.ルメール騎手)
「道中はすごく良い感じでしたし、良いポジションでリラックスできました。手応えも良かったです。しかし、残念ながら直線で加速できませんでした。ずっと同じペースで、ペースアップできませんでした。どうしてか分かりません」


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