マイルCS2020予想
前残り馬場を想定し、トキオリアリティの血に注目

夏影
14期 予想歴37年

◎ラウダシオン
  15着/6人気

○レシステンシア8着/4人
▲インディチャンプ2着/3人
△アウィルアウェイ12着/14人
×グランアレグリア
×サリオス


「馬場読み」

土曜競馬の10R瀬戸内特別(2勝クラス)は、トウケイミラが4角6番手の位置取りから差し切った。
1.21.1の勝ち時計で1着、同馬の上がりは34.7。
父はトウケイヘイロー、母父はサクラバクシンオー。

開幕週に行われた道頓堀S(3勝クラス)は、33秒台の上がりを駆使した人気薄の2頭が1〜2着。
勝ち時計は1.20.7だった。
勝ったジョーアラビカは、ジョーカプチーノ×ダンスインザダーク。
2着のステイオンザトップはステイゴールド×インザウイングス。
内回りの短距離戦だったにも関わらず、共にヨーロッパ色に片寄った配合の馬で、且つ速い上がりを駆使したところが特徴だった。

開幕週は、直線での伸びが目立った明らかな「高速差し馬場」だったが、今週はズレを感じる結果にシフトしている。
トウケイヘイローといったマイナー種牡馬の産駒で、母父は最速スプリント血統のサクラバクシンオーで上がりが明らかに遅くなっている。

そこで、別のレースにも注目。
3Rの平場未勝利戦。
勝ったのはキズナ産駒のロードリスペクト。
勝ち時計は1.21.2、同馬の上がりは35.4の逃げ切り勝ち。
3着馬のマリーナもキズナ産駒の先行馬だった。

アンドロイドS(オープン)はディープインパクト×ゴーンウエスト系のアドマイヤビルゴが1着。
4角8番手の差し競馬だったが、前半59.3秒は速いペースでもない。
勝ち時計は1.58.8、上がりは34.7で共に平凡なものだ。

開幕週に比べると、明らかに終いのスピードが乗らない傾向。
キズナ産駒の活躍も気になる。
キズナ産駒は母母父のダマスカス系の特色が強調される傾向にあり、ダート質のパワーと体力を持ち合わせる馬が多い。
そんな未勝利クラスのキズナ産駒の逃げ馬が、2勝クラスの差し馬と、ほぼ変わらない勝ち時計を見せている。
少なくとも、内回りコースはパワーをスタート時の加速に費やし、レース中盤以降は惰性で残る競馬をした方が吉と出そうな傾向を見せている。
毎週行なわれる散水と中間の降雨、そして2週使われた事により、ある程度路盤が踏み固められているように感じる。

今回のマイルCSは、外回りコース使用と未知の部分はあるが、前残り馬場にヤマを張って予想してみたい。

◎ラウダシオン
高速差し馬場なら位置取りを下げた方が良いと思ったが、今現在の馬場ならいつも通りの先行策が良いだろう。
前残り馬場+レシステンシアの環境で強さを発揮するのは、NHKマイルCで実証済み。
父母ラインから受け継ぐインリアリティ系の究極のスピード、父父から受け継いだ気の良さがあり、前残りのマイル戦でベストパフォーマンスを発揮する。

○レシステンシア
NHKマイルCは桜花賞の疲労を抱えた状態。
それが無ければ、もっと際どい結果が得られたであろう。
今回は休み明け、体力充填が出来て馬体が戻っていれば、パフォーマンスアップが見込める。

▲インディチャンプ
母系の血の影響強く、追走スピードとトップスピードに長けた馬。
一瞬しか使えないものの、追い出してからの反応は現役最速クラス。
ラウダ、レシスをまとめて交わす事も十分に考えられる。

△アウィルアウェイ
1200→1600㍍距離延長を利用した「追い込み→先行」なら。

◎、▲、△はトキオリアリティの血を保有。
この血が、この馬場での競馬に何らかの影響を与えると見ている。

馬場読みが正解ならば、グランアレグリアの「追い込み→先行」位置取りショックは、独り競馬の出来ない環境になり不向きなショック。
サリオスは、枠順が致命傷に。
波乱の競馬を期待する。


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マイルCS2020回顧
やっぱ勝負師

夏影
14期 予想歴37年

次走狙い:サリオス


インディチャンプの勝ちパターンは、ラスト2ハロンがキモとなっている。
1ハロンで唸るような末脚を駆使して先頭に躍り出る事を目標にし、ラスト1ハロンは父ステイゴールド譲りの粘り腰で踏ん張るといった感じになる。
インディチャンプがマイルG1で強いのは、こういうレースが出来るから故。
福永ジョッキーは、それを良く理解しているからこそそういったレースをさせる。
そして、今回も100点満点の騎乗だった。

私は昔、実はネット対戦大富豪の名人として君臨していた人間である。
当時、ネット対戦大富豪を参加していた方ならば、「うるるん」というハンネは知っている事だろう。
セット終盤で上がり手を臭わせた3枚シークェンス出しでジョーカーを使わされ、上がり寸前で手の内をなし崩しにさせられたプレイヤーは多かったはずだ。
貧民、大貧民と弱い立場にいる場合は、わざと富豪プレイヤーをアシストし上がりを促す。
大富豪プレイヤーの焦りを誘い、富豪プレイヤーの上がりを阻止させようと強いカードを無駄に使わせる事が目的だ。
上手くいけば、大富豪と富豪プレイヤーは潰し合いとなり、両者共に強いカードを失う展開になる。
それで、貧民や大貧民にも上がれるチャンスが出て来る。
そんな戦いを経験してきた私ですら、今回のルメールのカードの切り方の上手さには驚かされた。

レシステンシアがハナを奪う展開。
前半46.9→後半45.1、後半が1.8速い後傾ラップで、前半のラップはNHKマイルCよりも0.9秒遅い。
当然後続を引き付ける事になり、馬群が詰まる事に。
速い上がり勝負でどうこうなる馬でもなく、レシステンシアのマイルCSは、レース前半で実質終わった。
北村友は、チューリップ賞での敗戦で何も学習出来ていなかったといった内容。
結局レシステンシアは、生涯で初めて馬券圏どころか、掲示板に馬番を載せる事すら出来なかった。

グランアレグリアは好スタートから、5番手の馬群の中を追走。
正直、グランアレグリアの競馬はここで終わったと思った。
最後の直線で馬体を併せた戦い合いに参加すれば、間違いなく体力負けを喫する。
…そう考えたからである。
実際最後の直線では壮絶な叩き合いとなった。
しかし、ここはルメールの頭脳が光った。
この壮絶な叩き合いには参加せず、追い出しのタイミングを覗い、ただひたすら我慢に徹していた。
残り300㍍地点辺りからインディチャンプが唸りを上げて外から差し込んでくる。
残り200㍍の標識手前で先頭に躍り出ると、粘り込みモードに入った。
ルメールは、このタイミングを見計らってグランアレグリアを外に出しGoサイン。
インディチャンプをバッサリと切り捨てた。
「不利な戦いには参加せず、切り札は最後の最後に見せる」といった完璧な騎乗シナリオで優勝を攫った。
馬の強さ以上に、鞍上の巧さが際立っていたレース内容だ。

次走注目したいのは、やはり枠順が全てだったであろうサリオスだ。
馬券に絡んだのは、全て4角5番手以内の馬。
大外枠が原因でポジションを悪くしての5着なら、強い内容。
有馬記念に参戦する事を願う。
距離延長による「差し→先行」といった位置取りショックが非常に面白い。


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