有馬記念2020予想
舞台絶好 クロノジェネシス突き抜ける

もんまっち
10期 予想歴30年

◎クロノジェネシス
  1着/1人気

○カレンブーケドール5着/3人
▲オーソリティ14着/7人
△フィエールマン3着/2人


中山2500mという特殊な舞台で行われる有馬記念は、馬の能力比較よりもコース適性や状態を重視すべきレース。

半年前から◎はクロノジェネシスに決めていた。中山2500mに近い阪神2200mの宝塚記念での独走Vはこの馬の特長をよく表したレースだった。1000m60秒0は緩めの馬場を考えればやや速い流れ。それを7、8番手から3コーナーから外を上がって4角では先頭に並び掛けていたクロノジェネシスが直線も突き抜けて6馬身差の圧勝。中山同様の小回りで勝負処からギアチェンジして押し上げられる器用さは、中山2500mで求められる適性に合致する。

今年の中山は時計がかかり、力を要する馬場。軽い馬場が得意のディープインパクト産駒は苦戦している。先週まで今年の中山芝の種牡馬別成績で最多の20勝をマークしているが、5回中山ではターコイズSのスマイルカナの1勝だけ(有馬当日のグッドラックHでディアスティマが2勝目)。今年の出走数が少ないとはいえ、暮れの中山で2019年は7勝、18年は9勝していた時とは異なり、明らかにディープ産駒向きの馬場ではない。

バビットの逃げをキセキが早めに捕まえに行きそうな前掛かりの展開が予想されるだけに、上がりがかかる決着になるはず。クロノにとって宝塚記念を再現できる設定が揃った。天皇賞からのローテーションも理想的で、調教では再三にわたって好時計をマーク。今回もプラス10キロと、馬体重増が示すように、成長を続けており、昨年のリスグラシュー同様、初の中山でも強さを見せてくれるはずだ。

相手は前々で運べそうで、しぶとさが生きる展開が向く○カレンブーケドール。ディープ産駒にしては切れ味よりも持久力で勝負するタイプで池添なら早めに動くだろう。

▲オーソリティは父、母の父がともに有馬記念2勝の血統背景。何とか仕上がった前走を使った上積みも大きいはず。★フィエールマンの能力は◎と互角かそれ以上だが、本質的に中山向きではない。アーモンドアイを早めに捕えに行って4着だった昨年のレース内容が評価されているが、控えていてもどうだったか。

スタートが安定した△キセキは2番手からのレースになりそうだが、差しに回った宝塚記念のように上がりがかかる展開が得意。超ハイラップだったJCで使った脚をうまく出し入れできればチャンス。昨年3着の△ワールドプレミアは展開が向いても直線の差し一本で届く馬場ではないだけにどこまで。末脚の持久力があるが、力のいる馬場に不安の残る△ラッキーライラックと△ラヴズオンリーユーは押さえまで。

◎クロノジェネシス
○カレンブーケドール
▲オーソリティ
★フィエールマン
△キセキ
△ワールドプレミア
△ラッキーライラック
△ラヴズオンリーユー


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >