天皇賞(春)2021予想
鍵は唯一のコース勝利経験者、北村友が握る?

夏影
14期 予想歴38年

◎ディアスティマ
  6着/7人気

○オセアグレイト13着/9人
▲アリストテレス4着/2人
△カレンブーケドール3着/4人


・個人的見解

鞍上(北村友)が「コースのツボ」を把握したと見て、ディアスティマに注目している。
阪神3200㍍のコースは今年から導入されたコース。
外回りの3コーナー手前からスタートし、2周目は内回りコースを通りゴールを目指す。
既に、このコースは2月に行なわれた松籟Sで使用されている。

このレースで北村友鞍上のディアスティマは、大外枠から強引にハナを奪い取る。
前半59.4と超長距離戦にしては早めのペースで引っ張ったお陰でかなり縦長の隊列となり、それが吉と出た。

レース中盤1000㍍はペースをしっかり落とし63.7、しっかり息を入れた事も絶妙だ。
後続馬の鞍上の心理としては、このタイミングでペースアップする気にはなれないもの。
意外と差を詰め難いものなのである。
途中ペースを一旦上げ、またペースを落とし、更にラストスパート…となると、却って馬への体力負荷に繋がってしまう。
人間のマラソンレースで脱落者が出るのは、道中仕掛けたり、息を入れたりを何回も繰り返すからである。
だから、「道中は折り合い重視→ラストスパート」の1回こっきりのペースチェンジに持ち込みたいのである。

レース後半は内回りな為、後続は差を詰めなければ
、最後が間に合わなくなる。
そんな理由から、あまり折り合いばかり気にし過ぎて先行馬から離されると、レース後半で継続的に脚を使わされる事となる。
おそらく、北村友はある程度強引にでも行って縦長の隊列を作り出した方が有利になるであろうと、松籟Sの1戦で理解したはずだ。
今回はメンバーの力量も格段に上がるものの、同じような内容のレースに持ち込むのではないか?…考える。
そんな訳で、このディアスティマとこれをマークしそうな力のある先行を中心に馬券を組み立てようと思っている。

・馬場想定

先週の土曜メインの京橋S(200㍍)は、プライドランドの逃げ切り。
日曜5Rの未勝利戦(2000㍍)は、ジャックドールの逃げ切り。
共に母父はアメリカクラッシック血統だった。

後半内回りコースを使用する事からも、スピードの伸びよりは、スタートから前目のポジションが取れる脚質、小回り巧拙には注目してみたい。

・結論

◎ディアスティマ
注目すべき点は4点。
まずは馬自身のリズム、精神的に高揚しているタイミングである事は一目瞭然。
4連続連対中で、ここ2戦は圧勝。
2点目は血統。
母父ストリートセンスは、アメリカのクラッシックホースで、父父はストリートクライはアイルランド産。
アメリカクラッシック血統も父系の影響強く、更にステイヤー色が強化された印象。
前向きさと体力がありながら、適度にディープインパクトの気の良さもあるといった感じだろう。
3点目は、生涯初のG1挑戦である事。
競走意欲が漲っているタイミングでのチャンピオン戦。
生涯最高のパフォーマンスに期待したいところ。
4点目は冒頭で述べた通り。

ちょっと人気になり過ぎている感があるが、この馬を中心に馬券を組み立ててみたい。

○オセアグレイト
小回りの長距離はステイヤーズSで実証済み。
距離延長で。

△アリストテレス
前目のポジションが取れるようなら。

△カレンブーケドール
前目の位置取りからの体力勝負になると厳しいが、後続馬群に入れての競馬で好走は可能。

△ワールドプレミア
距離延長で追走楽に。


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