08期 予想歴12年
◎ダノンシャンティ
1着/3人気
○ザタイキ
▲ルーラーシップ5着/1人
★傾向分析★
2007年 タイム 1'48"0 (やや重) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン34.8-中盤38.7-上がり34.5 『中弛み』
1着ナムラマース・・・チーフベアハート×フレンチグローリー=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔1-n〕 ８－９
2着ヒラボクロイヤル・・・タニノギムレット×Mr. Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔5-g〕 １２－１０
3着ニュービギニング・・・アグネスタキオン×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 １４－１３
2008年 タイム 1'46"0 (良) 1FAve=11.78 3FAve=35.33
テン35.0-中盤35.7-上がり35.3 『一貫』
1着ディープスカイ・・・アグネスタキオン×Chief's Crown=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔23-b〕 ８－９
2着アドマイヤコマンド・・・アグネスタキオン×カーネギー=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔23-b〕 ６－７
3着ミダースタッチ・・・Seeking the Gold×El Prado=ミスプロ×サドラーズウェルズ 〔1-w〕 １３－１３
2009年 タイム 1'48"0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン35.8-中盤37.7-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着アイアンルック・・・アドマイヤボス×ヘクタープロテクター=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔19-b〕 ９－９
2着ゴールデンチケット・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔3-l〕 ３－２
3着アプレザンレーヴ・・・シンボリクリスエス×Highest Honor=ロベルト×グレイソヴリン 〔1-p〕 １１－１１
07年が『中弛み』、08年が『一貫』、09年が『加速・中弛み』の流れ。好走馬の位置取りは10番手前後の差し馬の好走が多く開催が進んで差しが届きやすい馬場になっていると考える。
血統の傾向は、サドラーズウェルズ系・ダンチヒ系・ロベルト系・リファール系と欧州型のタイプが目立つことから、この時期の阪神芝コースには欧州型のスタミナ型のタイプが合うように思います。それでいてサンデーサイレンス系のキレも必要と考えます。欧州型血統×サンデーサイレンス系が適性合うと考えます。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔23〕の牝系が複数好走馬を出しています。
No.〔1〕の牝系は、クラシックでの好走も多く、この時期は成長力と完成度でアドバンテージがある牝系。
No.〔23〕の牝系は、中距離を自身で強気に動いて好走するタイプ。分枝記号bの馬が2頭(=08年1着ディープスカイ・2着アドマイヤコマンド)好走しています。
また07年2着ヒラボクロイヤル、08年1着ディープスカイ・2着アドマイヤコマンドは、09年3着アプレザンレーヴなど、後に青葉賞やダービーといった東京芝2400mで好走する馬。東京芝2400ｍはスタミナが問われやすく、またキレも求められやすいので、その適性が嵌り易いと考える。
ＮＨＫマイルＣとも相性も良いので、東京芝2400m向きか芝1600m向きの勝負とも考えられると思います。
★予想★
毎日杯のポイントは、
①流れは様々だが、差しが届く馬場になっている。
②サンデーサイレンス系のキレが活きる。ただ馬場は欧州型の要素も強いので、サンデーサイレンス×欧州スタミナ型が狙い目。
流れはこれといった逃げ馬が見当たらないこともあり、『加速・中弛み』を想定。上がり特化の瞬発力勝負と考えています。
◎ダノンシャンティ・・・フジキセキ×Mark of Esteem=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔12-c〕
前走共同通信杯2着(=東京芝1800m：0.0秒差)。前々走ラジオＮＩＫＫＥＩ杯2歳Ｓ3着(=阪神芝2000m：0.2秒差)で近2走は強い相手にしっかり結果を残している。フジキセキ産駒はフジキセキ産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出すレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っている。この器用さはこの時期では大きな武器になると考える。母父Mark of Esteemはネヴァーベンド系で、キレや底力と全体的なスピードに優れている。
No.〔12〕の牝系は、2歳戦の早い時期から走るが、本格化は3歳秋以降が多い。またタフな流れでの好走も多い。分枝記号cは、高い心肺機能を持ち、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
○ザタイキ・・・アグネスタキオン×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔10-d〕
前走アーリントンＣ2着(=阪神芝1600m：0.2秒差)。アグネスタキオン産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。母父トニービンはスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。
No.〔10〕の牝系は、スピードの絶対値に優れ小回りコースで力を発揮し、特に牝馬の大物が出やすい牝系。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
▲ルーラーシップ・・・キングカメハメハ×グレイソヴリン=ミスプロ×グレイソヴリン 〔8-f〕
前走アルメリア賞1着(=阪神芝1800m)。前々走若駒Ｓ2着馬ヒルノダムールは皐月賞トライアルの若葉賞で2着好走しているので、実力は十分あると考える。キングカメハメハ産駒はミスプロ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要。母父トニービンは、スタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。
No.〔8〕の牝系は、古馬で真価を発揮するタイプが多い。3歳春シーズンも好走は可能だが、人気の時には詰めが甘い特性あり。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休み明けを苦にしない反面、叩いて一変も少ない。近走好走だと調子を維持していると考える。
△リルダヴァル・・・アグネスタキオン×Thunder Gulch=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-f〕
前走野路菊Ｓ1着(=阪神芝1800m)。休み明けでの出走となるが、前走野路菊Ｓ2着馬コスモファントムがラジオＮＩＫＫＥＩ杯2歳Ｓ2着好走と強い競馬をしていて、実力は本馬も十分にあると考える。上がりの瞬発力は世代屈指のものを秘めていて、仕上がっていれば好走可能と考える。アグネスタキオン産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。母父Thunder Gulchはミスプロ系で、仕上がり早のマイラー血統。ダート戦では信頼が高いが、芝は3歳春までのことが多い。ただこれは父系に入った時に言えることで、母父ならばダート向きのパワーを瞬発力の推進力に利用できるはず。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強い。分枝記号fは、休み明けを苦にしない反面、叩いて一変も少ない。この特性に期待して、休み明けでも好走可能と考える。
もう一頭気になる馬がいるのだが、それはミッキードリーム。キングカメハメハ×サンデーサイレンス配合で、キングカメハメハについてはルーラーシップの特性参考に。母父サンデーサイレンスは、鮮度と勢いが重要で、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。重賞初挑戦はプラス要因でもある。また前3走で戦った相手がネオヴァンドーム(=きさらぎ賞1着)、レーヴドリアン(=きさらぎ賞2着)、ゲシュタルト(=スプリングＳ2着)と重賞好走している点は怖い。ただそれ以上にキレる実績馬がいるので、今回はその馬を上位に考えました。一応実質5頭の勝負ではないか？と考えます。
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