セントウルS2021予想
セントウルS 開幕週の恩恵を受ける先行馬を信頼。

軍神マルス
08期 予想歴23年

◎レシステンシア
  1着/1人気

○カレンモエ5着/3人
▲ピクシーナイト2着/2人
△ラウダシオン13着/5人


★傾向分析
2016年 タイム 1’07”6 (良) 1FAve=11.27 3FAve=33.80
テン33.1-上がり34.5 『前傾』
1着ビッグアーサー・・・サクラバクシンオー×Kingmambo=プリンスリーギフト×キングマンボ 〔10-e〕 1-1
2着ネロ・・・ヨハネスブルグ×サンデーサイレンス=ストームバード×サンデーサイレンス 〔2-s〕 5-5
3着ラヴァーズポイント・・・マイネルラヴ×タマモクロス=ミスプロ×グレイソヴリン 〔3-l〕 3-3

2017年 タイム 1’07”5 (良) 1FAve=11.25 3FAve=33.75
テン33.8-上がり33.7 『一貫』
1着ファインニードル・・・アドマイヤムーン×Mark of Esteem=フォーティナイナー×ネヴァーベンド 〔10-c〕 3-3
2着ラインミーティア・・・メイショウボーラー×オース=ヘイロー×ノーザンダンサー 〔4-l〕 6-7
3着ダンスディレクター・・・アルデバランⅡ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔11-c〕 9-9

2018年 タイム 1’08”8 (重) 1FAve=11.47 3FAve=34.40
テン33.3-上がり35.5 『前傾』
1着ファインニードル・・・アドマイヤムーン×Mark of Esteem=フォーティナイナー×ネヴァーベンド 〔10-c〕 6-6
2着ラブカンプー・・・ショウナンカンプ×マイネルラヴ=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔4-m〕 1-1
3着グレイトチャーター・・・サクラバクシンオー×Giant's Causeway=プリンスリーギフト×ストームバード 〔8-f〕 14-14

2019年 タイム 1’06”7 (良) 1FAve=11.12 3FAve=33.35
テン33.0-上がり33.7 『前傾』
1着タワーオブロンドン・・・レーヴンズパス×Dalakhani=ミスプロ×ネヴァーベンド 〔4-n〕 7-7
2着ファンタジスト・・・ロードカナロア×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔16-g〕 3-2
3着イベリス・・・ロードカナロア×ボストンハーバー=キングマンボ×ボールドルーラー 〔3-c〕 4-4

2020年 タイム 1’07”9 (良) 1FAve=11.32 3FAve=33.95
テン33.0-上がり34.9 『前傾』
1着ダノンスマッシュ・・・ロードカナロア×スピニングワイルドキャット=キングマンボ×ストームバード 〔4-r〕 4-4
2着メイショウグロッケ・・・メイショウサムソン×マンハッタンカフェ=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔13-a〕 8-8
3着ミスターメロディ・・・Scat Daddy×Deputy Minister=ストームバード×ヴァイスリージェント 〔8-k〕 5-4

 流れは、テン-上がりのラップ差がほとんど変わらない『一貫』の流れや、テンが速い『前傾』になりやすい。
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
 展開的には差しが最も恵まれるのだが、開幕週ということもあり好走馬のほとんどが4コーナー5番手以内の逃げ・先行馬が好走多し。

 血統の傾向は、サクラバクシンオー産駒が得意とする重賞(=07年2着→08年1着カノヤザクラ、08年3着スプリングソング、10年1着・11年3着ダッシャーゴーゴー、13年1着→14年2着ハクサンムーンは母父サクラバクシンオー、16年1着ビッグアーサー、18年3着グレイトチャーターなど)で、好走馬も多いです。
 ヴァイスリージェント系やストームバード系、フォーティナイナー系なども好走していて、スプリント~マイル重賞で強い血統がそのまま好走しやすいと考えます。
 また近年母父トニービンが好走していて、欧州スタミナ血統を有することでスピード持続能力が高まるような配合馬が狙い目と考えます。

 ステップの傾向は、近2走内にアイビスサマーDを好走している馬との相性が良い傾向。適性が似ていると思われます(=07年1着サンアディユ、08年1着カノヤザクラ、09年1着アルティマトゥーレ、11年1着エーシンヴァーゴウ、13年1着ハクサンムーン、16年2着ネロ、17年2着ラインミーティア、18年2着ラブカンプーなど)。
 前走北九州記念組は、好走馬も大敗馬も好走馬がいるのだが、差し馬の好走が多い傾向。前走小回りの小倉芝コースで外を回して届かなかったようなタイプは反撃可能。また北九州記念5着以内か3番人気以内の場合に好走している傾向。

 またサマースプリントシリーズで好走しているような牝馬は、斤量でアドバンテージがあり好走しやすいようです。

★予想★
セントウルSのポイントは、
①開幕週なので、逃げ・先行に位置できそうな馬を上位に。内枠ならばなお良し。基本的には4コーナー5番手以内に位置しそうな馬を。
②サクラバクシンオー産駒は特注。
③テンのダッシュ力(=パワー型)に優れ、スピードの持続性能型をもつ馬(=血統ならばダンチヒ系、ストームバード系、ヘイロー系、ヴァイスリージェント系、フォーティナイナー系)。ミスプロ系もダート質な流れに有効。さらに欧州型の要素が隠し味になっているようなタイプが◎。
④軽量馬(=特に55キロ以下の牝馬)にも注意。
⑤サマースプリントシリーズ好走馬。特注はアイビスサマーD好走馬。
⑥北九州記念組は内容を良く検討する必要あり(=着順の逆転がありうる)。差し上位の場合は、好走しやすいのは先行してちょい負けした馬。前残りの結果なら、前に展開しての好走馬がそのまま好走しやすい。

◎レシステンシア・・・ダイワメジャー×Lizard Island=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔9-g〕
 前走ヴィクトリアM6着(=東京芝1600m:0.9秒差)。中京コースは(0-1-0-0)、芝1200m戦も(0-1-0-0)。
 ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになり(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)、現在本馬はその本格化モードで、鋭い差し脚も使える。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。母父Lizard Islandはダンチヒ系で、詳細は不明。母母父Danehill Dancerはダンチヒ系で、マイルを中心に幅広い距離をこなし、底力も十分に備えている。勢いに乗ると、ポン、ポンと勝つところはディンヒル産駒と似る。仕上がり早く2歳から走り、その勢いのままクラシックへ突入する。他馬はほっといて自分の競馬に徹してこそ結果が出る。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。

◯カレンモエ・・・ロードカナロア×クロフネ=キングマンボ×ヴァイスリージェント 〔13-c〕
 前走函館SS2着(=札幌芝1200m:0.0秒差)。中京芝コースは(1-0-0-0)、芝1200m戦は(4-4-2-1)。
 ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父クロフネはヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。
 No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

▲ピクシーナイト・・・モーリス×キングヘイロー=ロベルト×リファール 〔3-d〕
 前走CBC賞2着(=小倉芝1200m:0.1秒差)。中京芝コースは(2-0-0-0)、芝1200m戦は(0-1-0-0)。
 モーリス産駒はロベルト系で、現状では2着や3着が多く、良血の評判馬も新馬戦で2着や3着に敗れるケースが見受けられる。もともと仕上がりの早い父系ではなく、忙しい距離に向く血統ではない。2着が多いのは、切れ味がないのではなく、一瞬の加速が得意ではないため。緩急のある流れより、ワンペースや締まった流れのほうが能力を発揮できる。その意味で1600mは向く。距離延長で良化し、力のいる洋芝が合う。母父キングヘイローはリファール系で、嵌れば大物喰いも出来るが、いつ嵌るかあてにならない展開次第の大穴血統。旬の時期は格上げでも狙い、旬を過ぎた実績馬は深追いしないのがポイント。気合をつけて前々で勝負するか、後方一気に懸けるか、自分の型に徹すると高い能力を示し、逆に人気を背負って中途半端に脚を溜めると勝ちきれない。勝率や連対率が高いのは、福島・札幌・函館の芝で、小回りの方が届く差し馬も多い。ハイペースに強い反面、緩急があると勝負どころの反応が鈍かったり、馬群の外しか回れなかったり、展開に左右されるため安定感はないが、このツボの狭さが大穴の多さを生んでいる。また叩き良化型で、休み明けは不振。詰まったレース間隔で調子を上げる。
 No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。

△ラウダシオン・・・リアルインパクト×Songandaprayer=ディープインパクト×ミスプロ 〔8-d〕
 前走安田記念14着(=東京芝1600m:2.8秒差)。中京芝コースは(0-1-1-1)、芝1200m戦は(1-0-2-1)。
 リアルインパクト産駒はディープインパクト系で、適応力の高い産駒が多く、脚質も逃げ、先行ばかりではなく、差して味のあるところを披露する。芝の道悪もこなす。短距離〜マイルで本領発揮する。人気馬が順当に走り、3着、2着と着順を上げてきた馬の勝利が多い。母父Songandaprayerはミスプロ系で、日本と相性の良いアンブライドルド系の中で、芝の短距離傾向が強い。芝は平坦ならマイル、中距離もこなす。2歳から走り、3、4歳時が最も充実する。距離短縮に大駆けの匂いがするも、穴は少ない。大半が逃げ、先行脚質で、先手を取れないと脆い。
 No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。


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