金鯱賞2022予想

夏影
14期 予想歴39年

◎ソフトフルート
  10着/9人気

○シャドウディーヴァ12着/7人
▲アラタ8着/8人
△ランブリングアレー9着/10人
×サンレイポケット
×ポタジェ


今週から中京競馬が開催される。
春G1シーズンもいよいよカウントダウンに入った。
開幕週である今週はG1大阪杯のステップレースである金鯱賞が開催され、最終週である2週後には高松宮記念が開催される。

今週の金鯱賞はフルゲートにこそならなかったが、13頭と手頃な頭数と質の良いメンバーが揃った。
昨年の大阪杯の覇者レイパパレとエリザベス女王杯の覇者アカイイトの参戦。
昨年のヴィクトリアマイル2着馬のランブリングアレー、昨年の秋G1戦線で頑張ったサンレイポケット。
連勝で波に乗るジャックドールも参戦。

馬場修繕が行なわれ、新しい芝が貼られた部分でレースが行なわれる。
外拉致側以外はほぼフラットたが、寒い時期にシャタリングは行なわれないはずなので路盤はかなり硬めなはず。
おそらくは、前残り馬場になるのではなかろうか?
イン差しなら間に合うが、コースロスの大きい外差しでは物理的に間に合わないと考える。

馬場的にはジャックドールに向きそうだが、今回はG1馬レイパパレのプレッシャーを受けながらのレースになる。
後続を離しての逃げが成立すれば面白いが果たして?…といった感じ。
展開的に面白そうなのは、ジャックドールやレイパパレなどの強力先行勢を見ながらの競馬が出来る馬が面白い。
インベタからの差しに期待の持てる馬に注目したい。
実際土曜日の10R恋路が浜特別では、馬場の内側から差す競馬でナリタブレードが勝利している。


◎ソフトフルート

父ディープインパクト、母父キングマンボ

「牝馬限定G3→牡馬混合G2」格上げ、「内枠」、「生涯初の牡馬混合重賞」。

内側に3頭に逃げ先行馬が入った。
スタート直後から前に壁ができ、インに閉じ込める競馬が非常にしやすい。
集中力を生かす競馬が出来る環境。
一昨年の秋華賞は「2勝クラス→G1」の格上げステップ、9番人気の低評価を覆し3着。
昨年のエリザベス女王杯は、「OP特別→G1」の格上げステップ、11番人気の低評価を覆し4着と健闘。
集中力が高く、強い相手に食い下がる気質があるので、格上げや相手強化で甘く見くびられているタイミングでこそ狙ってみたいタイプだ。
逆に弱い馬相手に張り切るようなタイプでもないので、前走のような「G1→G3」格下げステップでは全く当てにならない。
前走2番人気だったにも関わらず、全くの無印したのはそんな理由からである。
結果パフォーマンスを落として、馬券圏外から消えている。

キャリアのある馬だが、実は牡馬混合重賞の出走は生涯初。
フレッシュさを感じモチベーションが上がるタイミングなので、秋華賞と同等以上のパフォーマンスがあってもおかしくない。
決め手が地味なので、勝ち切れるイメージというよりは好走イメージの強いタイプ。
ワイドや3連複の軸で。

○シャドウディーヴァ

父ハーツクライ、母父ダンシリ

「2500→2000㍍」距離短縮、「先行→差し」位置取りショック、「55→54kg」斤量減。

前走も密かに期待したが、マイナス体重の距離延長で先行させては流石に体力切れを起こす。
今回は500㍍の距離短縮がモノを言うはずで、ペース激化で間違いなく差し競馬になるはず。
前残り馬場だけに、基本的には距離短縮による差しは不利な物理条件だが、それは中長距離適性馬に関しての話。
この馬はマイルを中心に活躍して来た馬で、スピード的には高速前残りの2000㍍で楽に先行出来るだけのものがある。
距離短縮や位置取りショックが素直に体力補完になる公算が高い。

▲アラタ

父キングカメハメハ、母父ハーツクライ

「G3→G2」格上げステップ、「差し→先行」位置取りショック。

前走はレース間隔を開け、減っていた馬体を少し戻す。
ちょっと位置取りを落とし過ぎた感があるが、しっかり前向きさを出して差して来ている。
レース間隔が開いているので、ほんのちょっとだけ馬体を増やし、前目の位置から競馬させて欲しい。

△ランブリングアレー

父ディープインパクト、母父シンボリクリスエス

「小回り→広いコース」、「55.5→54kg」斤量減。

気の良さを生かしたいタイプなので、小回りよりは伸び伸び走れるコースが合うし、紛れの少ない別定重量戦の方が良い。
久しぶりにこの馬の能力が発揮出来る環境が整ったが、路盤が硬そうなので正直外差しでは厳しい。
真ん中枠辺りが欲しかった。
いかに後半のコースロスを抑えられるか、鞍上の腕に掛かってくる。
頭数少なめなのは救いだが。

△ジャックドール

心身が充実している状態も、ちょっとハードルを上げ過ぎた感。
今回は、「リステッド→G2」相手強化、「55→56kg」斤量増の二重苦ステップ。
重賞初挑戦でモチベーションが上がるタイミングではあるが、充実度でどこまで不利を克服できるか?
道中4馬身以上離せるようなら、後続のプレッシャーも受けずに済むが。

✕サンレイポケット

昨秋G1戦線で頑張り続け、疲労が蓄積されている状態。
前走のプラス12kg増は、疲れで理想の馬体が維持出来なくなっている状態だ。
スローの流れの競馬で疲労による影響が軽減されたが、不利な位置取りから3着に押し上げ、またもや頑張ってしまった。
今回は相当に辛いはず。

✕アカイイト

開幕週で頭数も少なめ、他馬との摩擦感に掛けるレースとなりそうで、エリザベス女王杯のような消耗戦を期待するのは…

✕ポタジェ

昨年の3着馬も中距離重賞が5戦続きマンネリ化している状態。
そういった状態で気持ちが高揚するとは考え難い。
ここ2戦が5着前後なのは、ストレス疲労による凡走ではなく、気力の欠如によるものだろう。
ディープインパクト産駒は鮮度要求が強く、マンネリ化でパフォーマンスを持続出来ないタイプが多いのが特徴。
レイパパレも同じ状態だと考えている。
レイパパレは前走の海外競馬でフレッシュさを得たが、こちらはAJCCを使われマンネリ化は更に進行している。
昨年は重賞初挑戦というフレッシュさがあっての3着。
高いモチベーションが期待出来ないタイミングで、それ以上のパフォーマンスを期待するのも…
走る気力があるなら、ストレス疲労が無かった前走でしっかり好走出来たはず。


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