天皇賞(春)2022予想
「マイネル」、「松岡」…とくれば?

夏影
14期 予想歴39年

◎マイネルファンロン
  6着/14人気

○テーオーロイヤル3着/4人
▲クレッシェンドラヴ14着/15人
△ディープボンド2着/1人


(馬場状態予測)

土曜日は晴れるが、おそらくは重馬場あたりでのスタートとなりそう。
気温は19℃までしか上がず、湿度が高い為に馬場だの回復ペースは遅くなりそう。
良くて稍重までの回復と考える。
日曜日は朝から夕方にかけて少雨が続く予定になっている。
馬場の大幅な悪化は避けられそうも、回復は見込めないだろう。
Bコース開催も4週目に入り、内はかなり悪くなっているはず。
馬場が回復途中であれば内目も伸びるが、レース当日に雨が更に追加となるとそういう訳にもいかない。
2周目は内回りを通るものの、馬場状態から比較的動きのない消極的な展開から、ラストは馬群が内外広がる展開となりそう。

(展開予想)

スタート直後はアイアンバローズがハナ。
3角まで約2ハロンも距離があるので、それまでにタイトルホルダーはハナを奪い切れるはず。
ハーツイストとメロディは体力に難、ユーキャンとマカオンは前走3000㍍で後方からの競馬でおそらくは前には出し難い。
ディバインは距離延長で多少前目に出す事は可能だろう。
テーオーとクレッシェンドはおそらく前走と同じような位置取りで競馬が出来るはず。
ヒートオンもスピードがあるので出たなりで好位、体力に不安があるタイプなので仕掛けはぎりぎりまで待つ競馬。
マイネルは中距離戦のリズムしか知らない馬なので、出たなりのスタートでも前目になるだろう。
アイアン以外、序盤は内枠の馬は外枠の馬に飲まれるような展開となりそう。

正面スタンド前はゆったりと進めたいので、おそらく4コーナーでペースをガクッと落とすはず。
テーオーやクレッシェンドあたりは、余裕でタイトルを射程に収められるはずだ。

馬場状態が馬場状態だけに、展開が動くタイミングは遅めになると見る。
おそらく残り1000㍍地点より早いタイミングで動く事はないと考える。
おそらく残り800〜1000㍍地点のタイミングで動く事になる。
ボッケリーニやヒートオンビートのように、スピード寄りの中距離馬てはなく、今回相手にする大半が体力豊富なステイヤーに食い付かれる為に、タイトル的には前走のように楽に振り切れる競馬にはならないだろう。

タイトルは標的にされ、前走よりも辛い競馬になるもの、タイトルの作るペースにより2番手以降の先行馬が楽出来る展開となりそう。
外枠の先行馬に注目してみたい。

(最終予想)

馬場は稍重想定

◎マイネルファンロン

父ステイゴールド、母父ロージズインメイ

「生涯初の古馬G1挑戦」、「生涯初の長距離戦」、「G2→G1」格上げ、「2200→3200㍍」距離延長、「多頭数」、「捲り→先行」位置取りショック、「道悪」。

父は数多のステイヤーを輩出したステイゴールド。
凱旋門賞2着馬を2頭輩出し、ゴールドシップはロングスパート戦で菊花賞とこのレースを制している。
レインボーラインは阪神大賞典、天皇賞(春)を共に勝利。
距離適性のみならず、阪神内回りのコース適性も高い。
母母父がブライアンズタイム。
伝説となっている1996年の阪神大賞典は、マヤノトップガンが残り1000㍍地点辺りから進出し3角では既に先頭に立つ競馬をしている。
母父ロージズインメイ、母母母はオセアニア産で脚が止まってからの凌ぎ合いにも強い要素を持っている。

今回は、「2200→3200㍍」距離延長。
ペースが緩むステップで追走が楽になる。
これまで経験したレースの最長距離が2200㍍という面にも注目している。
一見不利に思える競馬履歴だが、こういった異端ローテーションこそが競馬では有利に働く事が多々ある。
馬が長距離の競馬を知らないからこそ、勝負所で中距離戦的な反応を見せてくれる。
中距離戦ではジリ貧だが、この距離ならば立派な決め手になる。
主流タイプのスピード馬なら体力切れを懸念するが、この馬は非主流色が強い消耗戦向きステイヤータイプ。
脚を使い切ってからも粘り越しに期待が持てる。

「マイネル」、「松岡」…とくれば、13年前の再現に期待してみたい。

○テーオーロイヤル

父リオンディーズ、母父マンハッタンカフェ

「生涯初のG1挑戦」、「3400→3200㍍」距離短縮、「前走圧勝」。

4連勝と波に乗る同馬だが、ジャックドールの連勝と違うのは前々走後3か月の休養を入れ、更に前走から2か月以上レース間隔が開いているところ。
前走長距離戦を使われているが、しっかり疲労回復を図る事が出来る。
ローテーション的魅力はもう一つあり、それは距離短縮でレースに挑めるところだ。
前走より多少レース時間が短くなる為に、馬自身は「苦→楽」感が得られる効果をもたらす。
前走は、最後の直線で抜け出した加速力は見事だし、ゴール前の踏ん張りもしっかり利かせての圧勝。
馬群が広がり、純粋な力勝負に持ち込めそう。

▲クレッシェンドラヴ

父ステイゴールド、母父サドラーズウェルズ

「距離延長」、「道悪」

言わずと知れた小回り巧者。
スピード不足気味で、パワーと体力で押し切る競馬が得意。
パワーと体力が素直に問われる条件で浮上するタイプなので、今回はパフォーマンスアップに期待が持てる。

△ディープボンド

「距離延長」、「道悪」。

父キズナ、母父キングヘイロー

昨年の阪神大賞典勝ちっ振りから、適性は十分過ぎるほどある。

有馬記念は海外戦からの復帰直後のレースで、フレッシュさを感じるタイミングだったが、今回は同路線トライアルを使っての一戦。
物理的適性の高さは認めるが、精神的アドバンテージは皆無。
3番手以下の評価が妥当と考える。

※ヒートオンビート

父キングカメハメハ、母父ディープインパクト

距離短縮となる次走が激アツ。


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