新潟2歳S2022予想
オーナーブリーダーは根拠に基づき生産する

夏影
14期 予想歴39年

◎スタンレー
  10着/9人気

○ウインオーディン2着/3人
▲グラニット6着/6人
△タマモブラックタイ9着/7人
×ロードディフィート
×キタウイング


このレースは、デビュー間もない2歳馬のマイル重賞ゆえ、出走頭数揃わず体力の完成度が問われる。
特に新潟連続開催の終盤に行われ馬場が荒れている為、ラストもバラけた状態での叩き合いになりやすく、素直に体力が問われやすい。
そんな理由から、近年は圧倒的に牡馬有利の傾向が出ている。
スピードも仕上がりの早さも本来牝馬に分があるのだが、こういう傾向が出ているという事は、中距離質の体力が求められているから他ならない。
2019年にウーマンズハートが勝利しているが、ウーマンズハートの父はハーツクライと中長距離系種牡馬で450kgを超す比較的しっかりした馬格の持ち主。
そしてこの年は珍しく16頭立ての多頭数となり、例年以上に精神力も問われた。

狙い目は、父か母父に中長距離系かヨーロッパ色の強い種牡馬で、馬体重が450kg以上ある方が良いだろう。
後傾ラップに対応でき、先行出来る方が良い。

逆に、父も母父もスプリント系で馬格の小さい馬は、スピードがあっても気の良さや体力面に問題があるタイプなので、真っ先に切りたい。
プラス、ダートに向きそうな馬が多数出走しており、良馬場で切り捨てられる。
少頭数だが、波乱含みで且つ買い目が絞れる面白いレースだ。

◎スタンレー

父マクマホン、母父キングカメハメハ

「ダート→芝」「1400→1600㍍」距離延長。

マル地だからと言って馬鹿にするべからず。
豪州G1を2勝したブレイブスマッシュを輩出したエスティファームの力作だと思われる1頭だからだ。

島川氏はトーセンファントムを種牡馬から引退させ、マクマホンを主力サイアーとする事に決定。
初年度に34頭もの牝馬に種付けしている。
島川氏の本気度は母の血統を見れば解る。
特にスタンレーの母トーセンエポックは、父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンス。
中央の芝の主流レースを意識し、主流血統を持つ牝馬がチョイスされている。

父マクマホンは、軽視されがちなイタリア産馬のイタリアダービー馬だが、非常に日本の競馬に馴染みの深い血がてんこ盛り。
父系はサトノクラウンでお馴染みのマルジュの直系。
父母父エルグランセニョールは産駒のロドリゴデトリアーノがエリモエクセルやスーパーホーネットを輩出。
母父はトロットスターでお馴染みのダミスターの直系ケルティックスウィング。
仏ダービー馬であるところがミソで、仏ダービーが行われるシャンティの直線はロンシャンよりも長い600㍍。
最後の直線でのスピードの持続力の強さの裏付けにもなる。
母母はカーリアン✕サドラーズウェルズ。
欧州マイル向きのスピードに富んだノーザンダンサー系種牡馬を集めた血統背景を持ち、イタリア産馬ではあるものの、フランス競馬に適性がありそうなイメージ。
かなり理に適った配合。

実際の競馬では、前走「800→1400㍍」距離延長を難なくクリア。
デビュー戦よりも着差を広げているように、距離伸びてパフォーマンスを上げている事から、気の良さが伺えるのが良い。
前走のレース内容も逃げての圧勝ではなく、道中3番手に控える競馬から残り2ハロン地点で先頭に立ち、そこからぶっ千切るという内容。
2.4秒という着差は、7ハロン通して徐々に開いた着差ではなく、ラストスパートの2ハロンで付けた着差なのである。
道中折り合える気の良さがあり、レース終盤に体力をぶつけられる事を示唆している。
新潟外回りのゆったりと流れる競馬にも対応出来るはずだ。

マル地馬だが、血統的には明らかに芝向き。
物理的に向かないはずのダートであるにも関わらず笠松では無敵、数ランクレベルが上がる中央の重賞であっても力量的に足りると考える。
それどころか、芝変わりで更なる変わり身があっても良い。
直線の長いコースもベストだろう。
世間をあっと言わせるパフォーマンスに期待したい。

◯ウインオーディン

父エピファネイア、母父フジキセキ

気の良さ、体力豊富な典型的なエピファネイア産駒。
一番手堅そうなタイプで軸馬向き。
連闘というところが、マイナスポイント。
集中力や体質が強いタイプではないので、疲労を抱えての出走はどんなものか?
レース間隔はしっかり開けて欲しかった。

△グラニット

父ダノンバラード、母父フサイチコンコルド

キレ味に乏しいタイプも末脚の持続力あり追ってしぶとい。
母の長所が生かし切れない配合も、デビュー戦でそれなりの融通性は見せた。
「▲」以上の評価は上げられない。

△タマモブラックタイ

父デクラレーションオブウォー、母父ブラックタイド

父はスピードと仕上がりの早さが期待でき、母は体力の高さが期待出来るという血統背景。
馬格があり体力の完成度はかなり高そう。
前走小回りのスプリント勝ちだが、融通が利いても良さそうな雰囲気がある。
グラニットとは逆に、血統は「◯」も前走のレース選択が「✕」で評価が上げられない。

✕ロードディフィート

スピードはあるが、体力的に厳しそう。
マイルなら距離短縮は必須条件。
少頭数の1400㍍で。

✕キタウイング

「1200→1600㍍」距離延長でパフォーマンスを上げるあたり距離適性の高さは感じるが…。
馬格のない牝馬が体力指向強いステップで激走したとなると、頑張り過ぎた感強く反動が気になるところ。
血統的には、ダートの長目向き。
馬体が増えたらダートに転向して面白そう。

✕シーウィザード

ダート向き。
前走は函館コースに救われた感強い。
父と母父が相反する物理特性を持ち、長所を打ち消しあうような「勿体ない」血統背景。

✕バグラダス

こちらもシーウィザード同様の「勿体ない」血統背景。


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