ローズステークス2022予想
ローズS ディープインパクト系好相性。

軍神マルス
08期 予想歴24年

◎マイシンフォニー
  7着/10人気

○サリエラ2着/2人
▲セントカメリア9着/3人
△アートハウス1着/1人


★傾向分析★
2020年 タイム 1’59”9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97
テン35.7-中盤49.7(3F37.28)-換算上がり34.5 『加速・中弛み』
1着リアアメリア・・・ディープインパクト×Rockport Harbor=ディープインパクト×ミスプロ 〔不明〕 2-2
2着ムジカ・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔4-k〕 10-11
3着オーマイダーリン・・・ディープインパクト×Monsun=ディープインパクト×スターリング 〔16-a〕 10-7

2021年 タイム 2’00”0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン36.3-中盤49.1(3F換算36.83)-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着アンドヴァラナウト・・・キングカメハメハ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔8-f〕 6-6
2着エイシンヒテン・・・エイシンヒカリ×エイシンワシントン=ディープインパクト×ダマスカス 〔3-l〕 1-1
3着アールドヴィーヴル・・・キングカメハメハ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔1-l〕 9-9

 2020年より、阪神芝1800mで行われていたレースが中京芝2000mへとコースと距離延長の変化があったローズS。過去2年の流れは、20年・21年共に『加速・中弛み』の流れ。牝馬のトライアルレースと言うことで、阪神芝1800mの時と同じく中盤弛んでの瞬発力勝負になりやすい傾向にあると思うが、逃げ馬も好走していることから、前に位置する4コーナー5番手前後が好走しやすい位置取りかと思います。

 血統の傾向は、瞬発力勝負に強いディープインパクト系が非常に強い傾向。
 20年・21年の結果を見ると、父か母父にディープインパクトを持つ馬が好走していて、顕著にわかりやすい結果に。
 またエピファネイア、キングカメハメハなど根幹距離に強い主流の血統がしっかり結果を出していること考えると、やはりローズSが根幹距離になり、主流血統がそのまま走りやすい舞台になったと考えるべきと思います。

 好走馬の傾向としては、これまでの桜花賞やオークス、それらのトライアル好走馬がそのまま好走しやすい実績馬重視のレースと思います。
 特にオークスからの休み明け組だが、オークスで上がり上位を繰り出して好走していた馬は好走しやすく、軸には最適。
近年は夏のローカルの牡馬相手に好走していた馬の好走も増えています。

★予想★
ローズSのポイントは、
①『中弛み』の流れなら、4コーナー5番手以内に位置取りそうな馬。『前傾』の流れなら、差し・追込も好走可能。
②瞬発力勝負になりやすく、ディープインパクト系向きの重賞。
③牝馬春クラシックシーズンの実績が活きやすい。実績最重視。特に上がり上位で好走していた馬は、休み明けでも要注目。
④スタミナ型サンデーサイレンス系で春シーズンに、マイル路線を距離不足で泣いていた馬なら反撃が可能。
⑤新潟芝コース条件戦好走馬で、速い上りを繰り出していた馬。

◎マイシンフォニー・・・ディープインパクト×Salt Lake=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔4-r〕
 前走3歳以上1勝クラス2着(=札幌芝2000m:0.4秒差)。中京芝コースは(0-0-0-1)、芝2000m戦は(0-1-0-1)。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Salt Lakeはヴァイスリージェント系で仕上がりが早く、2~3歳の時期なら重賞でも勝負になる。ヴァイスリージェント系は距離に融通性があり、勢いがある時は連勝する。
 No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始め、秋シーズン以降は成長力も豊富で本格化する。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。

◯サリエラ・・・ディープインパクト×Lomitas=ディープインパクト×ニジンスキー 〔不明〕
 前走3歳1勝クラス1着(=東京芝2000m)。中京芝コースは初で、芝2000m戦は(1-0-0-0)。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Lomitasはニジンスキー系で、血統全体はスタミナの塊だが、そこは質実剛健。スピード競馬にも対応してしまう。成長力は晩成型。2歳時〜3歳前半よりも、古馬になってからの方が良いタイプ。
 牝系については不明。

▲セントカメリア・・・ドゥラメンテ×エリシオ=キングマンボ×ノーザンダンサー 〔8-f〕
 前走月岡温泉特別2着(=新潟芝2000m:0.1秒差)。中京芝コースは(2-1-0-1)、芝2000m戦は(2-1-0-0)。
 ドゥラメンテ産駒はキングマンボ系で、芝1800mの人気馬は安定している一方、芝1200mの勝ち鞍は少なく、短距離向きの速さと俊敏さはいまいち。ゆったりした流れで折り合い、末脚を使う競馬に向く。道悪での勝利も多く、いろいろな条件に融通が利く万能性がある。母父エリシオはノーザンダンサー系で、2~3歳の早い時期に好走する仕上がりの早い馬もいるが、総じて本格化するなら古馬で、中距離以上で活躍するスタミナを秘めている。芝は軽い馬場のスピード勝負より、時計のかかる馬場での消耗戦で能力を発揮する。
 No.〔8〕の牝系は、3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

△アートハウス・・・スクリーンヒーロー×ヴィクトワールピサ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔10-d〕
 前走オークス7着(=東京芝2400m:1.0秒差)。中京芝コースは初で、芝2000m戦は(2-0-0-1)。
 スクリーンヒーロー産駒はロベルト系で、強さと気性の激しさ、融通性のなさが同居し、これはブライアンズタイム系に通じるロベルト系らしさを有している。同じロベルト系のグラスワンダー産駒と同じように、早くから活躍するマイラーと古馬熟成の中長距離馬がいるが、もっと振り幅の大きい重賞大駆けのタイプで、ぬるい競馬は合わない。行きたがるマイラーは速い流れ向きで、スローで流れるより速い流れの方が能力を活かせる。中長距離馬は上がりタイムの上限に注意。中山や札幌など上がりのかかるコースが得意で、東京は勝ちきれなかった馬が、成長すると切れ味を身につけて、速い上がりにも対応する。切れ味がないままなら、小回りを先行策で押し切る競馬に向く。芝の道悪は得意で、馬場が悪化するほど連対率と複勝率が上がる。母父ヴィクトワールピサはサンデーサイレンス系で、ネオユニヴァース産駒同様にややパワー寄りの中長距離型で、速い上がりも繰り出せるタイプ。ネオユニヴァース産駒は「レースにに使えば使うほど気性が難しくなる」と言われ、活躍時期の早さも特徴。同じような傾向が出るかもしれない点は注意が必要。ダートも走り、時計のかかる馬場は合うはず。特に牡馬は馬力型、牝馬は軽快型に分けられる。牡馬の出世は速い上がりの脚が備わるかで、牝馬もスプリント戦はひと息で、牡馬ともども距離が延びてこそ持ち味を発揮する。大敗からの巻き返しは少なく、2、3着からの勝ち上がりが目立ち、直近の着順は馬券検討の重要な判断材料。
 No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。


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