スプリングS2023予想

夏影
14期 予想歴40年

◎トーセンアウローラ
  14着/11人気

○メタルスピード3着/8人
▲オールパルフェ7着/4人
△ウィステリアリヴァ12着/14人
×セブンマジシャン
×ベラジオオペラ


 土曜日は雨により、馬場が不良にまで悪化。日曜日は晴れ予報になってはいるが、良馬場までの回復は難しい。「非根幹距離+道悪」で主流色から離れたレース特性が問われるはず。
 サンデー色の薄い馬、またはパワー型のサンデー血統を持つ馬に注目。特にこのレースの勝馬でもあるネオユニヴァースの血との相性は良い。
 混戦模様で、上位3頭はほぼ同評価と受け止めて欲しい。

◎トーセンアウローラ

(血統)
父マクマホン、母父ネオユニヴァース

(オプション)
「未勝利→G2」格上げ、生涯初の重賞挑戦、多頭数。

(解説)
 父マクマホンは、馬主島川隆哉氏の思い入れの強いプライベート種牡馬で、トーセン軍団の主力肌馬は全てこの馬に種付けされている。血統イメージとしては、欧州マイル向けのスピードのあるタイプ。
 母父はこのレースと相性の良いネオユニヴァース、更にボトムはヒシ軍団の華麗なる一族の母であるケイティズに繋がる。そんな事からも、島川氏の期待の1頭だろう。
 秋にひと息入れ、馬体が増えた事を評価。かなり体力が付き、2戦の内容がとにかく安定している。デビュー戦ではセブンマジシャンとは0.4秒差あったが、この体力増加により、この力量差は逆転したと見る。
 前々走は前半58.9の速い流れを体験。道中の内を進み、3角から進出。出入りの激しい展開で、4角では先頭を走るワカタツフェイスが壁になり、ブレーキが掛かる場面も。スムーズさに欠いた内容だったが、最後内から抜け出し勝馬に迫った。流れも展開も厳しい競馬をきちんとクリア出来ている。
 前走は終始スムーズな競馬で圧勝。並ぶ間もなく突き抜けたように、かなり闘志に満ち溢れた走りをみせている。
 前々走では集中力のある一面を見せ、前走では闘志漲る一面も見せており、かなりの精神力の高さを感じる。
 今回は、ストレスや疲労皆無の良い最高の状態であり、連勝に期待したい。

○メタルスピード

(血統)
父シルバーステート、母父シャマルダル

(オプション)
多頭数内枠、「1勝→G2」格上げ、「先行→差し」位置取りショック。

(解説)
 父母はアメリンステイヤー色、母父はヨーロッパマイラー色。
 叩かれながら良化を見せ連勝中、いかにも血統に則した競走履歴を辿っている。
 シルバーステート産駒らしい高い集中力見せている。これから馬場が良化していく過程で、内有利になる(馬場は内側から乾く)公算が高く、物理的にもこの馬に向いてきそうだ。
 他のメンバーと比較して、スピード能力にアドバンテージがありそうなので、インの中段あたりに潜り込み、差す競馬をさせてみても面白そう。


▲オールパルフェ

(血統)
父リアルスティール、母父ルーラーシップ

(オプション)
休み明け、「G1→G2」格下げ、「1600→1800㍍」距離延長。

(解説)
 朝日杯FSは、テン2ハロン目で10.4というハイラップを踏んで逃げ、0.5秒差の6着。力のある逃げ馬で、本来なら1番人気になるべき馬。ちょっと人気無さ過ぎだろう。
 同型揃い、展開的には決して楽ではなさそうで。

△ウィステリアリヴァ

(血統)
父ロゴタイプ、母父プリサイスエンド

(オプション)
「差し→逃げ→先行」バウンド位置取りショック、「未勝利→G2」格上げ、生涯初の重賞。

(解説)
 父はG13勝及び、このレースにも勝鞍のあるロゴタイプで、マイルG1を2勝とかなりのスピードを示した。
 母はかなりアメリカンステイヤー色の強い血統背景を持つ。アメリカンステイヤーは血統はイギリス競馬に対する融通性高い。
 前走は中1週で4kgの馬体減。筋力が落ち、多少の疲労を抱えた状態での「差し→先行」の逆ショックで、かなり体力負荷の掛かったステップながら完勝。緩急のかなりついた厳しい流れを作り、最後11.5→11.5→11.7と脚を使い後続を寄せ付けなかった。
 全く高い評価を受けていないが、気の良さがあり、体力が豊富なイメージでかなり能力は高いと見る。
 ペースの落ち着いたレース向きで、広いコースで行われるトライアル質のレースが向く。力はあるが、今回はレースが忙しくなりそうで。

✕セブンマジシャン

(解説)
 キャリアを積む毎に、パフォーマンスを落としている感じ。
コンスタントに使われ筋力的な上がり目なく、重賞を二度使われフレッシュさも失われた状態。
 体力的にも、モチベーション的にも期待出来る部分皆無で、パフォーマンスアップを期待するのは酷。

✕ベラジオオペラ

 無敗2連勝が評価されているようだが、いずれも少頭数によるマイペース競馬でのもので、厳しさに欠ける内容。かなり淡白な内容で、ロードカナロア産駒らしい気の強さがあるなら、むしろ気持ちが切れて凡走するパターン。
 どちらかと言えば母父ハービンジャーの特徴が出たようなイメージ。
 今回同型が揃い、相手も一気に強化され、頭数も倍に増える。
 明らかに「楽→苦」要素満載なレースだけに果たして。


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