オークス2023予想
チート過ぎて…

夏影
14期 予想歴40年

◎リバティアイランド
  1着/1人気

○ドゥアイズ9着/6人
▲ミッキーゴージャス14着/9人
△エミュー13着/13人
×コナコースト
×ハーパー


「牝馬二冠のポイントは、距離延長で『矯め』を生かせるたどうか?である」

スターズオンアース 10→9
デアリングタクト  13→12
アーモンドアイ   15→16
ジェンティルドンナ 10→10
アパパネ      5→4

 上記は、過去11年で桜花賞、オークスの二冠を達成した馬で、桜花賞時の「3角→4角」の位置取りである。
 アパパネ以外は、差し競馬で桜花賞を制しており、いかに道中の矯めが問われているかが理解出来る。
 アパパネの例外はあるが、この年の桜花賞は前半47.5→後半45.8という明らかな「後傾ラップ」。
 スローペースを先行するという事は、実は差す事以上に「気の良さ」が求められる。
 差し馬の場合、馬群に入れる事で、馬の行きたがる気持ちを自重させる効果が狙える。しかし、先行策の場合、前に壁を作る事がない為に、鞍上の指示を素直に受け入れられるかどうか? が重要になってくる。鞍上の指示を受け入れられず掛かってしまっては、矯めが利かず、終いの末勝負に対応出来ない。
 スローで折り合える先行馬は、差し馬以上に距離延長で信頼出来るという事でもあるのだ。

 逆に矯めを作れず1番人気を裏切ったのは、2021年のソダシ。桜花賞は45.2→45.9の前傾ラップを先行して快勝も、オークスではゴール前で脚が上ってしまった。

 そんな理由から、真っ先なか切れるのが、コナコーストとペリファーニアである。
 今年の桜花賞を先行した馬は、45.9→46.2と、「矯め」を作らずともゴール前は「惰性」で残れるレース。
 この2頭が、ソダシ以上のバケモノとは考えにくく、ソダシ以上のパフォーマンスを期待する事は出来ない。

 これら2頭に似た理由で切れるのがハーパー。
 この馬は、2000㍍のデビュー戦でコケ、2戦㍍目の未勝利戦でパフォーマンスを上げた。
 デビュー戦の前半4Fは50.3、2戦目は48.6、クイーンCは46.2、桜花賞は45.9と、常に「ペース激化」で高いパフォーマンスを維持してきた訳で、それ即ち母方から受け継いだスピードと前向きさを証明するものである。そして、中距離で矯めが作れないからこそ、デビュー戦でコケたのである。
 だから、この馬をハーツクライ産駒と素直に捉え、オークス向きと判断してはいけない。

 桜花賞組を狙うなら、断然に「差し競馬をした馬」をねらうべき。
 長距離適性が問われるレースで、意外と非主流適性合う。ユーバーレーベンのように、追走スピードも末のトップスピードも足りないジリ貧タイプでも活躍できる。
 逆に「前向きさ」+「追走スピードの高さ」は、かえって道中の体力ロスに繫がる要因になる。

「結論」
◎リバティアイランド

(血統)
父ドゥラメンテ
母父オールアメリカン

(オプション)
「1600→2400㍍」距離延長、「差し→先行」位置取りショック

(解説)
 非サンデー系血統ではあるが、物理的には極めて主流的。オークスよりもむしろダービーの方が適鞍だった。
 前走の内容から、1600㍍よりももっと長い距離のペースがあうし、矯めれば末のトップスピードは異次元レベル。

 レースがタフになり、上がりが掛かれば掛かったで、阪神JFのように圧勝する訳で、正直「何でもあり」のチート状態。
 適性云々ではなく、現状では他馬との力量差大きく…ここは素直にこの馬からいきたい。

 アルテミスSや前走でちょっと不器用そうな挙動を見せているので、凡走を期待するなら、「距離短縮の小回り」ステップのタイミングでだろう。
 伸び伸び走れる「距離延長の広いコース」ステップでは、重箱の隅をつつく事すら叶わない。

○ドゥアイズ

(血統)
父ルーラーシップ
母父ディープインパクト

(オプション)
「1600→2400㍍」距離延長、「先行→差し→先行」バウンド位置取りショック

(解説)
 かなり体力豊富なヨーロッパ血統馬。精神力あり、かなりしつこいタイプ。本来マイル向きのスピードに欠けるも、これまでは精神力で何とか対応していた。
 桜花賞では、流石にスピード不足を補えず凡走。0.6秒差の6着は、より長い距離に対する適性を示したて言えよう。
 決め手勝負では分が悪いので、力勝負でこの馬本来の実力を開花させてほしい。

▲ミッキーゴージャス

(血統)
父ミッキーロケット
母父ディープインパクト

(オプション)
「1800→2400㍍」距離延長、「1勝→G1」格上げ、生涯発のG1挑戦。

 父ミッキーロケットはサンデーサイレンスの血を持たない種牡馬。現役時代は非根幹距離G1宝塚記念を制し、絵に書いたような非主流的活躍を見せた馬だった。
 母ミッキークイーンは、桜花賞は不出走。ディープインパクト✕フランス血統馬の中長距離適性馬で、オークス、秋華賞を制した。
 かなりスタミナ寄りの血統背景から、今後エリザベス女王杯や春秋グランプリでの活躍に期待が持てるタイプも、オークスも合う。
 これまで、好位置から抜け出す競馬で連勝しているように、闘う意志と体力のあるタイプ。
 スピード面に難がある為、これまで通りの競馬をしてほしい。

△エミュー
△シンリョクカ

✕コナコースト
✕ペリファーニア
✕ハーパー
 前向きさ仇となり。

✕ゴールデンハインド
 「前走逃げられなかった逃げ馬」のオプション使用後で、切り札なく。前走の疲労もあり。

馬券

馬連  5ー13
ワイド 5ー13
3連複 5ー13流し…11,17,15


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