シンザン記念2024予想
ノーザンではなく、他牧場のイチオシ血統に注目

夏影
14期 予想歴41年

◎ナイトスラッガー
  13着/4人気

○バレルターン11着/5人
▲ショーマンフリート5着/2人
△ケーブパール9着/11人
×ノーブルロジャー
×エコロブルーム


 近年の傾向としては、専ら主流色かヨーロッパ色。アメリカ色の強いタイプは壊滅的である。
 洋芝の芝丈が長めに設定されているのか、例年金杯もこのレースも時計が掛かっており消耗度の激しい馬場となっている。どうしても終いの踏ん張りは必須条件で、惰性で押切るのは困難だという事だろう。アメリカ色の強い先行脚質馬は真っ先に切れる。
 コテコテのアメリカ色であるノーブルロジャーやエコロブルームあたりが人気らしいので大荒れに期待したい。

◎ナイトスラッガー

(血統)
父ルーラーシップ
母父フジキセキ

(オプション)
「未勝利→G3」格上げ、多頭数、生涯初重賞。

完成度高く、心身構造がしっかりしている事を評価。

 前走は、「前走13頭→16頭」と頭数アップ、前半1000メールが「前走63.5→61.3」と激化、多頭数内枠、中1週で疲労が残っている条件でのパフォーマンスアップ。

 デビュー戦は外から追い出しに掛かるタイミングで、内にモタれる癖の悪さを出した。
 しかし、前走は内枠から馬群に入れる競馬。馬群の中で自分の走りに徹し、最後はしっかり前が開けたタイミングで突き抜けている。
 こういったアクションからも、集中力依存型で「楽→苦」ステップでパフォーマンスを上げて来るタイプだろう。逆に言えば、少頭数や相手弱化といった条件でパフォーマンスを落とすタイプでもあるので注意が必要だ。
 
 血統面ではトーホウ軍団の主力血統で、母トーホウアマポーラは重賞勝馬で菊花賞馬トーホウジャッカルの半姉。繁殖能力に関しては非常に高いポテンシャルを有する。
その母父アンブライドルズソングは、母父としては非常に優秀な種牡馬で、G1活躍馬を多数輩出している。
 母自身に血統的裏付けがあり、高い競走能力も持ち合わせる。プラス、キンカメ系の主力種牡馬との配合で、ナイトスラッガー自身も当たりが出やすい血統背景を持つ。そして、馬主や生産者の期待通りの産駒に仕上がった。

 父からトニービン(フランス)的要素、母からサンデーサイレンス+アメリカ的スピード要素を受けた感じで、主流的なイメージを感じる。
 馬格あり体力的完成度も高い事から、春のG1戦線での活躍に期待したい。

○バレルターン

(血統)
父リオンディーズ
母父チチカステナンゴ

(オプション)
「未勝利→G3」格上げ、多頭数、生涯初重賞。

 前走は内回りではあったものの、母父の血や前走の末脚を見る限り外回りでも十分力を発揮出来るはず。
 直線で抜け出す脚にキレがあり、良血リオンディーズ産駒らしいスピードを感じる。
 前走は、接戦だったデビュー戦のストレス疲労を多少残した状態で、馬体6kg減で体力的にも落ちていた状態でのパフォーマンスアップ。強い精神力あり、「楽→苦」ステップに対する適応力があるはずだ。初重賞のここでもやれると見る。

▲ショーマンフリート

(血統)
父スワーヴリチャード
母父シユー二

(オプション)
外枠。

 かなり体力的完成度が高い体力依存型で、マイルというよりはもっと長い距離で力勝負に持ち込んで持ち味が出そうなタイプだろう。
 展開如何では、体力的アドバンテージを生かせる事も十分にある。
 キレ負けするリスクあるも、外枠なら揉まれる心配なく体力任せの競馬が出来るはず。

△ケーブパール

(血統)
父ブリックスアンドモルタル
母父ディープインパクト

(オプション)
「未勝利→G3」格上げ、多頭数、生涯初重賞。

 「ブリックスアンドモルタル+ディープインパクト」というだけでなく、更に母系を辿るとトニービン産駒の名マイラーノースフライト辿り着く。母系にフランス色を取り入れているところも、ゴンバデカーブースとの共通点。
 ただ、ゴンバデのデビュー戦は逃げだったのに対し、こちらは2戦とも末脚勝負の競馬。
 ちょっと体力不足の面があるのかな?…というイメージを受ける。
 前走少頭数競馬で、パフォーマンスを落とした事は、精神依存型を臭わす良いアクションも、外回りでバラける展開や、一対一の叩き合いでは分が悪い。混戦なら。


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