東京新聞杯2024予想
適性上位馬が少なく、小波乱あり?

あみー
14期 予想歴16年

◎アヴェラーレ
  7着/5人気


東京新聞杯はコース形状などから好位から末脚を発揮できる馬(上がり上位でなくて可)の期待値がやや高い重賞。
 近5年に共通する傾向からすると適性上位馬が少ない相手関係であること...などに注意。(金曜現在の予想)

 ◎ アヴェラーレ

複勝(+単勝):◎(予算控えめ↓。2戦連続の大外枠=確率1/288を引いたので予算減少)



---------- 以下、プレ予想 ----------

東京新聞杯はコース形状などから好位から末脚を発揮できる馬(上がり上位でなくて可)の期待値がやや高い重賞。
 東京新聞杯2024の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


アヴェラーレ【○類似?】1頭を推奨(1/30 21:31)
想定買い目=複勝+単勝:◎



結果から考える狙い方「東京新聞杯2024」
[期待値:やや低い??]=再計算まだ。
出走頭数≒14.8頭/フルゲート16頭(Dコース。ABC=18頭)
※ 負担重量 引上げ≒主流血統↓。米国型↑(主にマイル以下)、欧州型↑(主にマイル以上)

券種未検証:好位から末脚を発揮できる馬(上がり上位でなくて可)
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【!-0】近5年・2023年~2019年 ⇔ 2018年以前?
   近5年は傾向が共通。それ以前は傾向がズレ始める(2016年はズレ大)
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【!-1】前走と異なる脚質・位置取りで結果が一変する人馬が意外と多い。着順だけ見ると危険
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【!-2】2024年は例年より高速馬場での開催が見込まれます。
   米国指向の追走力・芝1400m経験などが例年より重要になる可能性あり。
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【○】父:欧州型×母父:米国型(≒逃げ・先行)+牡馬(+近走:マイル連続出走?)
    |-- 父:スクリーンヒーロー×母父:米国型
    `-- 父:トゥザグローリー×母父:フレンチデピュティ
   優勝2回(4・5人気)、2着0回、3着2回(2・5人気)
   17年優勝3人気 2-2 ブラックスピネルも配合・性別が該当(近走:マイルと芝1800mが混在)
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【○-】父:SS系スタミナ型×母父:キングカメハメハ+前走:3勝クラス優勝+牡馬
   優勝2回(4・1人気)、2着0回、3着0回
   父⇔母父を入れ替えても好走例は牡馬のみ(少なくとも近7年で不変)
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【★】父⇔母父:SS系全般×デインヒル系+「牝馬 or 牡馬×近2走内:芝1400m重賞経験」
   優勝1回(4人気)、2着4回(2・12・6・6似 人気)、3着3回(6・3・4人気)
   Danzig≒≒Lyphardの類似配合の好走例あり。2018年以前でも好走複数
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【?】複数の好走馬がいない配合など
   22年2着1人気 4-6 ファインルージュ=父:キズナ×母父:ボストンハーバー
   優勝0回、2着1回(1人気)、3着0回
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 コース形状(テン2Fが下り坂→丘を上る、2ブロック2Fは下りながら3角へ、3ブロック2Fは3・4角中間付近の緩い上りから直線の上りまで、上がり2Fは直線上り坂→残り300mほどはほぼ平坦)などから好位から末脚を発揮できる馬(上がり上位でなくて可)の期待値がやや高い重賞。



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【○】父:欧州型×母父:米国型(≒逃げ・先行)+牡馬(+近走:マイル連続出走?)
    |-- 父:スクリーンヒーロー×母父:米国型
    `-- 父:トゥザグローリー×母父:フレンチデピュティ
   優勝2回(4・5人気)、2着0回、3着2回(2・5人気)
   17年優勝3人気 2-2 ブラックスピネルも配合・性別が該当(近走:マイルと芝1800mが混在)


アヴェラーレ
父:欧州型・キングカメハメハ系(日欧混合型 内包)×母父:米国型Northern Dancer系、Storm Bird系。 父:ドゥラメンテ+米国指向のスピードを補完(~強調)した配合で、同父産駒の活躍しやすい配合パターン。
近年の東京新聞杯で「父:欧州型×母父:米国型」の牝馬は好走例がありませんが、逃げ・先行で好走している大型の牡馬に対して、差しで好走している小柄な牝馬はキレなど主流血統の要素を補う脚質・馬格・性別。
2024年の東京新聞杯が例年より高速馬場での開催が見込まれることも、スピードを強調しているアヴェラーレにはプラスになりそう。前走:京都金杯(=外枠の不利が大きい+過去よりスピードの重要度が低下した馬場)から条件が大幅に好転することも忘れずに。


ウインカーネリアン
父:欧州型Roberto系×母父:米国型Mr. Prospector系。昨年優勝。近走は米国芝1600m、東京芝1800m、東京芝1600m、メイダン ダ1600m...とバラバラ。主流血統や「JRAの根幹距離」以外の要素を刺激しているので、昨年より期待値が低くなりそう。


ジャスティンカフェ
父:欧州型Roberto系×欧州型Kingmambo系。 5代内クロスが強い&多数ある配合。馬場不問の全体的なスピード・底力(=ハイペース・失速耐性)に一瞬の末脚が持ち味。根幹距離では末脚の使い所が難しく、欧州色優位の血統から高速馬場のマイルも割引き要素。父:欧州型が1~3着だった前走:マイルCSから条件が悪化すると思われます。人気なら他の馬から狙いたいです。

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【○-】父:SS系スタミナ型×母父:キングカメハメハ+前走:3勝クラス優勝(+牡馬?)
   優勝2回(4・1人気)、2着0回、3着0回
   父⇔母父を入れ替えても好走例は牡馬のみ(少なくとも近7年で不変)

コナコースト
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型キングカメハメハ+小柄な牝馬。近8年の東京新聞杯で3着内に好走した「父⇔母父:SS系スタミナ型×キングカメハメハ」は牡馬のみ。主流血統どうしの配合だけに、パワーを補いやすい性別の牡馬の方が有利な可能性があります。
また、近8年の同配合の3着内馬で「父:SS系スタミナ型」は2頭とも前走:3勝クラス 優勝。「父:キングカメハメハ」は2頭とも前走:重賞。コナコーストは「父:SS系スタミナ型 ⇔ 前走:重賞」なので、その点でもズレている心配があります。成績通り、キャリアの少ない頃の方が好パフォーマンスを発揮しやすい配合かもしれません。


ドルチェモア
父:欧州型・キングカメハメハ系(欧州型 内包)×母父:ディープインパクト+ノーザンテースト≒≒≒Storm Bird 4x4。 血統表の前面に出ているのは主流血統×2ですが、父母間で米国色を強調する配合。早期のスピード対応ができる反面、主流血統のキレが薄まり、終いの直線が長い&緩急が小さく上がりの掛かるマイルに適性が偏っています。例年より高速馬場で開催されそうな点はプラスですが、後続が末脚を発揮しづらい高速馬場・決着パターンにならないと、キレ不足から厳しいレースになるのでは。米国色を強調した分、3歳夏以降の成長力にも不安。


フリームファクシ
父:欧州型・キングカメハメハ系(欧州型 内包)×母父:SS系スタミナ型+Mr. Prospector 4x4を筆頭にクロス多数。クロスで底力(=ハイペース・失速耐性)を補完したスピード性能を強調し、主流血統のキレ(=直線スピードと急加速力)・伸びのある末脚とは相反する能力が強みになっています。東京芝1600mでは能力の発揮が難しそうで、マイルなら早い段階の下り坂でエンジンを掛けやすい条件向きでは。


マスクトディーヴァ
父:欧州型・キングカメハメハ系(欧州型 内包)×母父:ディープインパクト+Alzao≒ダンシングブレーヴ(母内) 4x4。 欧州型やや優位の配合+小柄な牝馬で、キレ(=直線スピードと急加速力)・持続力のバランスが良い馬。
 ただし、芝1600m重賞は今回が初。東京新聞杯の近8年3着内の牝馬は9頭中8頭がマイル重賞経験あり(~好走歴あり)で、例外はシャドウディーヴァの初回挑戦時のみ。そのシャドウディーヴァは近5年の東京新聞杯で好走例の多い配合「【★】父⇔母父:SS系全般×デインヒル系」に該当していて、マイル重賞未経験でも対応しやすかったと思われます。
 一方、マスクトディーヴァは新馬戦を芝2000mから始めたこと、欧州色優位でスピード色が後退した配合、小柄な馬格...など、高速馬場のマイルで筋力・スピード不足に繋がりそうな要素が並んでいて、1人気では危なっかしいと思われます。


ルージュリナージュ
父:ディープインパクト系(米英型 内包)×母父:欧州型キングカメハメハ系(欧州型 内包)+サンデーサイレンス 3x4、Sadler's Wells≒Nureyev 4x6x5など。 中距離が主戦場で、マイルでの好走歴は終いの直線が長すぎる新潟芝1600m外のみ。今年の東京新聞杯が高速馬場で開催されそうなことは距離不安を強める要素。

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【★】父⇔母父:SS系全般×デインヒル系+「牝馬 or 牡馬×近2走内:芝1400m重賞経験」
   優勝1回(4人気)、2着4回(2・12・6・6似 人気)、3着3回(6・3・4人気)
   Danzig≒≒Lyphardの類似配合の好走例あり。2018年以前でも好走複数

カルロヴェローチェ
父:ディープインパクト系(欧州型英国指向 内包)×母父:欧州型Northern Dancer系、デインヒル系。 「牡馬×近2走内:芝1400m重賞経験」まで該当。ただ、父母間でワンペースさが強まる配合で、主流血統の要素が薄まっています。中京芝1600m×上がりの掛かる決着ならバテにくさを活かせても、東京芝1600mではキレ(=直線スピードと急加速力)が不足しやすそう。


リューベック
父:欧州型Northern Dancer系、デインヒル系×母父:SS系スタミナ型。 この配合は近年の東京新聞杯で3着内数が多い配合ですが、牡馬の場合は「芝1400m重賞経験」が重要になるなど条件が厳しくなっています。リューベックは芝1400m以下未経験で、今年の東京新聞杯が例年より高速馬場で開催されそうなこともこの不安を強める要素。


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【?】複数の好走馬がいない配合など
   22年2着1人気 4-6 ファインルージュ=父:キズナ×母父:ボストンハーバー
   優勝0回、2着1回(1人気)、3着0回

該当なし

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過去の好走配合に該当しない馬など

アスクコンナモンダ
父:SS系パワー型×母父:欧州型・Blandford系⇔小柄な馬体。 主流血統の要素が薄まり、欧州色が強まった配合。母:アンナモンダ Anna Monda [独]の子どもたちは小柄に出やすいようで、アスクコンナモンダ 前走:456kgもきょうだいの中では大きい方(!)。その小柄な馬体がキレ(=直線スピードと急加速力)を補っていますが、血統・配合通り時計の掛かる決着の方が得意そう。


ウンブライル
父:欧州型キングカメハメハ×母父:欧州型Northern Dancer系。全兄:ステルヴィオ。父母間でNorthern Dancer、Nasrullahを多く持つ配合。馬場不問で底力(=ハイペース・失速耐性)・ワンペース気味の末脚を強調しそうな配合。主流血統×2を持つも、その影響が相対的に低下。マイルではタフで上がりの掛かる決着パターンの方が得意そうで、高速馬場では再現が難しそう。


カルリーノ
父:SS系パワー型×母父:欧州型Nasrullah系~旧・日本型短距離指向。父母間でNasrullah系を多く持つ配合。東京新聞杯の近5年の血統傾向からすると、軽快なスピードに寄り過ぎている心配あり。例年より高速馬場でどこまで補えるか...ですが、マイル実績が少ない中では厳しそう。


サウンドビバーチェ
父:欧州型・キングカメハメハ系(日欧混合型 内包)×母父:欧州型Northern Dancer系、デインヒル系。父or母父:サンデーサイレンス系の牝馬との配合なら相性の良いデインヒル系ですが、サウンドビバーチェの場合はNorthern DancerやHyperionに加えて、欧州型Nasrullah系の影響を強める配合。東京新聞杯の好走配合と比較すると重厚過ぎると思われます。例年より高速馬場で開催されそうなことはこの適性のズレを強める要素で、厳しい評価から考えたいです。


サクラトゥジュール
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型Roberto系。 <親系統>Hail to Reason系どうしの同系配合。その同系配合は近8年に好走例がなく、Royal Charger≒Nasrullahの近似配合でも2016年が直近の好走例。底力(=ハイペース・失速耐性)を強調しやすく、主流血統のキレ(=直線スピードと急加速力)が薄まりやすいので、東京芝1600mではパフォーマンスが低くなりやすそう。500kg超の牡馬という特徴もこれを強調する要素。


セッタレダスト
父:欧州型キングカメハメハ系(Nureyev強調型)×母父:欧州型Northern Dancer系。 ラストタイクーン 4x2を筆頭に欧州型Northern Dancer系を非常に強く強調。Nasrullah系も強調しているのでスピードも補完していますが、主流血統の要素は大きく後退しています。主流血統の後退(≒キレ不足)を補うには後続のキレ(=直線スピードと急加速力)を削ぐ「馬場×展開」で逃げないと厳しく、再現が非常に難しそう。また、Northern Dancer系を非常に強く強調しているだけに、重賞経験を多く積んだ方が良さそうなことも重賞初挑戦の今回は不安要素。


ダノンタッチダウン
父:欧州型・キングカメハメハ系(米国型 内包)×母父:欧州型Northern Dancer系、デインヒル系。サンデーサイレンスを持たない超大型の牡馬で、主流血統のキレ(=直線スピードと急加速力)は大きく後退。キャリアの少ないうちはある程度のキレを使えても、キャリアを重ねてくるとキレを発揮するのが困難。現状で東京芝1600m重賞を好走するのは難しそうです。


トゥードジボン
父:SS系パワー・スタミナ型(ローカル型?)×母父:米国型Nasrullah系+In Reality 5x4。 過去の好走馬と比較して欧州色(≒中距離指向の持続力)が不足。米国色の強まりから主流血統の影響も後退していて、初の東京競馬場(=仕掛けどころが上り坂)ではキレ(=直線スピードと急加速力。特に急加速力)が不足しやすそう。


ホウオウビスケッツ
父:米国型Northern Dancer系、Vice Regent系×母父:欧州型キングカメハメハ系(欧州型 内包)。 主流血統×2を持ちますが、父母間でNorthern Dancerを非常に強く強調する配合。重賞での好走が中山芝1800m内・3歳G2・重馬場に限られていることにこの配合の特徴・能力が表れていると思われ、東京芝1600m重賞では適性のズレが大きいのでは。


マテンロウスカイ
父:欧州型Roberto系×母父:SS系スタミナ型。 <親系統>Hail to Reason系どうしの同系配合。その同系配合は近8年に好走例がなく、Royal Charger≒Nasrullahの近似配合でも2016年が直近の好走例。底力(=ハイペース・失速耐性)を強調しやすく、主流血統のキレ(=直線スピードと急加速力)が薄まりやすいので、東京芝1600mではパフォーマンスが低くなりやすそう。


ライトクオンタム
父:ディープインパクト×母父:米国型Mr. Prospector系+Lyphard≒≒Danzig 4x4。軽快なスピードと末脚を強調する配合。過去の好走馬に「父:SS系スタミナ型+Lyphard≒≒Danzigの牝馬」は多くいますが、1頭(=22年2着1人気 4-6 ファインルージュ)を除いて母父:欧州型。欧州型の成長が追い付いてきて母父:米国型の優位が低下している時期だと思われます。55kgの斤量で好走できていないことも欧州色の薄さと関連しそうで、成長面で不安がありそう。


ラヴェル
父:SS系スタミナ型×母父:SS系パワー型。 サンデーサイレンス系の同系配合+Lyphard 5x5x5というだけでなく、ノーザンテースト≒≒Vice Regent 5x4x5、Nasrullah系も多数持ち。早期のスピード対応がしやすい&キレ(=直線スピードと急加速力)を使える反面、欧州的な成長力やバテにくい末脚は薄まっていると思われます。近8年の東京新聞杯を見ても「サンデーサイレンス系の同系配合」も「<親系統>Hail to Reason系の同系配合」も好走例がありません。


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