中山牝馬S2024予想
パワーのある別路線組に注目

夏影
14期 予想歴41年

◎アレグロモデラート
  8着/10人気

○フィールシンパシー4着/11人
▲ファンタジア15着/14人


 中間の雨で、金曜夕方の時点で馬場は不良の発表。まだ寒い時期だけに、大幅な回復は望めない状況だ。土曜の天気予報は曇り後晴れとなっているが、午前中の降水確率は40㌫とかなり高い。
 そんな訳で力の要る馬場に適性のありそうな馬に注目してみるのも面白い。

 人気はフラワーCで道悪適性を見せたヒップホップソウルとなりそうだが、「鞍上が思いっきり感」の欠片もない北村ジョッキーだけに、いつも通りの無難にまとめる競馬では期待値は薄い。牝馬限定レースが続き、マンネリ化している事もプラス要素にはならい。
 ここ2戦が精彩を欠く内容で、前売りでは1番人気ではあるが、単勝オッズ5倍台と巷の信頼感もかなり薄目だ。
 愛知杯組の出走がメインのメンバー構成。愛知杯のレベルの高さからもストレスの残りそうな内容。好走馬よりは軽く凡走した馬に触手が動く。
 馬場悪く体力負荷の大きく、馬群がバラけやすく集中力を生かし難い環境。モチベーション高い別路線組で、且つ体力依存タイプに注目。

☆ファンタジア

(血統)
父ハービンジャー
母父シンボリクリスエス

(オプション)
「56→51kg」斤量減、「2200→1800㍍」距離短縮、重馬場。

 牝馬でありながら長距離を使われているのは、おそらくはスピード不足だからであろう。実際平均ラップ12.0を切った経験が一度たりとも無かったりする。しかし、今回はこの馬の欠点がカバー出来る絶好の環境が整った。
 道悪は稍重を4度経験しており、「1,0,2,1」とやはり相性が良い。

 血統面では、ダンシリ、シンボリクリスエス、ヌレイエフとパワー色の血をかき集めたような血統背景をもち、馬体も500kg前後と牝馬にしてはかなり大きい。これでパワーが無い訳はない。
 
 パワーが活かせ、欠点がカバー出来る環境が整っただけでなく、体力補完のオマケまで付いている。ここは、思い切って狙ってみたい。

☆フィールシンパシー

(血統)
父ベーカバド
母父ダンスインザダーク

(オプション)
「先行→逃げ、差し」位置取りショック、「1600→1800㍍」距離延長、「56→53kg」斤量減、外枠、重馬場。

 こちらも、「グリーンデザート+フォーティナイナー」というパワー色豊富な血統背景を持つ。
 母父の影響か?、ちょっとしたショックにすぐさま反応するタイプで、位置取りショックや距離変更を加えてやるとパーフォーマンスを上げてくる。

 基本揉まれ弱いタイプらしく、内枠でポジションを控える競馬をさせると、嫌気を差して競馬をやめる。
 前々走は格上げで激走、前走は格下げでコケている。集中力というよりは、競馬に変化を与えてやれば、相手強弱関係なしにヤル気を出すタイプで、且つ揉まれ弱いといった感じだろう。
 重馬場は得手不得手という次元ではなく、脚元を気に掛けて走るようになる為、飽きやすい性格の馬には走りに集中させる要因となりやすい。
 今回も絶妙なショックが掛けやすい環境で、且つ外枠。ファンタジア同様、思いっきり狙ってみたい。本命と同評価で。

☆アレグロモデラート

(血統)
父ハーツクライ
母父アンブライドルズソング

(オプション)
「先行→差し」位置取りショック、「2000→1800㍍」距離短縮、「51→50kg」斤量減。

 母はアメリカクラッシック向けの血で固めた血統。前向きなアメリカ血統ではあるが、かなり体力もあるタイプ。パインブラフといったダンチヒ系パワー色が加わり、今回のような馬場は合いそうだ。

 前走は、ハイペースの流れを先行して体力切れになったが、よく頑張った。今回は体力補完をうまく活用したい、道中は控える競馬で活路がありそう。
 重賞2戦目で、まだまだ鮮度あるタイミング。まだまだ狙える。


 今回は印で優劣を決めず、激走の可能性の高い馬をピックアップするだけに留めておく。
 馬券の基本は、3頭の単勝とワイドボックス。的中時の見返りが大きくなりそうなので、もっと手広く馬券を攻めてみても面白そうだ。

 馬場の乾きが早いので、予想を変更しました。


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