阪神大賞典2024予想
阪神大賞典 人気馬の能力を信じて。

軍神マルス
08期 予想歴26年

◎サヴォーナ
  6着/3人気

○ブローザホーン3着/1人
▲テーオーロイヤル1着/2人
△ゴールデンスナップ5着/8人


★傾向分析★
3000mなので5Fずつに分けて考えています。

2019年 タイム 3’06”5 (稍重) 1FAve=12.43 5FAve=62.17
テン59.3-中盤63.6上がり63.6 『前傾・一貫』
1着シャケトラ・・・マンハッタンカフェ×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔4-r〕 2-2
2着カフジプリンス・・・ハーツクライ×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4〕 4-3
3着ロードヴァンドール・・・ダイワメジャー×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔22〕 1-1

2020年 タイム 3’03”0 (良) 1FAve=12.20 5FAve=61.00
テン62.6-中盤60.3-上がり60.1 『加速・一貫』
1着ユーキャンスマイル・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-l〕 8-4
2着トーセンカンビーナ・・・ディープインパクト×Hawk Wing=ディープインパクト×ミスプロ 〔1〕 10-7
3着メイショウテンゲン・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔3-d〕 7-7

2021年 タイム 3’07”3 (重) 1FAve=12.49 5FAve=62.43
テン62.4-中盤63.2-上がり61.7 『加速・中弛み』
1着ディープポンド・・・キズナ×キングヘイロー=ディープインパクト×リファール 〔1-b〕 4-3
2着ユーキャンスマイル・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-l〕 12-7
3着ナムラドノヴァン・・・ディープブリランテ×Kingmambo=ディープインパクト×キングマンボ 〔4-c〕 11-10

2022年 タイム 3’05"0 (良) 1FAve=12.33 5FAve=61.67
テン63.1-中盤62.9-上がり59.0 『加速・中弛み』
1着ディープポンド・・・キズナ×キングヘイロー=ディープインパクト×リファール 〔1-b〕 6-5
2着アイアンバローズ・・・オルフェーヴル×Royal Anthem=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔2-s〕 3-2
3着シルヴァーソニック・・・オルフェーヴル×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔3-l〕 4-3

2023年 タイム 3’06”1 (良) 1FAve=12.41 5FAve=62.03
テン64.9-中盤63.3-上がり57.9 『加速・中弛み』
1着ジャスティンパレス・・・ディープインパクト×Royal Anthem=ディープインパクト×ヌレイエフ 〔2-s〕 2-2
2着ボルドグフーシュ・・・スクリーンヒーロー×Layman=ロベルト×サンデーサイレンス 〔16-b〕 6-2
3着ブレークアップ・・・ノヴェリスト×クロフネ=スターリング×ヴァイスリージェント 〔10-a〕 4-5

 長距離重賞のためか、『中弛み』の流れが多い。中盤弛むことで距離適性をカバーするような流れになりやすい傾向と考える。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
 展開上前につけた馬しか勝負にならない傾向が強く(=特に4コーナー3番手以内)、後方に位置する馬は差し届かずの傾向。

 血統の傾向は、菊花賞と同じ距離ということもあり自身が菊花賞好走馬か、菊花賞や天皇賞春好走血統が顕著に強い傾向です。サッカーボーイやジャングルポケット、ダンスインザダーク、エルコンドルパサー、ステイゴールド、ハーツクライなど近年の菊花賞好走馬の血統と思います。
 また母父サドラーズウェルズやロベルト系の好走が多く、欧州スタミナ型血統に向く傾向。

 また人気馬が異常に強い重賞です。前に展開しそうな人気馬は崩れにくいと考えます。

★予想★
阪神大賞典のポイントは、
①長距離重賞のため、ペースは弛みやすく『加速』や『中弛み』の流れになりやすい。
②前につけた馬の好走が多く、4コーナー3番手以内 の馬の好走が多い(=マラソンをイメージすると上位は先行集団に多い)。また先行することで内内を回ることが可能と思われ、距離ロスも少なくできるメリットがあると思われる。差し馬は、捲って好走歴のある馬なら好走可能。
③菊花賞好走血統、または天皇賞春好走血統。トニービン系は特注。
④自身が菊花賞好走や天皇賞春好走馬は、好走率が高く軸に最適。
⑤人気馬が異常に強いレース。
⑥昨年秋シーズンのGⅠ上位好走馬に注意。

◎サヴォーナ・・・キズナ×スニッツェル=ディープインパクト×ダンチヒ 〔1-s〕
 前走日経新春杯2着(=京都芝2400m:0.1秒差)。阪神芝コースは(1-2-0-0)、芝3000m戦は(0-0-0-1)。
 キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父スニッツェルはダンチヒ系で、距離に融通性のあるディンヒル系ながら短距離~マイルで持ち味のスピードを発揮する。芝でこその血統で、素質のある馬は早い時期から頭角を現し成長力もある。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。

◯ブローザホーン・・・エピファネイア×デュランダル=ロベルト×サンデーサイレンス 〔2-f〕
 前走日経新春杯1着(=京都芝2400m)。阪神芝コースは初で、芝3000m戦も初。
 エピファネイア産駒はロベルト系で、父のシンボリクリスエス産駒も一流マイラーが出たように、1600m型と2400m型の代表馬を排出するのがこの父系の特徴。朝日杯FSを勝つ産駒が出ても驚けない。3歳春には上昇し始めるロベルト系の特性を有している。母父デュランダルはサンデーサイレンス系で、走ることに前向きな性格で、2歳戦から走り、芝・ダートを問わず走れるパワーも秘めている。古馬の成長力は、父母父ノーザンテーストということもあり期待でき、成長すると一気に上昇するマイル中距離血統。中でも3歳夏秋に身が入る例が目立つ。短距離の勝利数も多いが、スプリントに優れたタイプではなく、芝1400~2000mで鋭い差し脚を使うタイプが出世する。長い直線の得意なタイプと、短い直線でキレを活かすタイプがいる。外枠変わりとブリンカー着用に注意。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

▲テーオーロイヤル・・・リオンディーズ×マンハッタンカフェ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔A4〕
 前走ダイヤモンドS1着(=東京芝3400m)。阪神芝コースは(3-0-2-1))、芝3000m戦は初。
 リオンディーズ産駒はキングマンボ系で、かなりのスタミナを持ち、長めの距離適性を持つ。牡馬は1200〜2400mまで、牝馬は1000〜2000mまでバラつき、ダート馬も含めて多様。逃げ切りにの一発も多いため、先行力のある馬は特に注意が必要。気性のうるささはあるようで、折り合いに難のある馬はスピード競馬を突っ走らせたほうが良い。人気になっていなくても、デビュー戦から走り、穴も多い。激走のほとんどは距離変化で、5番人気以下の勝利は「距離延長」か「距離短縮」のどちらかが多く、距離変化の刺激は有効。他にもダートを挟んだ後の芝戻りや、芝を挟んだ後のダート戻りなど、刺激を好む。母父マンハッタンカフェはスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。
 No.〔A4〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。

△ゴールデンスナップ・・・ゴールドシップ×タニノギムレット=サンデーサイレンス×ロベルト 〔9-b〕
 前走八坂S1着(=京都芝2200m)。阪神芝コースは(0-0-1-1)、芝3000m戦は初。
 ゴールドシップ産駒はサンデーサイレンス系で、上がりの速くない中距離に向き、スタミナは豊富。洋芝の小回りコース、時計のかかる馬場、タフな流れでマクリがきれいに決まる展開など、条件さえ向けばポテンシャルは高い。母父タニノギムレットはロベルト系だが、父母父グレイソヴリン系の影響なのか直線の長いコースとの相性が良い。またロベルト系なので叩き良化型のタイプでもある。長い直線、急坂のないコースで、後方から33秒~34秒台のカミソリの切れ味で差してくる。自分から動くと末脚をなくしてしまうので、展開が向かなければ不発の危険はあるが、嵌った時の能力の高さには期待。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門で、広いコース変わりはプラス要因。3歳秋以降は本格化が始まり、堅実に走るタイプとなるが、人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。


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