天皇賞(春)2024予想
スタミナはあって当たり前、決め手は2000㍍以下への適応力

夏影
14期 予想歴41年

◎ドゥレッツァ
  15着/2人気

○タスティエーラ7着/4人
▲マテンロウレオ13着/11人
△ブローザホーン2着/5人


今回は簡単に。

 ジリ貧脚質馬が大半を占めるレースで、スピードを持った馬のアドバンテージは大きい。
 中長距離路線を歩む馬は、基本スタミナがあって当たり前。だからこそ、G1ではスピード重視なのだ。

 狙いはG1実績のある馬。もしくは、2000㍍以下の重賞で好走歴を持つ馬。

◎ドゥレッツァ

(オプション)
「3000→2000→3200㍍」バウンド距離延長、「逃げ→差し→先行」位置取りショック、生涯初古馬混合G1。

 有馬記念を使わなかった事が、競馬に対する新鮮味をキープする事に繫りそうだ。今回は、古馬混合重賞2戦目であり、生涯初の古馬混合G1。

 一線級の2000㍍では、追走スピード面が課題になるのかなぁ?…といった内容で、基本は2400㍍以上だろう。しかし、ジリ貧ステイヤーならもっと悲惨な結果になっていたはずで、ステイヤーならば流石といった内容だ。2000㍍ならタフさが求められてこないと勝ち切るには厳しい。前走の敗戦を悲観する必要はないし、今回の距離延長をプラスと考えるべきだろう。

 菊花賞の前半1000㍍は、自身のこれまでの最速ラップ。逃げで対応したように、前向きさに加えて気の良さもあり、プラス体力面でも優れたものを持っているので、ペースによってベストポジションに付ける事が出来るのも魅力。
 前々走までは、常に上がり1位で連勝してきたように、自分のペースさえ守れれば、レース後半は、ポジションに関係なくしっかりとした反応を見せる事が出来る。

 前走で中距離重賞の洗礼を受けた後だけに、特に勝負所
での反応におけるパフォーマンスアップの期待が持てる状況。切り捨てられる理由なく。

○タスティエーラ

(血統)
父サトノクラウン
母父マンハッタンカフェ

(オプション)
「2000→3200㍍」距離延長。

 考えて見れば、菊花賞から続く「二世対決」。ドゥラメンテは鮮度要求度の高い馬で、古馬になってからはG1を勝利する事無く競走馬生活を終えた。
 一方タスティエーラの父サトノクラウンは、2歳時から重賞で活躍していたにも関わらず、5歳の宝塚記念でやっと国内G1制覇を果たす。散々中長距離重賞の競馬を経験した上でのパフォーマンスなだけに、鮮度にとらわれないタイプだと言えよう。
 ここ2戦でリズムが悪いようにも見えるが、若駒時のように「常に頑張ろう」とする気力は失われているはずで、これからは古馬時代の父と同様に好走と凡走の差がはっきりしてくるはず。
 父の古馬時代は、とにかく惨敗からの巻き返しが目立った。

 天皇賞秋17着→京都記念1着
 天皇賞秋14着→香港ヴァーズ1着
 大阪杯 6着→宝塚記念1着

 同じ遺伝子を持つ馬だけに、レース環境が好転すればコロっと立ち直れるタイプだろう。

 ダービー馬であり、スピード面では間違いなく最右翼。

▲マテンロウレオ

(血統)
父ハーツクライ
母父ブライアンズタイム

(オプション)
なし

 前走マイナス体重で逃げ、勝てなかった事を評価。
 マイナス体重だという事は、筋力が落ちた上での逃げな訳で、体力負荷面での不利があったレース。ここで勝ったとなると
、「生涯初の逃げ」効果による激走後という事で、反動の可能性から切り馬の対象になるところだった。
 しっかり凡走した事から、疲労を残さず、前向きさを刺激する事が出来たはずだ。

 きさらぎ賞の勝馬で、小倉記念2着、大阪杯4着。この面子の中では、2000㍍以下の重賞に対応出来る数少ない存在だ。


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