ローズステークス2010予想
秋はワルツを踊ろう

スナフキン
09期 予想歴27年

◎アグネスワルツ
  7着/2人気

○エーシンリターンズ3着/5人
▲アパパネ4着/1人


有力馬のほとんどがここをステップに秋華賞、その後エリ女と状態次第で3戦を視野に。
休み明けの不利は皆同じで、コース適性と仕上げ具合から入りたい。

2冠馬アパパネは当然3冠目の秋華が目標。
秋の馬体の充実度は一目瞭然ですが、これが初戦から生かされるかが焦点に。
春は腰高でスピードが勝っていたが、腰が下がり腹回りがしっかりと、バランスのいい馬体になる。
ひ弱な腹のラインに成長がありパワー系牝馬となりそう。
レコ駆けもその体形の恩恵であり、この秋高速への対応が同様かどうかが見物。
調教では坂路中心で好時計を出すも一杯に追われたのは最終の栗東1本、次を見据えた過程。
太かったレッドディザイアの影とだぶる。

しかしここまで東京、阪神外回りと直線が長いゆったりとしたコースでの好成績はある。
経験から内回りの秋華では懸念にもなり得るので、外回りのローズの方が経験値で条件は向く。
ある意味ローズ~エリ女が最適で目標秋華が落ちる印象。
深読みすれば仕上げが目標とチグハグになりひとつも取れない恐れが・・・は独り言です。


アグネスワルツは陣営も調教過程からここに力が入ってる。
1週前と2本強く追ってきて、春当時よりは順調な過程。
距離と馬場を考慮すればローズ~秋華が最適で、春の力量差を本来のとは考えないように気をつけたい。
十分に秋華を狙える逸材で桜花賞に是が非でもだっただけに秋の意気込みは違うはず。
京都内回り2000mはドンピシャ、本気ならここは使うだけがセオリーだが条件が良すぎる。
休み明けのフローラの好走があるように鉄砲は利く。
栗東所属でも阪神は初だが、初の東京は故障明けに加え輸送とテン乗りを克服している。
先週鞍上に今開催の阪神遠征があって結果が4戦2連対とまずまず。


奇襲とも言える桜花賞好走以外は時計面で劣るところがあるオウケンサクラ。
先行有利は良いが高速はどうかでも粘りきる可能性も。
内田の初騎乗もカギで緩みやすい外回りに望みを託すか。
時計を一本出して最終は馬なり、足りない印象を受ける。



オークスの雪辱を期したいエーシンリターンズは、阪神外回りの実績が断然。
条件は本番秋華よりここ、調教もCW坂路と強く追い時計を出す。
最終を6Fから来たように十分な内容。
春はオークスの敗退では体重減や距離説が挙げられた。
しかし軽い脚捌きにはタフな馬場は不向きだし、外回り実績とは適さない。
距離じゃなく輸送からの体調面の維持や外枠発走の敗因が大きかったと思っている。
仕切り直しの秋は関西圏だし、同条件の桜花賞より1F長いだけ。
調教過程からは狙いたいし、秋華よりはここベスト。
できればローズ~エリ女がいい、陣営もその構想ならここはある程度の仕上げで望んで来る。


輸送もあり関東馬にとっては工夫が必要なシーズン。
馬体重の変動で泣かされたアニメイトバイオの春、それを考慮してかここまで馬なり調整。
なら初戦の方がいいという狙いもあるが。
オークスの上位組で世代のトップレベルに入ることは忘れてはいけない。
オークスから乗り替わった後藤が追い切りに付きっ切りで乗っているところには注目。
他馬と比較して3本乗ったのは後藤だけ、休み明けの馬の調子を一番知っているジョッキーとも言える。
後ろ過ぎたオークス騎乗からなにか得たなら、今回は先行策に転じる可能性あり。
前有利な馬場を味方にすればなだれ込みにひと考え。
人気薄ならバイオかと。


レースの流れとしては休み明けが多いのでそろっと出て行きたい。
差して来るアパパネの警戒感が先行陣にどう影響するか?
ここは取らなくていいアパパネの仕掛けはゆっくり、並んでも追い出しは遅らせるはず。
前は脚を余して4角を迎えそう、厳しくはなりにくいと想定。


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ローズステークス2010回顧

スナフキン
09期 予想歴27年

次走狙い:アグネスワルツ
次走狙い:アパパネ


重要な1戦だったので次走に向けて見て置かなければ。

阪神18は緩みやすい条件ですが、大方の馬が前に意識を持ってレースを進め速く流れた。
前半3F34.1の入りはまるでマイル並み、前に行ったグループは1頭も絡まず差し展開は当然。
休み明けの切れのない先行陣にはつらい流れで敗退は仕方がない。

アニメイトバイオ:栗東への早期入厩と展開は向く。それにしても強烈な末脚、秘めていたものが発覚。ステップにしては駆け過ぎ追い過ぎ感があり、上積みと本番不発の心配はないか。
一度帰厩するなら評価は下げる、ヘビーローテは関心しない。

ワイルドラズベリー:ポツンと後ろから、展開が一番向く。恩恵はあったけど、馬体の成長度を使い切れていたのは大きな収穫。抜けた最速の上がりで阪神の坂を攻略。他力にならないことが課題だが、長めに使える脚がわかり戦法は固まるでしょう。

エーシンリターンズ:阪神はそつなく走る。エンジンのかかりが遅いので勝ち切れなさはある。それが外回りを選択する理由か。輸送のない関西圏でのレースが生命線。外外を回り強い内容と言える。

アパパネ:前回の休み明けも行きたがった。それがレースペースを押し上げる要因になる。自身も前半に脚を使い、直線狭くなる不利も勢いを削がれ敗因はある。先行した中では太めでも頑張っているのが地力の証明。パワー型への造りで高速決着に疑問が生じてくるが。
タフな条件だったオークスが最適なのか。本番では折り合いはついても、課題は開幕馬場への対応とみる。一応の上積みから次走への評価は有りする。

トゥニーポート:入りが速く厳しい展開。それでもしぶとく粘る。自己条件なら巻き返しあり。

ニチドウルチル:先団に沿う形で外目を追走。格負けだったが内を通った実力馬よりいい内容。終いの脚がもっさりとしているので自己条件でも善戦タイプとしたい。

アグネスワルツ、オウケンサクラ:期待の2頭が不甲斐ない敗戦。速い脚はなく流れは向かなかったが、強調する材料がない。
先行力は見せたけど、相手に併せて末脚に賭けるタイプじゃない。
ともにフットワークは大きく、ライト<タフな条件に適性があるか。
ブラックエンブレムの例があり見限るのは早計。秋華は1周回るコースで直線が短い内回り、条件は一変するので巻き返しに注意したい。
調教過程をしっかりと見る必要あり。
この負けで思い切ってくる可能性があり、そこは狙い目ではあるが。
ワルツは慣れた京都で初の阪神からの変わり身は・・・
マークは緩んだはずで仕上がりだけが課題。

まとめ(ローズ⇔秋華賞)
上位陣の展開は差し有利、先行勢の見直しは考える。
秋華賞とはコーナーの数が違い内外と回りの違いから枠順が影響する。
野芝で行われた阪神と京都開幕なのでそう変わりはなさそう。
小頭数から多頭数へ、今回後ろから捌いた面々には条件が落ちる。
サンテミリオンやショウリュウムーンにアプリコットフィズらが加わり、厳しさが増す。前に行けるタイプたちで、さらに先行陣の層が厚くなりそう。
速い馬場と先行激化とどう天秤に掛けるか、次は折り合いのつくアパパネが中団寄りなら今のところ先行有利とみる。


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