セントライト記念2010予想
勝負気配の”ある””なし”の関西馬

はまちん
10期 予想歴25年

◎ミキノバンジョー
  9着/7人気

○アロマカフェ3着/2人
▲シャイニンアーサー11着/9人
×ゲシュタルト


翌週に神戸新聞杯が控えているのに、セントライト記念で東上してくる関西馬は、やる気の”ある””なし”がはっきりしていると思える。やる気がある理由としては、例年神戸新聞杯よりメンバーが落ちるこのレースでより高い確率で菊花賞の出走権利を獲りたいということ。あとは小回り適性などか。逆にやる気がないと思えるのは、主戦が神戸新聞杯に乗る馬がすでに決まっていることや同Qの馬が神戸新聞杯に出走を予定しているなどか理由として考えられる。
 ゲシュタルトはどっちだ?賞金的に菊の出走権利は確実。それなのにリスクのある長距離輸送をしての参戦はイマイチ合点がいかない。池添くんはこの馬を手放す理由はないし、同じ距離の京都新聞杯を勝っているからというだけではパンチ不足。そこで同Qの馬を見てみると・・・いたわ。現在3連勝中のビッグウィーク。9/4の小倉で1000万条件を勝ち、菊の出走が見えてきた馬。例年、3勝馬がボーダーだからな。ローテを考えれば中3週で神戸新聞杯が本流で、中2週で東上は440kgの馬体を考えてもキツイ。ゲシュタルトはビッグウィークの神戸新聞杯出走のために、こっちに回ってきたと考えるのが正論と考える。春も使いに使い込んで良くなってきた馬だけに休み明けも不安だけどな。
 残る3頭の中から血統も踏まえて本命はミキノバンジョー。非根幹距離であるこのレース。他に中山で同じ距離の重賞は翌週のオールカマーとAJCC杯だが、この2つのレースはNever Bend系の馬の活躍が目立つレース。ネヴァブションやシルクネクサスあたりだったかな。ミキノバンジョーも母父はNever Bend系リヴリア。さらに今回の調教が抜群で、一週前に75秒台の時計を出して、今週も長めを流して見た目にも絶好調という動きだった。使い詰めが心配どころか、さらに充実してるとみていいだろう。太宰くんも手放さず乗りにきたのも好感。
 相手はアロマカフェ。もちろんこの馬も菊を意識しているはずだが、何を血迷ったのか神戸新聞杯でローズキングダムに乗る武兄様を鞍上に。。。菊のリハなら菊にも乗ってくれる騎手を探すはずだが、武兄様が乗るということはここが勝負なのか?と思わせる。もちろんローズに乗る前から決まっていたのなら意味のないことなのだが・・・。まあQ舎がQ舎だけに後先考えずに実績のある騎手を乗せたかっただけかもしれんけどな(´゚ω゚):;*.':;ブッ
 一発の魅力はシャイニンアーサー。未勝利勝ちからブリンカーを着用していたのだが、今回は外して、さらに典さんへ乗り替わりはかなり匂う。
 あとは母父ノーザンテーストが活躍しているレースということでシルクスチュアート、関西馬のナイスミーチュー、まだ底を見せていないフェイルノート、関東馬に四位くんを擁してきたダークシャドウまで。
 過去の成績などで判断してミスプロ系の馬は軽視。逆にミッションモードは鈍重すぎて軽い野芝は向かない。


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セントライト記念2010回顧
やる気のある関西馬を間違えた!?

はまちん
10期 予想歴25年

次走狙い:ダークシャドウ
次走危険:クォークスター


ある程度の人気馬が後続を突き放して逃げるのは勇気がいることだよな。近年ではサイレンススズカとツインターボくらいか。1000m通過が58.7。その時点で2番手との差は7,8馬身くらいで、ペースはそこそこ速い程度だが、2番手集団の騎手たちにとっては、あまりの逃げっぷりにもう少し速いと感じたのかもしれないな。圧巻なのはそこからスピードを維持しながら11.7-11.7-11.8と刻んだところ。最後は12.8要したが大きくバテているわけではなく、見事な逃げっぷりだった。父サッカーボーイはスタミナ豊富で母父ティンバーカントリーはミスプロ系の中でもスタミナはあるタイプ。それよりも母父父のサドラーズウェルズのほうが強く出ているタイプか。京都もそうだが、中山の2200もこういう展開になることが多々あり非根幹距離のレースは面白いワナ。本番でもぜひ楽しませてください。
 クォークスターは3角からまくりにいって、上がりは2位に0.4差をつける34.0での差し切り勝ち。ラジオNIKKEI賞でも派手な追い込みを見せてくれたが、血統的にこんなに長く良い脚を使えるとは思えないんだが。。。今回のような脚質は本番で向いているとは思うが、この血統で勝ったら血統派は競馬をやめるしかないだろうな。アドマイヤメインでも驚いたのに。
 アロマカフェはリハーサル。賞金は持っているから勝ち負けなんて関係ないという感じでの流れ込み。3000mとなると母父ハートレイクというのが引っ掛かるけどな。
 ゲームマエストロは漁夫の利。母系はこの距離でも長く、今後はマイル路線だろ。
 ダークシャドウは一瞬いい脚を見せたがそこまで。いかにも急坂が向いていない感じで、だだっ広い府中or京都向きでしょ。ミッションモードは血統的に野芝では出番なし。フェイルノートは案外だったが、勝った2戦とも馬場が渋ってのもので高速決着は向かないタイプか。ゲシュタルトは時計を出したのが3本だけ。ここまで負けたのは展開もあったと思うので、使っての巻き返しは可能だと思うが、母父エンドスウィープじゃ3000は無理だな。
 本命にしたミキノバンジョーは一番厳しい競馬。早めに動かなければ外から飲み込まれてその時点で終了だったわけで、玉砕覚悟でも動いたのは正解。あれなら馬券を買ってた人も諦めがつくかと。個人的には良くやってくれたと思う。
 レースレベルは特異な展開だっただけに評価が難しく普通の『3』。
次走の狙い馬は府中で自己条件なら楽に突破できそうなダークシャドウ。
危険馬は菊花賞出走を条件にクォークスターを採り上げます。


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