人気薄のサクラオリオンが勝ったからではないが、このレースで地力があって根が強いと思える馬は、少なくとも着順１桁組ではほぼ皆無だった。次走巻き返しがあるとすれば、まともな競馬をしていないorできなかった着順２桁の馬だろうが、アテがないのも確か。本音をいえば全馬を次走危険にしたいほど。

　ヤマニンキングリーは昨年秋以降、コンスタントに活躍を続けているが、今回取りこぼしたのは展開のアヤもあるにせよ、中山金杯・小倉大賞典の内容や対戦相手を踏まえると、さすがに少し頂けない結果では。オープン馬としては長く安定した成績を残しているが、陣営の的確なレース選択と適度なレース間隔のおかげも大きい。それでも今回勝ち切れなかった辺り、使い詰めの影響が出てきた可能性もある。次走も大きく人気を落とすことはないはずだが、上積みは望み辛くむしろパフォーマンスの低下が心配だ。

　復調中のヴィクトリーもハンデ58キロを背負って健闘はしている。ただ、大負けこそしていないがこの時計でも逃げ切れなかったうえ、行き脚こそ見せているが、切れる脚はまだ使えていない現状。もっと良くなる余地はあるが、復活のタイミングは次走ではまだないような気がする。
レースレベル：1    
→次走危険馬:ヤマニンキングリー,ヴィクトリー

勝ったサクラオリオンは中団のインを回って外に持ち出し差し切り。
毎回そこそこには走っていたので、時計の掛かる馬場で一気に台頭したか。
中日新聞杯で◎にして今回無印とは情けない限り。

2着ヤマニンキングリー、3着レッツゴーキリシマは枠を生かして完璧な競馬。
これでも勝ち切れないんですから、今後も頭で狙うのは止めた方が良さそう。

全体としては外を回すと全く駄目な馬場で、
期待したマンハッタンスカイも終始外を回って全く自分の形にならず。
ただ、それにしても手応えが無さ過ぎで、状態は下降線なのでしょう。
2走前の凡戦2着を好走と見るのは少々無理があったか。
レースレベル：2    
→次走危険馬:マンハッタンスカイ  

　本命ヤマニンキングリーは事前の不安が的中したのかやっぱり2着。
内に押し込められず、大体イメージどおりだったのですが、最後に差されてしまいました。
　対抗ベンチャーナインはこの馬向きのレースだったとは思うのですが、やはり器用さがなく加速まで時間がかかるタイプなのかな？内々で競馬していたせいもありますが見ていてとても窮屈に見えました。追い出してもそう伸びず、結果として単穴に指名したセラフィックロンプとほどんど着差ありませんでした。直線が長い新潟や東京コースで再度期待したいです。
　単穴に指名したセラフィックロンプはいい位置取りではあったと思えたのですが、休養明けで先行した牡馬のペースに巻き込まれて最後には勢いをなくしてしまったように見えました。
　なお、予想段階で挙げた以外の馬では、ヴィクトリーの動きに注目していました。Aコースとはいえ、先行馬が多く見た目ハイペースになったこのレースで4着。力は出せたと思います。
　上位馬の着順を見てみると、1,2着馬と5着馬は中団から、3,4着馬は前目での競馬でした。
繰り返しになりますが自分の目にこのレースはハイペースに映ったので、負けはしましたが今回上位に来た先行馬の次走以降を狙ってみたいと思います。
　最後に一言。
レース自体は事前のイメージにかなり近かったんだけど…ゼッケンの番号が違ってたー。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ヴィクトリー  
→次走危険馬:サクラオリオン