人気のテイエムオオタカは好スタート、しかしメモリアルイヤーとゲットフルマークスが強力にハナを主張、テイエムオオタカは３番手に下げて堂々とした位置取り。
　このレースのはともかく、私の予想はこの時点で終わりました。本命にしたメモリアルイヤー、ここまで序盤で足を使っては勝ち負けどころではない。

　最終コーナーでゲットフルマークスは既に脚が止まっています。メモリアルイヤーも粘ることは出来ず、満を持してのテイエムオオタカ、そして後続の馬にも抜かれていきました。

11.8 - 10.2 - 10.9 - 11.5 - 11.7 - 11.8

　ハロンタイムでは、２Ｆ目の１０．２が驚異的。自ら作り出したペースではなく、無理にハナを奪おうとメモリアルイヤーとゲットフルマークスが飛ばした為で、これは逃げ馬にとっては自滅以外の何者でもない。

　結局は、メモリアルイヤーがゲットフルマークスにハナを譲るわけですが、無理せず３番手に控えたテイエムオオタカには大きな差をつけられました。

　ただ収穫があるのは、結局２番手に控えたメモリアルイヤー、自分の力は出せています。
　速すぎる流れなら、無理にハナに立つ必要は無いのかもしれず、今回であれば、テイエムオオタカの「前にいれば良いや」ぐらいの騎乗なら、３着には残れたかも。

　勝ったテイエムオオタカはここでは格上でしたが、藤田Ｊの落ち着いた騎乗も良かったと思います。
　藤田Ｊは体内時計のしっかりした、先行する馬のペース配分の上手な騎手だと思っていますが、北海道開催ではかなり頼もしい存在ですね。

　ゲットフルマークスの黛Ｊとしては、逃げ切りに活路を見出したかったのでしょう。確かに勝ちを狙うのならば、この馬の場合はとにかくハナに立つことであるのは間違っていないと思います。

　メモリアルイヤーの五十嵐Ｊとしても、これは難しいレースでした。逃げてこその馬ですし、逃げずに負けてはこの馬のファンや陣営に申し訳ないというのもあります。
　テイエムオオタカ同様にハナを譲れば上位入線は、或いは可能だったかもしれませんが、勝ちに行くなら逃げに固執する必要はあるかもで・・・

　ゲットフルマークスの力量をあまり評価しておらず、メモリアルイヤーが楽に逃げられると思い込んだのが一つの間違いでした。

　もうひとつの間違いは、２番手の馬を本命にしたことで、これは悪い癖。
　スムーズに逃げても、おそらくテイエムオオタカに差されての２着と予想したメモリアルイヤーを本命にしたのですが、これは前日のオッズを見て、曲げてしまった予想。
　まぁ、結果よければそれも有りなのですが、オッズを気にしているようでは、的中率は下がる一方だと痛感しました。その意味では外して学んだことは大きい。

　楽しむための予想ならともかく、勝負レースでは「一番強いと思う馬を本命に、複勝圏内を確実に」を目標として、来週からやり直します。
レースレベル：3
→次走狙い馬:メモリアルイヤー