今週のメインレースは、牝馬3冠第一関門の第74回桜花賞である。

第74回桜花賞は、阪神ジュベナイルフィリーズの上位3頭の再戦が注目されている。

そこで競馬理論の競馬予想では、第74回桜花賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

チューリップ賞組からは、1着のハープスター（川田）、2着のヌーヴォレコルト（岩田康男）、3着のリラヴァティ（松山弘平）及び10着のシャイニーガール（幸英明）が第74回桜花賞に出走する。

ハープスターのチューリップ賞の勝利という結果は、スローペースをまとめて差し切っていたため、着差以上に余裕のある内容であった。

なお、ハープスターは、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて2着に敗れてしまったが、脚を余してのものであったため、負けて強しの内容であった。

その点を考慮して、第74回桜花賞の競馬予想において、ハープスターに本命級の高い評価を与えて当然であるが、追い込み一手の脚質なので、絶対視までは禁物である。

一方でヌーヴォレコルトのチューリップ賞の2着という結果は、イン有利の馬場で終始外を回らされてのものであったため、悪くない内容ではあるが、ハープスターには力負けであった。

よって、第74回桜花賞の競馬予想においては、ヌーヴォレコルトにハープスターが勝利する場合の2着候補といった評価を与えるべきである。

そして、リラヴァティのチューリップ賞の3着という結果は、イン有利の馬場でマイペースの逃げを打ったものであったため、レース内容としての価値は低い。

そのため、第74回桜花賞の競馬予想においては、外の差しも届くようになった今の馬場を考慮すると、リラヴァティに高い評価は不要と判断している。

なお、シャイニーガールは、チューリップ賞の見所のないレース内容から、第74回桜花賞の競馬予想において高い評価は不要である。

そして、フィリーズレビュー組からは、1着のベルカント（武豊）、2着のニホンピロアンバー（秋山真一郎）、4着のアドマイヤビジン（四位洋文）、5着のホウライアキコ（和田竜二）、６着のダンスアミーガ及び13着のフクノドリーム（横山和生）が第74回桜花賞に出走する。

ベルカントのフィリーズレビューの勝利という結果は、イン有利の馬場において1枠からロスのない競馬に恵まれたものであって、1馬身強の着差ほどの能力差はない。

そのため、フィリーズレビューの競馬予想においては、ベルカントが好走するためには展開の助けが必要と判断すべきである。

またニホンピロアンバーのフィリーズレビューの2着という結果は、イン有利の馬場で逃げ粘っただけで、レース内容としての価値は低い。

すなわち、第74回桜花賞の競馬予想においては、距離延長で外の差しも届く馬場状態を考慮すると、ニホンピロアンバーに高い評価は不要である。

一方で、アドマイヤビジンのフィリーズレビューの3着という結果は、イン有利の馬場に置いて終始外を回らされて追い込んだものであったため、レース内容としては着差ほどの能力差はない。

よって、第74回桜花賞の競馬予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、アドマイヤビジンにもそれなりの評価を与えるべきである。

また、ホウライアキコのフリーズレビューの5着という結果は、直線で前が壁になって能力を発揮できなかったものであり、度外視が可能である。

その点を考慮して、第74回桜花賞の競馬予想においては、ホウライアキコにフィリーズレビュー組で最も高い評価を与えるべきである。

なお、ダンスアミーガ及びフクノドリームは、フィリーズレビューの見所のないレース内容を見る限り、第74回桜花賞の競馬予想において高い評価は不要である。

そして、アネモネステークス組からは、1着のペイシャルフェリス（川島信二）、2着のニシノミチシルベ（シュタルケ）、4着のマーブルカテドラル（田辺裕信）及び６着のカウニスクッカが第74回桜花賞に出走する。

アネモネステークス組は、一線級不在のメンバー構成だったため、急激にメンバーが強化する第74回桜花賞の競馬予想において高い評価は不要である。

なお、第74回桜花賞の競馬予想においてアネモネステークス組で唯一注意を払うとすれば、アネモネステークスで大外を回しすぎて人気を裏切ってしまったマーブルカテドラルだけである。

そしてクイーンカップ組では、1着のフォーエバーモア（蛯名正義）が出走する。

フォーエバーモアのクイーンカップの勝利という結果は、スローペースを2番手から押し切る展開に恵まれたものにも見えたが、レース内容としては平凡であった。

しかしながら、フォーエバーモアは、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、レッドリヴェール及びハープスターと同タイムで走っており、相手なりに走ると考え、一線級相手とでも力差はない。

よって、第74回桜花賞の競馬予想においては、先行馬有利の展開になるようであれば、フォーエバーモアが一番勝利に近いと判断すべきである。

一方、阪神ジュベナイルフィリーズ組からは、1着のレッドリヴェール（戸崎圭太）が第74回桜花賞に出走する。

レッドリヴェールの阪神ジュベナイルフィリーズの勝利という結果は、ハープスターの追い込みを凌ぎ切ってのものであり、強い内容であった。

よって、第74回桜花賞の競馬予想においては阪神ジュベナイルフィリーズの勝利も休み明けであったことを考慮すると、レッドリヴェールにも高い評価を与えて当然である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第74回桜花賞に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第74回桜花賞の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第74回桜花賞の最終的な予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の桜花賞の関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/oukasho

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