展開はハナを切りたい馬がヒラボクキング、後は番手馬が大挙している感じなので、ヒラボクが行き切ればすぐに隊形は出来上がってハイペースはないかなという感じ。ただ、ヒラボクは緩めても動き出しが結構いい馬なので、道中少しペースを緩めるところまでは想定しておいた方が良いと思う。


◎ホッコータルマエは総合力がかなり高い馬で、青梅特別では超スローから12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.9のラップ推移で楽にギアチェンジをしてトップスピードの高さを見せたし、レパードＳでもポジショニングの良さ、中弛みへの対応を見せて、12.6 - 12.6 - 13.0 - 12.1 - 12.7のラップ、動き出しての完勝。３歳世代はレベルが高いが、総合力では多分１，２を争う馬。ポジショニングセンス、緩急への対応力、動きだし、持続力、トップスピードの質とこれだけ高いレベルで兼ね揃えている馬はそうはいない。JDDでは最内でかなり包まれてしまって中弛みには対応できたが13.1 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 12.4のラップ推移で加速戦に前にスペースがなく出し抜かれてしまった形。これは度外視していい。今年のダート路線、３歳勢でもこの馬と心中と決めているだけに、ここは相手関係強力でも好勝負はしてもらいたい。出来れば勝ってほしいが、この馬の総合力の高さなら進路さえしっかり確保できればどんな展開でも対応できるはず。


〇ハタノヴァンクールは後半のトップスピード持続力が化け物の馬。序盤のポジショニングセンスはかなり見劣り、どうしても後方からの競馬になるが、一旦加速してからはトップスピードの高さと、それを維持する能力は世代最強。伏竜Ｓでは13.1 - 12.6 - 12.7 - 12.1 - 12.7のラップ推移でキングブレイク、エアハリファ、ダノンゴールドと言った強敵を楽に差し切り、端午Ｓでは13.3 - 12.0 - 12.1 - 12.0 - 12.7のラップでグッドマイスター、ホッコータルマエをまとめて差し切る。まだ底は見せていないが、好走はいずれも中盤で緩んだり、勝負どころまでのペースがそこまで早くないケースでのものがほとんどで、課題は平均的なペースになった時にどうかという点に尽きる。序盤のスピードがないので、出来れば中弛みが有ったりペースが遅かったりで後半勝負までにスタミナを使わずに射程圏に入れたいところ。その点で今回そこまでペースが上がりそうにないというのは良いのだが、やはり不安材料ではあるし、総合力の差でこちらを〇に。ベスト距離は多分2000ｍ以上になると思うなあ。


△ヒラボクキングはここは単騎で行けそうというのと、普通に平安Ｓではエスポ君に完勝している。地力だけで考えればエスポに勝ったという点でもローマンレジェンドと差はないのにこの人気の無さなので狙う価値はある。物差しはエスポ君だけではなく、普通に平城京Ｓでは12.4 - 11.7 - 12.2 - 12.5と楽にハナを切ってＬ３で急加速して押し切っているように、淀の下りを活かしてギアチェンジしてぶっちぎるだけのパフォーマンスを準OPで見せているし、京都でマイペースで運べる公算が高い時は、絶対に抑えておきたい１頭。今回ちょっと人気が無さすぎ。



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11/04 12:27

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