京洛ステークスに登録しているプレイズエターナルは安田隆行厩舎の３歳牡馬。
近年短距離戦線で有力馬を輩出し続けている安田厩舎所属ということで厩舎の将来を背負う馬になれるかの期待がかかる。

安田厩舎の近年の短距離重賞をみてみよう。

２０１０年
セントウルＳ ダッシャーゴーゴー

２０１１年
オーシャンS ダッシャーゴーゴー
阪神牝馬S カレンチャン
CBC賞 ダッシャーゴーゴー
函館スプリントS カレンチャン
北九州記念 トウカイミステリー
キーンランドC カレンチャン
スプリンターズS カレンチャン
京阪杯 ロードカナロア

２０１２年
シルクロードS ロードカナロア
高松宮記 カレンチャン
スプリンターズS ロードカナロア　　　

２０１３年
阪急杯 ロードカナロア
高松宮記念 ロードカナロア
安田記念 ロードカナロア
スプリンターズS ロードカナロア　　　


トウカイミステリーのようにポッと勝ってしまった（失礼な言い方で申し訳ない）のを別とすると、ダッシャーゴーゴー→カレンチャン→ロードカナロアと見事に世代交代リレーが確立されている。
ロードカナロアは２０１３年末の香港スプリントでの引退が決まっているため厩舎の世代交代は急務である。桜花賞２着馬のレッドオーヴァルが秋華賞をパスして満を持して短距離路線のスワンSへ行ったが４着まで。カレンチャン同様に牝馬ではあるが、カレンチャンとは違って馬格がなくてまだまだ先への期待を持ちたいところではあるがどこまで行けるか・・・厩舎を背負って立つほどとは現状では・・・

一方こちらのプレイズエターナルは１２００ｍなら安定して走っている馬。決して大型馬ではないが馬体の作りは明らかにパワー型のスプリンターでセプテンバーSでのパドックでは１枚も２枚も抜けていた。

http://www.youtube.com/watch?v=iLdROz3R618


さすがに手薄なメンバーだったのでこの中ではよく見えるのは当然だがレース内容も時計も優秀。
おそらく安田調教師もデビュー大きな期待をかけていると感じるのは何もレース内容や時計だけではなく、個人的には将来を期待していろいろな競馬場に遠征して精神面でも鍛えさせているのではないかと感じている。
デビューが函館でそこから阪神、京都、東京、中京、新潟、そして前走の中山と・・・この転戦ぶりはもはや世界に目を向けた戦いを始めているのではないかとまで考える。

さて今回の京洛Sでオープン特別初戦を迎えるプレイズエターナルに騎乗するのは短期免許で今週から乗り始めるバルザローナ騎手。現在来日しているメンディザバル騎手、リスポリ騎手、M.デムーロ騎手があまり目立っていないのでここはひとつ目立つチャンス。
レース選択も冷静に感じる。一気に重賞にぶつけるのではなくまずは手薄なオープン特別。ここを勝てば春シーズンの楽しみができる。今回はジョッキーともども期待したい。
10/31 08:33

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