東京競馬は、異例と言える4日間連続での開催中止になり、変則開催続きでは予想も難しいが、それは外れた時の言い訳にしかならない。

菜の花賞(500万下)10着の①イマスグキスミーを見直す。その前走は、出遅れたうえに典型的な行った行ったの形で決着。ただなだれ込んだだけの競馬に終わったが、2走前のつわぶき賞(500万下)の内容からも、得意条件に戻れば即巻き返しが期待できる。終い重点の最終追いは、仕掛けられてからスッと反応してラスト1Fで12秒2(美坂路)。高いレベルで好調を維持している。本質的には切れで勝負するタイプだろうが、重馬場得意のジャングルポケット産駒なら評価を下げる必要はない。ここは頭から狙いたい。

⑨イントロダクションは、休み明けで重賞挑戦だった前走のフェアリーS(GⅢ)で0秒2差の5着。久々の分もあって、やや折り合いを欠いていたことを加味すれば、自己条件のここは当然上位の存在と見ていい。同舞台で挙げた初勝利は不良馬場だったように、力が要る芝にも不安はない。この中間はテンションを上げないように軽め調整だが、前走時より落ち着きが感じられる。

前々走のサフラン賞(500万下)で、阪神ジュベナイルF(GⅠ)3着馬に0秒3差の3着だった⑧ミュゼリトルガールも自己条件なら力量上位。3ヶ月の休養明けになるが、意欲的に坂路で速い追い切りをこなしており、2週前は全体3番時計となる49秒4-12秒3の好時計を記録。直前こそ軽めになっているが緒戦から勝負気配なのは間違いない。

クイーンCを除外されてここに回った④ヤマノフェアリーは、1勝馬ながら重賞でも有力視されていた素質馬で、東京でパフォーマンスを上げるデニムアンドルビーの全妹という血統も魅力。前走は逃げて楽勝だったが、バタバタして子供っぽい走りだったデビュー戦では、追われてからしっかり伸びていた。折り合いが課題になるも、一本調子の逃げ馬ではなさそうだ。土→月へのスライドという事で、他馬よりは代替開催の影響も少ない。

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02/16 14:17

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