中山1200にしては確たる逃げ馬不在という変なレース。このメンツだとフィールドシャイン辺りが主張しそうで、タイセイファントムもある程度は行ける馬だが、本当にそれぐらい。まあエーシンレンジャー辺りもある程度は行けそうだが、フィールドが行くなら２列目以上取れれば別にというような感じの馬だし、アドマイヤサガスもフィールドが行くのに内から無理して主張するほどテンも速くないから２列目ポケット辺りかなと。２列目～好位勢はそこそこ多いが先頭列がどういう競馬をしてくるかによって競馬が変わってくる感じ。中山1200にしては少し紛れる可能性があるので、その辺を注意したいところ。ハイペースはハイペースだろうが、綺麗に一貫ペースになると決めつけない方が良いだろう。


◎ナガラオリオンは4走前の京都1200戦、栗東Ｓのパフォーマンスが高かった。京都1200にしてはかなり流れる競馬で中団につけて３～４角大外ぶん回し。11.3-11.4-12.0-12.4と３角ぐらいでまだ速い脚を要求される中で、かなり外を回していてこのロスは大きい。それでも最後まで伸びを見せてきていて、要所でも置かれずとトップスピード面で良さが有った。エンジンさえかかってしまえばペースが早くても最後まで伸びてくるし、スローでもトップスピードの質でもそんなに見劣らない馬だが、前走は道悪で質の高いトップスピードを求められ、速い地点では良かったがＬ１甘くなった。ベストは良馬場で一貫ペースを追走してのＬ１差し込みなので中山1200は合うし、栗東Ｓの内容からも1200の方が良い可能性も十分にある。それに完全なハイペースだと基礎スピード面で不安も出てくるが、今回はメンバー的にもそんなに飛ばしそうな馬はいない。これなら追走で苦しむことはないと思うのでチャンスだろう。


〇シセイオウジ
この馬は中山1200でも完全な一貫ペースよりは少し緩んでくれた方が良いタイプ。基礎スピードは言うほど高い馬ではなく、序盤後方から溜めての差し込みでトップスピードを活かす。 一昨年のカペラＳ３着なんかも11.7 - 12.4 - 12.1 - 12.1と道中緩んでＬ１落ちない流れで最後方から伸びを見せたり、これまでの競馬からも平均ペースでトップスピードを引き出す競馬で結果を残している。今回のメンツだとハイペースになり切るかどうか微妙で、後方から序盤無理をしなければ鋭い脚を使えるこの馬の武器は嵌れば怖い。ここは相手関係からも面白い一戦。


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03/01 14:39

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