（1）キレ優位の馬は苦戦しやすい＆人気上位馬が強い [コース形状]
　残り1200mから始まり800mから斜度がきつくなる下り坂。この下り坂の位置・存在が上がり3Fのキレ（＝トップスピードとそこに到る加速力）ではなく、上がり4F以上の持続力（≒長くいい脚）を要求しやすくなっています。
　さらに、上級条件ほど仕掛けが早くなりやすいため、下り坂の位置・存在と合わせて底力（=ハイペース耐性）の要求度も高くなり、厳しい流れのレースで好走している実績上位の人気馬が信頼しやすくなります。


（2）芝2000m未満での好走歴をチェック [コース形状＋時計レベルの早さ]
　開幕週＋野芝の成長期ということで、時計レベルは平均より早いのがデフォルト（雨の影響が強く残っていない限り）。ここに前述の下り坂が加わると下り坂での追走スピードが芝1800m戦のレベルに近づくようで、準マイラーがスピードの優位を生かして距離をこなしてきます。


　上記の理由などから、印は以下の通りになります。

◎ 3-3 カレンミロティック
○ 5-5 サクラアルディート
▲ 8-11 エアソミュール

× 7-9 トウカイパラダイス

　◎ カレンミロティックは全6勝のうち5勝を開幕週であげる開幕週巧者で、かなり時計の掛かる馬場だった近3走からの大幅な巻き返しを望めます。重賞初制覇の金鯱賞とは問われる適性が近いはずで、ペースを落としすぎたり、時計の掛かる馬場でない限り圧勝まで期待できるのでは。
　○ サクラアルディートは持続力優位の末脚を持つ馬。キレ（＝トップスピードとそこに到る加速力）を問われる条件ではエアソミュールに叶いませんが、持続力優位の阪神内回りなら逆転があっても。
　▲ エアソミュールはOP特別を4勝するなどバランスの良い能力の持ち主。ただ、キレ優位なので阪神内回りではなし崩し的に脚を使ってしまう可能性があります。逆転の難しい相手上位として。

　× トウカイパラダイスはダート色の強い父×母父のイメージ通り、時計の掛かる芝が合うタイプ。時計の早い馬場に変わるのは大きなマイナスで、さらに前走（人気上位馬に差し・追い込み馬が集中していた）ほど前後の利を望めません。人気なら消しに近い評価で。


　買い目は調教（≒体調、調子の良さ）、馬場傾向、レース中の出来事（展開、好騎乗、不利など）による誤差を丸め込むため、以下の通りシンプルに。

本線
　馬連：◎-○▲

上乗せ
　馬単：◎→○▲
3連複：◎-○-▲


　各馬の馬場・距離・能力適性とそのレベルは、ブログの予想記事や回顧記事をご参照下さい。
　あみーケイバ（http://ameblo.jp/ami-keiba/）
06/06 17:51

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