◎パッションダンス
　阪神と新潟の内回りで計４勝。
　初重賞制覇となった新潟大賞典は58.0-58.9の前傾ラップとなった新潟外回りらしくない一戦で、切れ味勝負にならなかったのがこの馬の勝因だったでしょう。
　一年以上の休み明けとなった金鯱賞は度外視して、近４走のラップは、
　
　　中山金杯(４着)　　59.4-58.4(1.0)
　　ＡＪＣＣ(８着)　　63.0-58.7(4.3)
　　中日新聞杯(４着)　61.6-59.6(2.0)
　　新潟大賞典(７着)　61.5-58.1(3.4)

　全て後傾ラップですが、前後半の差が少ないレースでより善戦しています。
　基本的にペースが速くなる傾向がある小倉2000、有利な内枠。
　相手関係も良い。
　中山金杯の平均ハンデは56.0、中日新聞杯は約55.56、新潟大賞典は55.75ですが、今回は１kg以上軽い約54.33で、軽ハンデ馬が１番人気になるメンバー構成。
　久々の重賞制覇となる材料は揃ったと思う。


○マデイラ
　七夕賞は軽ハンデで、かつ最内で上手く競馬をしたという印象。
　しかし、別定戦となった前走福島ＴＶＯで、出負けして外を回したのに上がり最速という内容で、一定の地力があることは示してくれた。
　全４勝を京都で挙げているように、夏場の軽い馬場が適していたのか。
　京都得意な馬は、福島よりむしろ小倉の方が合ってそうなイメージがある。

▲ウインプリメーラ
　人気してますねぇ。
　マーメイドＳは先行勢総崩れの流れを、不利な外枠から先行して４着に残りました。
　阪神であの競馬ができるなら、軽い小倉なら簡単に押し切ってしまいそう。
　とはいえ所詮は牝馬限定のハンデ重賞、それに、牝馬限定戦で５４キロだったハンデが５３キロになっても、むしろ見込まれたという印象がある。

　マローブルーに印をつけるかずっと悩んでいましたが、近走スローの上がり勝負ばかりなのが気になっています。

△ナリタスーパーワン
　だからってこんな馬に印をつけなくても……と、自分でも思いはするのですが……。
　芝に転向してからずっと早めの上がりを使っています。
　安土城Ｓは内目を通った馬しか勝負になっておらず、あの結果もむべなるかな。
　一気の距離延長で、この枠なら苦もなく先行できるはず。
　芝は向いてそうなので一発があるとしたここいら辺ではと。
08/09 00:41

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≪JRA馬主・佐々木主浩本人≫
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