明日は午後３時ぐらいにかなり降るみたいな感じの予報なので、正直馬場に関しては多少決め打ちが必要かなと。午前中から降り始めて徐々に悪化する感じ。先週も雨中での開催になっているし、普通に考えれば影響は出てくるはず。極端な道悪までは予想しないが影響は出てくるとみる。具体的に言えば平均ペースとして34.7-12-34.8ぐらいで大体1:21.5ぐらいは出るかなという馬場を想定しておく。ハイペースなら21秒前半は出る、ぐらいのイメージ。


　そのうえで展開だが逃げ馬候補は意外と多い。近走は差してきているがダンツキャンサーが最内枠、行く格好を見せるかもしれないがその外のレオパルディナ、クールホタルビは行くしかないので行く。ウインプリメーラはこれらを行かせて２列目を目指す形かな。フレイムコードやリメインサイレント辺りもいけるかはともかくそれなりには出していく。これらを見ながら好位辺りにベルルミエール、ウリウリももしかしたらこの後ろぐらいにはつけてくるかなという感じ。馬場がタフなのと前を形成する馬がそれなりに飛ばしそうな２頭、かつウインプリメーラもそこそこはポジションを取ってマークされる形。35秒で概ね平均ペースと見れば、少なくとも逃げ候補の２頭はハイペースを刻むと思う。それに後続がどこまでついていくかで変わってくるが、35秒ペースでもスローにはなり切らないとみているので、平均ぐらいのイメージを持っておきたい。ややハイ～平均で想定、一応はスロー気味まで視野に入れつつも、先週の感じだと馬場はそれなりに時計も掛かるし外差し傾向にはなっている。まあ日曜は馬場がかなり悪かったので顕著に出ていた感はあるが。


◎ベルルミエールは正直準OPまでのイメージが強かったので掴みづらかったんだが、ＣＢＣ賞が強かったなという認識は大事かなと。ペースバランスが33.4-35.7と重馬場ながら超ハイでスピード色が強い競馬。これを好位の外々から追走しながらの競馬になる。11.1 - 11.2 - 12.3 - 12.2のラップ推移で後方にいたウリウリが内のスペースを完璧について直線序盤で切れていたのに対してこちらはジリジリで、Ｌ１までジリジリ、ダンスディレクターやサドンストームには目標にされた分差し切られたがウリウリとの差はＬ１でジリッと詰めていた感覚。この馬は前々から動けるイメージだったので違和感があったんだが、北九州記念を見てもそうだがＬ１まで意外とばてずにしぶとく食い下がってくるポテンシャル面、ＴＳ持続力の面の方が強いかも。1200だとスピード負けしてしまうが、1400でも久多特別で35.4-34.1でスロー、11.6 - 11.4 - 11.2 - 11.5とＬ２最速の流れにはなっているが、番手で最後までジリジリと差を詰めながらダンスディレクターの強襲も防いでいる感じだし、ここではミッキーラブソングも撃破している。CBC賞でもあのペースで前目につけて唯一粘り込んだ馬ともいえるし、1400でスピード負けはしない、低レベルだがＮＺＴでは一貫ペースで３着と踏ん張っていて距離そのものは問題なくむしろ極端なトップスピード戦に弱い印象。スワンＳはＬ２で加速しないといけないところで窮屈になったのも響いたしＬ１まで落ち込まなかった。この馬は極端なトップスピード戦にならない方がいいだろうし、昨年の阪神牝馬Ｓでも少し渋って平均ペースの中で番手から長く脚を使って踏ん張った。カフェブリリアントのパフォーマンス、ウリウリを退けていることからもこの一戦は強い競馬と言っていいはず。1400の道悪で平均的な競馬になってくれば力そのものは最上位のはず。前走は京都1200ドスローの外々でトップスピード戦では如何とも。スワンＳも上がり切らず進路もなくで、敗因はある。まあ内の馬場がどうかというのはあるけど、極端なトップスピード戦にならなければ1200～1400路線では最上位のはず。ある程度前目を狙える立場だし、ウリウリはある程度後ろ、内の２頭が前々になる可能性が高いしスペースを確保しながら３～４角で上手く外目に誘導できれば理想的かな。本命にするには悩んだんだけど、どこから入ってもイマイチしっくりこなかったしワンパンチ推し切れなかった。それなら高く評価しているこの馬から素直にという感じかな。


〇クイーンズリングは正直連下の予定だったんだけど、追い切りがこの馬比較でかなり動いてきたというのは大きい。素直にそこを評価して一段階上げた。それと、京都1400だと軽い馬場で前も落としにくいというのもあったんだが、先週の開催と今週の雨を考えると先週日曜ほどとまではいわなくても外差し傾向が強くなる。それとトップスピードの質もさほど要求されまいと。フィリーズレビューなんかは阪神1400で11.5 - 12.0 - 11.7 - 11.8 - 12.3のラップ推移、後方から外々を追走しながら押し上げて直線でしぶとく伸び切っていてポテンシャルは高いレベルにある。渋った馬場で適度に時計が掛かった方がいいと思うし、まあ56kgを背負ったり、世代レベルもあって多少不安はあったが外差し傾向や道悪、追い切りを含めて対抗に押し上げた形。


▲マジックタイム
この馬は京都は初めてになるが噛み合う可能性が高いかも、というのはある。この馬は府中マイルでで高いパフォーマンスを見せているようで、意外と坂を駆け上がってからの一足で甘くなることが多かった。東京でも1400で意外と面白い競馬をしていて、５走前は34.4-34.4で平均ペース、11.2 - 11.0 - 11.3 - 12.1と淀みない中で中団からしぶとく外々伸びてきてＬ１で急追した。相手関係も強敵で特にシンデレラボーイを差したというのは大きな評価のポイントで、この馬は本質的にはＴＳ持続タイプ。それでいて1400のスピード戦に対応できたのは良い材料。新潟外マイル戦でも一度強い２着があったが、この時も渋ってＬ１が減速してきたところで大外ズドンという形。この辺からも渋った1400で、かつ京都の下りからの出し切る競馬で外差し馬場なら嵌る可能性は大いにあるかなと。


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