明日は雨がどうなるかによってちょっと微妙なところはあるんだが、一応多少は降るとしても稍重までとみておく。馬場は高速想定で入る。59.5-59.5のペースならこのメンバー構成でも1:59.0ぐらいは出るぐらいのイメージだ。


　そのうえで展開予想。今回は外が主体になるだろう。まずは外からシャイニーガールが行くしかないので内に切り込んでいきながら主張。これを見ながらで恐らくウインリバティは今回は番てになるかなと。これが外からじわっと取り付いていきながら適度に作って行く意識。その外からウインリバティがリラヴァティを見ながらか、或いはリラヴァティを番手につけさせるまでに番手外を確保できるか。スタートがそこまで速い方ではないのでこの辺りは完璧には読み切れないも恐らくこの２頭が番手でレースをコントロール、シャイニーがハイを刻もうとしても恐らく単騎で無視されるだろう。それらを見ながらじわっとシュンドルボンが好位～中団ぐらい。内からはナムラアンが五分に出ればそれなりに出して先行策、アカネイロやハピネス、レッド、ショウナンといったところが２列目争いをしてくる可能性は高い。いずれにせよ、番手以降で測れば恐らくスローに振れると思うし、60秒を切る可能性の方が低いかなと。60.5-59.0ぐらいを想定しておきたい。スローからじわっと３角以降ペースが上がってＴＳ持続面が問われる可能性が高いとみる。


◎シュンドルボンは56kgがカギなのは確かなんだが、ひとまずスローからの後半勝負で考えれば中山牝馬Ｓを評価せざるを得ない。この時は54kgだったが、それでも51.5-46.6と後半特化の中で13.1 - 12.2 - 11.5 - 11.8 - 11.6 - 11.7とコーナーで長く脚を使わされる形になりながらも最後までしっかりといい脚を維持してルージュバックを呑み込んだ。ルージュをそこまで評価はしていないにせよ、後半特化の競馬の中で３角以降11.5-11.8-11.6とそれなりに速い流れを外外から動く形にはなっているわけで、ロスは間違いなくあった。その中で最後まで伸びてきているという点でも阪神芝内2000で問われやすいスローからの段階的な加速には噛み合いそう。エリ女ではちょっと距離が長いかなという感じもあったがそれでも上位勢相手に大きな差はなかったし、今回のメンバー構成を考えれば軸としてはやはり信頼しやすい。トップスピード戦になっても新潟外回りでハイレベル戦だった弥彦特別でも好位から鋭く伸びてラインハーディーは撃破できている。ＴＳ持続でもポテンシャル戦でもやれる、ペースも馬場で相対的に見てそこまで上がってこないとは思うし、このメンバー構成なら素直にこれを軸にしたい。


〇ナムラアンは悩んだけどこれも結局素直に、というところかな。近走しっかりとゲートを出てポジションを取れるようになったことで安定してきたし、今回もシュンドルボン同様そこまでペースが上がる可能性は高くない。前走の都大路Ｓはトップスピード持続戦で逃げ切った形だが、３走前の飛鳥Ｓでは12.3 - 11.8 - 11.6 - 11.5 - 11.8とポテンシャル戦に近い競馬の中で離れた番手からしぶとく伸びてＬ１までしぶとく踏ん張って３頭接戦を何とか制してきた。相手関係もブランドベルグやブラックムーンといった強敵相手。普通に目途を立ててきた。ポテンシャル戦に関しては中京でも捲って押し切る競馬ができていたし、色々な幅をようやく見せるようになってきたと。この枠で先行馬が揃っていることもあるし、上手く出れないと後ろからになるリスクはあるが、それでも今のこの馬なら阪神芝内2000でじわっと加速しながら長く脚を使ってくるという競馬でも十分勝負になるかなと。出来ればもうちょっと外枠の方が競馬はしやすかったとは思うが、このメンバー構成ならこれも素直に狙いたい。


▲ヒルノマテーラ
この馬は少しジリっぽいところがあって、3走前の阪神マイル戦でも1000万下ではあるがドスローから12.4 - 11.1 - 11.0 - 11.7とトップスピード特化戦の中で後方と外から追われるがジリジリとしか伸びてこなくてＬ２ではまだ3列目だったんだがＬ１の上り坂でグンと来てバテ差してきての３着。また前走でも京都芝外1800で47.1-46.3とややスローから11.9 - 11.2 - 11.6 - 11.5 - 12.0とＬ４最速ではあるも単騎逃げ馬が刻んだもの、後方で脚を使わず直線勝負でという形なんだが序盤での切れはイマイチで中団に押し上げるまで。Ｌ１でもジリジリと最後まで伸びてはいたが内で溜めていた馬の方がという競馬で伸び切れなかった。究極的なトップスピード戦向きではないと思うし、Ｕ字だとある程度流れてもキレを要求されることが多い。1周コースで面白そうな競馬ができているし、この条件で51kgと軽ハンデ。バテ差しで突っ込む馬が波乱を演出しやすいこのレースでもあるし、坂でのバテ差しの印象も強い。勝ち負けまではかなり恵まれないととは思うが、シュンドルボン辺りを目標にしながらの競馬ができればＬ１の強襲は警戒しないといけないかな。
06/12 13:08

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