◎メモリーレゾン

父オルフェーヴル、母父ノボジャック

生涯初の重賞挑戦、「２勝→Ｇ２」格上げ、「小回り→広いコース」変わり、「1800→2000㍍」距離延長、多頭数内枠

前々走は体力が落ちている中しぶとい競馬で勝ちをモノにし、馬体が増えた前走はエネルギッシュな大外一気を決めている。
とにかく闘う意欲が旺盛で、リミッターが外れたような走りを見せる。
適性的にはペースが緩みがちなここよりも、むしろ激戦必至の本番だろう。
本番もしっかり注目したい。
一走当たりのエネルギー放出量が非常に大きな馬なので、秋華賞を激走するようならエリザベス女王杯を自重してレース間隔を開けて使った方が良いだろう。

◯アートハウス

父スクリーンヒーロー、母父ヴィクトワールピサ

休み明け

この馬の勝鞍はデビュー戦と、10kg増だった休み明け。
つまりが、体力充填直後で気力体力が充実しているタイミングがベスト。
プラス体重で気持ち良く先行出来れば。

▲パーソナルハイ

父ディープインパクト、母父シティジップ

休み明け

気の良さはあり、逆に闘う意欲が淡白なタイプ。
厳しい状況下ではあっさり
レースを投げるタイプなので、本番ではまず苦しい。
今回はしっかり勝ちにいく競馬を見せてほしい。

△ブルトンクール

父エピファネイア、母父グラスワンダー

休み明け

気の良さのある体力ゴリ押し系も、こちらはそれなりに頑張れるタイプ。
あまり体力がおちていないタイミングであれば、強い相手に対してもそれなりにしぶとさを見せる。
フェアリーＳが正にそんな競馬だ。
しかし、所詮は体力ゴリ押し系。
体力が落ちたタイミングだと、アネモネＳのようなアクションをみせる。
あくまで、しっかり体力充填が出来ている事が前提だ。
プラス体重なら掲示板に馬番を載せるくらいのパフォーマンスは見せられるはず。

※サリエラについて

血統と無敗の戦歴から、おそらく人気になろうであるサリエラ。
そのサリエラについて深く掘り下げて考えてみたい。
まずこの馬を考える上で注目しなければならないのは、「何故、２走しかしていないのか？」という事だろう。
デビュー戦後にレース間隔が開いたのは骨瘤だったという事だが、それまで目指していたレースはフラワーＣ。
順調だったとしても、レース間隔がかなり開いている。
そして、レース間隔が半年以上開いていたにも関わらず、馬体が２kg減っている。
そして、今回も３か月以上レース間隔が開いた。
その過程から想像するに、器以上の走りをみせる為、消耗戦が激しいのではないか？と考える。
レース後の馬体維持が困難であるが故の戦歴なのだろう。
トップスピードは素晴らしいものがあるが、テンに置かれている事や直線に出てからの加速の悪さから見て、やはり非力感は否めない。

兄サリオスは非常に馬格のあった馬で、抜群のパワーを武器とし早いタイミングから活躍を見せていた。
しかし、更にその上のサラキアのデビュー当時も小柄だった。
ローズＳでは２着に入ったが、本格化したのは古馬になって馬体が増えてからだ。
おそらくサリエラも、そんな成長曲線を辿るはずなので、ローズＳの結果がどうであろうと、長い目で応援してほしい。
09/16 20:59

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