中山牝馬ステークスはコース形状などからある程度の末脚を持ち、馬力＋追走力・小回り適性も兼備する馬の期待値がやや高い重賞。
　中間の大雨＋土曜の強風から非常にタフな競馬になり、波乱の結果につながる可能性...などに注意。（金曜現在の予想）

　◎ ヒップホップソウル
　○ コスタボニータ
　▲ コンクシェル
　△ タガノパッション
　△ アレグロモデラート

ワイド（＋3連複）：◎○▲△△
（意識的に粗い買い目。気象条件から非常にタフな競馬が想定されるため）




---------- 以下、プレ予想 ----------

中山牝馬ステークスはコース形状などからある程度の末脚を持ち、馬力＋追走力・小回り適性も兼備する馬の期待値がやや高い重賞。
　中山牝馬ステークス2024の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


以下の5頭を推奨。（3/4 20:25）

◎ヒップホップソウル【○】
○コスタボニータ【○】
▲コンクシェル【○準ずる？】
△タガノパッション【○-～▲+】
△アレグロモデラート【○－α】

想定買い目＝馬連：◎○▲△△



結果から考える狙い方「中山牝馬ステークス2024」
[期待値：やや低い？？]＝再計算まだ。
出走頭数≒15.1頭／フルゲート16頭（Aコース3週目。B・C＝同数）
※ 負担重量 引上げ≒主流血統↓。米国型↑（主にマイル以下）、欧州型↑（主にマイル以上）

券種未検証：ある程度の末脚を持ち、馬力＋追走力・小回り適性も兼備する馬
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【！】展開上は前有利になりやすい。
　　　|-- 逃げ・先行は軽ハンデが効きやすい（ダッシュ↑、急加速力の補完）
　　　`-- 差し・追い込みは前後不利を跳ね返す高い実力（≒重賞～3勝クラス好走歴）が必要
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【○】父：SS系スタミナ型全般＋（主に父×母父で）Royal Charger≒Nasrullah強調型
　　　|-- 2走内：芝1800m～2000m 初角～4角2～5番手以内（≠逃げ）
　　　`-- 2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上　上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)
　　　優勝3回(4準・3準?・7 人気)、2着2回(12・1人気)、3着4回(1・7・11・5人気)
　　　---------------------------------------------------------------------------
【○～○-】父：SS系スタミナ型全般×母父：米国型Northern Dancer系
　　　|-- 前走：マイル以下（＋軽ハンデ？）
　　　`-- 2走内：芝2000m以上・3勝クラス以上 上がり3位以内
　　　優勝3回(2・15・6人気)、2着2回(1・4人気)、3着0回
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【○-～▲+】父：欧州型Mr. Prospector系＋『上がり上位 or 積極先行』
　　　|-- 前走：芝2000m 初角～4角2番手以内（＋今回：軽ハンデ？≒近走：条件戦？）
　　　`-- 2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上 上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)
　　　優勝2回(3・5人気)、2着4回(6・5・14・3人気)、3着2回(1・3人気)
　　　---------------------------------------------------------------------------
【▲～▲-】父：欧州型Sadler's Wells系＋直線の短い芝1800m重賞 3着内＆上がり3位以内
　　　優勝1回(5人気)、2着1回(2人気)、3着1回(5人気)
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【？】同配合で複数の好走馬がいない馬
　　　優勝0回、2着0回、3着2回(9・15人気)
　　　18年3着9人気 6-10 レイホーロマンス＝父：ハービンジャー×母父：サンデーサイレンス
　　　16年3着15人気 3-6 メイショウスザンナ＝父：アグネスデジタル×母父：サンデーサイレンス
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【苦戦】父：SS系スタミナ型全般＋他2つの好走基準に該当しない馬
　　　父×母父でRoyal Charger≒Nasrullahを強調せず、母父：米国型Northern Dancer系でもない馬
　　　4着以下3人気内：8頭該当。母父：欧州型が特に多く該当（7頭）している。
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　コース形状（テン3Fは急坂途上からスタート、小回りの1角まで短く、上りながら1角を回り、1角後半から2角にかけて下り始める。 2ブロック2Fは2角後半から下り坂が急になり、向正面でほぼ下り切り、3角手前まで緩い下り坂。 3ブロック2Fは小回りの3角から4角後半まで。 上がり2Fは4角後半から直線にかけて少し沈み、残り200m付近から急坂を上ってゴール）などからある程度の末脚を持ち、馬力＋追走力・小回り適性も兼備する馬の期待値がやや高い重賞。


　　　---------------------------------------------------------------------------
【○】父：SS系スタミナ型全般＋（主に父×母父で）Royal Charger≒Nasrullah強調型
　　　|-- 2走内：芝1800m～2000m 初角～4角2～5番手以内（≠逃げ）
　　　`-- 2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上　上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)
　　　優勝3回(4準・3準?・7 人気)、2着2回(12・1人気)、3着4回(1・7・11・5人気)

アレグロモデラート
父：SS系スタミナ型×母父：米国型Mr. Prospector系。
　父母間でRoyal Charger≒Nasrullahを強調した配合で「2走内：芝1800m～2000m 初角～4角2～5番手以内（≠逃げ）」に該当。軽ハンデを生かしやすい（＋前後有利の）先行馬で実績不足は問題なし。


キタウイング
父：ディープインパクト系(米国型 内包)×母父：米国型Mr. Prospector系。
　Royal Charger≒Nasrullahの強調はそこそこ止まり。先行力に寄った戦績も、高レベルな末脚の戦績にも該当せず。


コスタボニータ
父：SS系ローカル型(?)×母父：欧州型Nasrullah系。
　有効戦績までバッチリ該当＝「【○】父：SS系スタミナ型全般＋（主に父×母父で）Royal Charger≒Nasrullah強調型。2走内：芝1800m～2000m 初角～4角2～5番手以内（≠逃げ）」。
　欧米Nasrullah系を多く持つ配合で、東京ではキレ（＝直線スピードと急加速力）不足。代わりに先行力とワンペース気味の全体的なスピードに優れ、中山芝1800m内は能力を発揮しやすい好条件です。先行意識の高い西村淳也騎手との新コンビもコスタボニータの能力と相性が良さそう。


シンリョクカ
父：ディープインパクト系(米国型 内包)×母父：欧州型キングカメハメハ。
　父母間でRoyal Charger≒Nasrullahを強調する配合。有効戦績「1.2走内：芝1800m～2000m 初角～4角2～5番手以内（≠逃げ）。　2.2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上　上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)」のどちらにも該当せず。


ヒップホップソウル
父：SS系スタミナ型×母父：欧州型Northern Dancer系。
　父母間でRoyal Charger≒Nasrullahを強調する配合。
　有効戦績までバッチリ該当＝「【○】父：SS系スタミナ型全般＋（主に父×母父で）Royal Charger≒Nasrullah強調型＋2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上　上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)」。
　3走前ですが「2走内：芝1800m～2000m 初角～4角2～5番手以内（≠逃げ）」にも該当していて、中山牝馬Sでは先行・差しを問わずに適性が高そうです。　

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【○～○-】父：SS系スタミナ型全般×母父：米国型Northern Dancer系
　　　|-- 前走：マイル以下（＋軽ハンデ？）
　　　`-- 2走内：芝2000m以上・3勝クラス以上 上がり3位以内
　　　優勝3回(2・15・6人気)、2着2回(1・4人気)、3着0回

グランスラムアスク
父：ディープインパクト×母父：米国型Northern Dancer系、Storm Bird系。
　有効戦績に該当せず＝「1.前走：マイル以下（＋軽ハンデ？）。 2.2走内：芝2000m以上・3勝クラス以上 上がり3位以内」


クリノプレミアム
父：SS系スタミナ型×母父：米国型Northern Dancer系、Storm Bird系。
　一昨年優勝15人気でしたが、そのときは前走：芝1400mからの距離延長。昨年は5着3人気で、前走：芝2000m。父母間でNorthern Dancerや米国色を強調する配合（＝主流血統が薄まった配合）なので、スピードをより刺激したローテが好相性。今年は前走：芝1800m（～2走前：芝2000m）で昨年よりスピードを刺激していますが不足しそう。

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【○-～▲+】父：欧州型Mr. Prospector系＋『上がり上位 or 積極先行』
　　　|-- 前走：芝2000m 初角～4角2番手以内（＋今回：軽ハンデ？≒近走：条件戦？）
　　　`-- 2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上 上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)
　　　優勝2回(3・5人気)、2着4回(6・5・14・3人気)、3着2回(1・3人気)

ククナ
父：欧州型キングカメハメハ×母父：ディープインパクト。
　有効戦績に該当せず＝「【○-～▲+】父：欧州型Mr. Prospector系＋『上がり上位 or 積極先行』。 積極先行＝前走：芝2000m 初角～4角2番手以内（＋今回：軽ハンデ？≒近走：条件戦？）。上がり上位＝2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上 上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)」
　同父系は小回り・内回りの芝1800mに対応できる先行力か上がりの早さが重要も、現在のククナは芝2000m以上で末脚が目立ってくるタイプ。3歳時より長い距離向き変化していて、中山芝1800m内では後手後手に回りやすそう。


タガノパッション
父：欧州型キングカメハメハ×母父：欧州型Roberto系。
　有効戦績まで該当＝「【○-～▲+】父：欧州型Mr. Prospector系＋2走内：芝1600m～2000m・3勝クラス以上 上がり3位以内(＋芝2000mは通過順：一桁)」。
　Kingmambo＋Robertoは急坂・小回り適性を強調しやすい組み合わせで、タガノパッションの祖母：キャッチザゴールド＝全兄：ステイゴールド...と、母系からも小回り適性を強調。中山ではまだ好走例がありませんが、完成度が高まった現在なら能力を発揮しやすい好条件になっていそうです。

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【▲～▲-】父：欧州型Sadler's Wells系＋直線の短い芝1800m重賞 3着内＆上がり3位以内
　　　優勝1回(5人気)、2着1回(2人気)、3着1回(5人気)

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【？】同配合で複数の好走馬がいない馬
　　　優勝0回、2着0回、3着2回(9・15人気)
　　　18年3着9人気 6-10 レイホーロマンス＝父：ハービンジャー×母父：サンデーサイレンス
　　　16年3着15人気 3-6 メイショウスザンナ＝父：アグネスデジタル×母父：サンデーサイレンス

　　　---------------------------------------------------------------------------
【苦戦】父：SS系スタミナ型全般＋他2つの好走基準に該当しない馬
　　　父×母父でRoyal Charger≒Nasrullahを強調せず、母父：米国型Northern Dancer系でもない馬
　　　4着以下3人気内：8頭該当。母父：欧州型が特に多く該当（7頭）している。

コンクシェル
父：ディープインパクト系(米国型 内包)×母父：欧州型Sadler's Wells系。
　父×母父でRoyal Charger≒Nasrullahを強調せず、母父：米国型Northern Dancer系でもない馬。しかし、父母間ではRoyal Charger≒Nasrullahをある程度強調し、Storm Bird≒≒Nijinsky 4x5持ち。「2走内：芝1800m～2000m 初角～4角2～5番手以内（≠逃げ）」（【○】父：SS系スタミナ型全般＋（主に父×母父で）Royal Charger≒Nasrullah強調型の有効戦績）にも該当するため、好走配合に準ずる評価をして良さそう。


ハギノメーテル
父：ディープインパクト系(米国型 内包)×母父：SS系パワー型。
　サンデーサイレンス 3x3を筆頭にクロス馬が多数、その強調度合いも強くなっています。父・母父ともSS系は好走例も4着以下3人気内もありません（路盤改修後の全9回）が、他の好走配合からするとSSの特徴を強調しすぎるのはマイナスに振れそう。


フィアスプライド
父：ディープインパクト×母父：欧州型Kingmambo。
　父×母父でRoyal Charger≒Nasrullahをあまり強調せず、母父：欧州型×母母父：米国型Northern Dancer系...と、小回り・内回り適性が後退していそうな配合。マイルでも使える末脚が短い印象（母系が欧州型英米指向を強調するため？）で、距離延長では脚の使い所がさらに難しくなりそう。1人気なら別の馬から狙った方が期待値を高めやすいのでは。


ホウオウラスカーズ
父：ディープインパクト×母父：欧州型Northern Dancer系、Storm Bird系(＋母系から欧州色を強化して米国型から変化)。
　次の好走配合+有効戦績に近い＝「【○～○-】父：SS系スタミナ型全般×母父：米国型Northern Dancer系＋前走：マイル以下（＋軽ハンデ？）」
　しかし、母父：ShamardalはStorm Bird系でも母系から欧州色を強化して米国型から欧州型に変化した種牡馬。米国色・小回り適性が少し不足する心配があります。
　また、「父：SS系スタミナ型全般×母父：米国型Northern Dancer系」の過去の好走馬は中山牝馬S 参戦時点でOPクラス。条件戦未勝利の馬はおらず、実力比較でも不安があります。


ラヴェル
父：SS系スタミナ型×母父：SS系パワー型。
　サンデーサイレンス 3x3を筆頭にクロス馬が多数、その強調度合いも強くなっています。父・母父ともSS系は好走例も4着以下3人気内もありません（路盤改修後の全9回）が、他の好走配合からするとSSの特徴を強調しすぎるのはマイナスに振れそう。


ルージュリナージュ
父：ディープインパクト系(米英混合型 内包)×母父：欧州型キングカメハメハ系(欧州型仏国指向 内包)。
　父×母父でRoyal Charger≒Nasrullahをあまり強調せず、母父：欧州型×母母父：米国型Northern Dancer系...と、小回り・内回り適性が後退していそうな配合。全4勝が東京と新潟外回りというのもそれを示していそうで、中山牝馬Sとは適性がズレているのでは。

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該当する好走配合がない馬など
ファンタジア
父：欧州型デインヒル系×母父：欧州型Roberto系。
　父・母父とも欧州型で欧州色を強調する配合。好走距離も中長距離が中心で、小回り適性（≒米国色）不足や距離の短さが響きそう。


フィールシンパシー
父：欧州型Northern Dancer系、Danzig系×母父：SS系スタミナ型。
　中山牝馬Sで好走した父：欧州型全般の馬は芝1800m以上が有効戦績になりやすく、マイルでは上がり上位が効いています。フィールシンパシーはマイル重賞を逃げて2着好走するなどマイル指向の先行力に寄った馬で、過去の好走馬とはズレが大きいと思われます。


ルージュエクレール
父：欧州型Roberto系×母父：欧州型キングカメハメハ＋サンデーサイレンス 4x3など。
　過去9回に父：Roberto系の好走馬なし。4着以下3人気内では23年4着1人気 3-4 アートハウス、15年10着2人気 5-9 ブランネージュの2頭が該当しています。
　他の好走馬と比較すると、小回り・内回りで長く良い脚を使うのが難しそうな配合で、かなり小柄な馬体はその特徴を強調していそう。

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03/08 21:25

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