この秋は絶好調のデムーロ騎手の取り合いが顕著になっているから、この時期にわざわざ発表したというのは、他に逃げないよう陣営が釘を刺したのかもしれない。
もうひとつの見方は、もうすでに、もう一頭のお手馬サトノクラウンが有馬記念に進まないことを決定している可能性もある。サトノクラウンにはムーア騎手を配するという可能性もあるが、こちらにはアルバートというパートナーもいて難しいところ。サトノクラウンは3歳時も4歳時も有馬記念参戦を避けていることから、堀調教師が適性がないとみている可能性もある。
となると、今週のジャパンカップがメイチの勝負ということになる。天皇賞秋の不良馬場で疲労が溜まる競馬をしてしまっているから、秋は2戦に全力投球ということなのかもしれない。
水曜日木曜日に府中地方はかなりの量の雨が降っており、気温が低いこの時期なら日曜まで多少影響は残りそうだ。湿った馬場がめっぽう得意なサトノクラウンにとっては間違いなく恵みの雨。勝負をかけてきたときのサトノクラウンとミルコデムーロ騎手は非常に怖いコンビになりそうだ。
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