中日新聞杯とは時計もコースも違いますけど１着２着は同じ馬で、３着も同じように後ろにいた馬で決まっていて、決まり手もほぼ同じ。

勝ったアーネストリーは予想にも書いた通り中京記念を回避して都大路Ｓも回避してここだった。頓挫があったとは思えないほどのハードな調教での参戦だった。
哲三騎手曰く
「返し馬では硬いところがあった」
とのことでまだまだ良くなる余地はある中での楽勝。後ろが情けなさすぎた部分もあるが、陣営一丸でタップのような馬になるように鍛えられていて、宝塚記念でまさかのロングスパートでの残り目も・・・
いやしかしメンバーを考えると厳しいかな。ブエナビスタにレッドディザイアにドリームジャーニーで阪神の内回りか・・・仕掛け遅れも考えにくいな・・・
でも穴はこういうことには目をつぶらないといけないしなぁ。


ナムラクレセントは乗り慣れた小牧が乗れないというのが痛かったですね。いつもよりは落ち着いているように見受けたけど、ゲートを出てから岩田がちょっと押しました。そしたらあのかかりですからね。
向こう正面で落ち着いたけど、結果的にこの馬が仕掛けを遅らせたら全体的に仕掛けが遅れてしまっての前残りになってしまいました。
この馬は小牧じゃないと御せないのでしょうかね。ここで勝てないのでは重賞ではまだまだなのかな・・・もう少し気性的成長がほしい。でももうそんなこと言ってる歳じゃないんだよなぁ。
この成績では夏のサマー２０００シリーズに行くのがベターでしょうね。


ドリームサンデーは後ろの仕掛けが遅れた分とアーネストリーが遊んでくれた分で残れました。
やはり単騎で行ければしぶといですが、連続好走が厳しいタイプでしばらく凡走を続けて、何走か後にまた単騎が望めそうなところで狙いましょうか。


スマートギアについてはいつもの通り。
天敵ナムラクレセントには先着しているわけで、ナムラの背中を追い続ければ先に重賞勝てるかもね。


エリモハリアーは函館記念の叩きが完了しましたね。
こんなに負けても函館では異常だからな・・・この大敗で函館記念時のハンデが怖いぞ。
レースレベル：3
→次走狙い馬:アーネストリー  
→次走危険馬:ドリームサンデー  

本命に推したナムラクレセントは３番手追走から直線伸びず８着に沈んだ。
スローな流れで先行していたので直線入るまではイケそうな感じはあったが、直線ではいつもの末脚が見れなかった。
厳しい流れのスタミナを問われるロングスパートのレースの方がこの馬に合っているのかもしれない。
宝塚に出走なら出走馬のレベルが上がりペースも今回よりは流れると思うので、上位に喰い込むチャンスはありそうだが…。

１着アーネストリー
久々のレースだったが、去年の勢いをそのままに重賞２連勝を飾った。
スローペースを２番手追走の絶好のポジションでレースを進め、直線も鋭く抜け出して快勝。
休み明けでこのパフォーマンスは、次走に向けてかなり期待感が持てた。
余力十分なレースで、叩かれ上積みもあるので宝塚記念でも上位争いの可能性も高そう。
完全に本格化したと見て良さそうなので、今後は適距離なら大崩れはしないと思う。

２着ドリームサンデー
好走の要因はマイペースで走れた事に限る。
どこかでも同じ様な結果があったなと思ったら、去年暮れの中日新聞杯と同じ展開。
今回は１０００ｍ通過６１秒、中日新聞杯は１０００ｍ通過５８秒台とペースが違っても来る馬は同じだったのも興味深い結果だった。
単騎でマイペースでハナを切れる様なメンバーでは、また好走があると思うので覚えておきたい。

３着スマートギア
いつものように後方から。
後方からレースをする馬の宿命だが、直線が短いうえ、ペースが遅いとやっぱり届かない。
毎レース後に思う事だが、今回も上がり最速だった様に末脚が強烈な馬だけにいつかハマると思うがいつになるのだろう。
レースレベル：2
→次走狙い馬:アーネストリー       

中日新聞杯の再現。アーネストリーは休み明けで嫌ったが、スローの番手を追走してのチョイ差しなら楽な競馬だったワナ。コース不問にも思えるが、関東圏や直線に坂のある阪神or中山はまだ疑問が残りそうだし、それ以上に今後相手が強化されてどこまでやれるのかだな。
　ドリームサンデーは別に語らなくてもいいだろう。とにかく自分の競馬に持ち込めればしぶとい。
　スマートギアの末脚は素晴らしいけど、ムラがあるのはNever Bend系の宿命か。おまけにこの馬はペースが遅いときこそ末脚を発揮するタイプみたいで余計に厄介だわ。
　ホワイトピルグリムは４着でも２着とは0.6差あるわけで、重賞ではまだまだという感じ。これで次走人気になるならおいしいわ。
　アドマイヤオーラは長期休養明けを考えれば大健闘。次も順調に使えれば。
　リトルアマポーラは枠的にもロスなく周ってこれでは牡馬相手では厳しいな。狙いは次のマーメイドＳか。
　アクシオンは完全な叩き台。休み明けでマイナス体重は嫌味にも思えるが、前走が冬場で絞れなかっただけっぽいので気にする必要はないかな。
　ナムラクレセントは掛かりっぱなしで終了。スローの影響が大きいと思うが、ゲートをゆっくり出してみるのはどうかな。距離適正が難しい馬だわ。
　タスカータソルテは残念無念。。。合掌。
レースレベル：2
→次走狙い馬:アドマイヤオーラ  
→次走危険馬:ドリームサンデー,ホワイトピルグリム

　アーネストリーはこれで完全にＧ２クラスに定着。但し、今回はいかにもメンバーに恵まれた。
また鞍上の佐藤哲らしい勝ちパターンで、先行抜け出ししかできないところが印象的。今後はＧ２の常連、メンバー落ちＧ１の伏兵というあたりまでだろう。
　２着にドリームサンデーが逃げ粘ったが、こちらも他馬が思い切って行かなかったのが幸い。リトルアマポーラの騎手が同期というのもラッキーだったといえる。
何しろ穴の秋山くんだから２着で上出来。仮に買ってたら問題だろう。所詮福永の同期程度なのだから。
　３着のスマートギアは脚質・気性で追い込みしかできないのが現状を作り上げている。今回も力量的には勝っても不思議なかったが、さすがに前２頭が楽すぎた。
しかしながら、この馬は脚質変更などせず、常にこんなレースをしているのが良いだろう。確実に掲示板を確保することで賞金を持っていけるのだから。
　ナムラクレセントは仕方ない敗戦だと思う。何しろ同馬主の期待のダート馬が、裏の東京で和田という関西版田中勝で６連勝を果たさなければならなかったからだ。賞金的なバランスを考えれば妥当な敗戦だろう。
そもそも主戦がダービー直前で失格を喰うような馬。中途半端な重賞好走までの力しかない馬であり、いわば規模の小さいアルナスラインと思っていれば良い。トップカミングと同じ！
レースレベル：3
→次走狙い馬:アーネストリー,スマートギア
→次走危険馬:ドリームサンデー,ナムラクレセント