ワイド 1-5番 120円的中

（1）逃げ・番手の馬＞キレ上位の差し馬の順に有利
　新潟ダ1800mは「平坦」「極端な小回り」「阪神ダートより少し長い直線」という要素を持ち、起伏の負荷が小さいためパワーの要求度が低く、緩急の大きい流れになりやすく、直線でキレ（＝トップスピードと急加速力）が生きる…という芝的な要素を持つコースです。

　展開上はキレ上位の差し馬が有利ですが、逃げ・番手の馬は「平坦＝起伏による消耗が小さい」「極端な小回り＝後続が捲りにくく、位置取りの利が大きい」という理由からさらに有利で、過去の似た条件でも勝率が高くなっています（※）。

※ 新潟ダ1800m・OP（7レース。2009～2014.BSN賞）の好走タイプ
　3着内馬のうち1角4番手以内＝6-3-0
　3着内馬のうち1角5番手以降かつ上がり3位以内＝1-4-6


（1+α）逃げ・番手の馬でもキレ不足の馬は控えめな評価が必要
　逃げ・番手の馬は位置取りの利が大きいですが、極端な小回りから急加速力が足らないと長い直線で後続のキレに飲み込まれてしまう可能性があります。
　ダート馬の逃げ馬は一貫ペース向き（≒キレ不足）の馬が多いので、過去の同コースや京都ダ1800mなどでキレ負けしていないかをチェックしておきたいです。



各馬の印
　◎ インカンテーション
　○ ツクバコガネオー
　▲ サトノプリンシパル

買い目はなるべくシンプルに。
馬単：◎→○
3連単：◎→▲→○



～ 各馬の短評 ～

◎ インカンテーション（57.0kg）
短評：
　平坦や芝スタートなど軽いダートでの底力に優れる中距離馬。
　前走は同コースのBSN賞を完勝。ハンデ戦→別定戦になる今回は前走より相対的なパフォーマンスを上げられそうです。
　少しだけ心配なのは、前走より雨の影響が少なく時計レベルが下がりそうなことですが、コース適性では抜けているのであまり問題にならないかも。


○ ツクバコガネオー
短評：
　底力・キレに優れる準マイラー。
　芝でも走れそうな血統の通りダート馬としてはキレに優れ、コース形状が緩急を生む新潟ダ1800mは能力を発揮しやすい条件。
　前走はハイペースを追走したり、3・4角で外を回ったりしての敗戦で、内を回るなどして脚を溜められれば、持ち味のキレを全開にして着順を上げてもきても。
　斤量増や前走より外枠に入ったことはマイナスですが、2人気（想定）のサトノプリンシパルの弱点（＝キレ不足）を突ける馬として積極的にマークしたいです。


～ 評価を控えめにしたい人気馬 ～

▲ サトノプリンシパル
短評：
　先行力・底力に優れるマイラー・準マイラー。
　先行力は最上位（と推測）＋最内枠も有利ですが、3歳時のレパードSでは前後の利がありながらインカンテーションに2馬身半差を付けられたように、コース形状が緩急を生む新潟ダ1800mは能力を発揮しにくい条件です。
　緩急に対応できるキレに関してはあまり成長を見せておらず、人気に見合う勝率を期待するのは難しいのでは？他馬に対して前後の利があることは確かなので、逃げ粘って2・3着というシーンを基本に考えておきたいです。
09/19 18:27

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