14期 予想歴42年
◎ヴェローチェエラ
5着/2人気
○サンライズアース1着/4人
▲ウィープディライト11着/9人
△マコトヴェリーキー2着/7人
だいぶ暖かくなり、芝の成長が見込める季節となって来た。先週土曜日、3勝クラス1800㍍の条件で行なわれた難波Sでは、稍重ながら1.45.2の勝ち時計、上位3頭があがり33秒台をマークした。明らかな高速差し馬場だという印象だった。
馬場のイメージから、レース後半のスピードが問われそうな感じだ。
注目は「3000㍍慣れしていない馬」。3000㍍慣れした馬は体力温存の癖を付けてダラダラと走る事を身につけてしまう。
逆に慣れていない馬は、中距離的なリズムでレース後半を走ろうとするので、勝負所での反応面やスピード的なアドバンテージがある。
◎ヴェローチェエラ
(血統)
父リアルスティール
母父デインヒルダンサー
(オプション)
多頭数内枠、生涯初超長距離。
良い部分、悪い部分ひっくるめて父そっくりなイメージを持つ。
父リアルスティールのウリは優れたスピード。2017年の開幕週の高速馬場で行われた毎日王冠では、安田記念勝馬サトノアラジンとのスピード勝負を制した。
マイルと2000㍍だけに焦点を絞っていれば、おそらく名馬として地位を築けたであろう馬だった。しかしながら、クラッシック路線を歩んでしまった事や、世代のトップが、ドゥラメンテやキタサンブラックといったバケモノじみたライバル馬の存在により善戦マンに成り下がった。
同馬は、そんなリアルスティールをさらに母からスピード面や加速面を強化したタイプ。母父デインヒルダンサー、母母インペリアルビューティは共にスプリントG1勝馬。でありながら、中長距離を走らされている。しかも馬鹿の一つ覚えの如く、大外をぶん回す競馬で体力を無駄に費す競馬を強要されているにもかかわらず、ここまで出世できてしまった。おそらく父同様高い能力の持ち主で、適性から外れる条件ですら難無く熟してしまうタイプなのだろう。前走にしても4角で外に付けてしまった事により、大外に振られて最後方近くにまでポジションを下げる羽目になってしまったが、4着としっかりと能力のあるところは見せた。
今回は内枠に入ったので、上手く馬混みに入れて道中は体力温存。そして、コースロスのない競馬に期待したい。高速差し馬場でのスピード勝負なれば、父が毎日王冠で見せたようなパフォーマンスを再現させられるはず。
○サンライズアース
(血統)
父レイデオロ
母父マンハッタンカフェ
(オプション)
「2400→3000㍍」距離延長、生涯初超長距離。
父はウインドインハーヘア牝系、母はグローリアスソング牝系という超名門で、実は底力やスピード的要素がかなり期待出来る血統背景を持つ。
菊花賞4着馬ショウナンラプンタと比較するなら、体力的にも適性的にもダービー4着のこの馬が断然上だと考える。
ショウナンラプンタの菊花賞は、4角でぽっかりと開いた内を突いてポジションを上げたものの、3勝クラスのアドマイヤテラに競り負けた挙句に、へデントールに差される始末。
一方ダービーの同馬は、最後方から一気に捲り、4角では一旦先頭に並び掛ける競馬。道中はスローだったお陰で、他馬の余力は十分。直線でスピードのある馬に交わされるも、最後脚が止まった馬を差し返すほどのスタミナ能力を見せての4着。パフォーマンスの差は歴然だ。
このパフォーマンスの比較からも、ショウナンが1番人気でこの馬が4番人気というのは実におかしい。というわけで、ショウナンを軽視してこの馬を強く推してみたい。
▲ウィープディライト
(血統)
父ドゥラメンテ
母父マインシャフト
(オプション)
「2400→3000㍍」距離延長、生涯初超長距離、生涯初重賞。
極めて主流的で、高いスピード適性が望める血統背景を持つ。ここ3戦が、上がり1位→1位→3位と終いのスピードを生かした競馬内容に好感。
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