08期 予想歴27年
◎エネルジコ
1着/1人気
○ジョバンニ8着/6人
▲エキサイトバイオ3着/13人
△ショウヘイ14着/3人
★傾向分析
2020年 タイム 3’05”5 (良) 1FAve=12.37 5FAve=61.83
テン5F62.2-中盤5F62.6-上がり5F60.7 『加速・中弛み』
1着コントレイル・・・ディープインパクト×Unbridled's Song=ディープインパクト×ミスプロ 〔1-s〕 5-4
2着アリストテレス・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔1-l〕 7-4
3着サトノフラッグ・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7〕 15-14
2021年 タイム 3’04”6 (良) 1FAve=12.31 5FAve=61.53 →阪神芝3000mで代替
テン60.0-中盤65.4-上がり59.2 『加速・中弛み』
1着タイトルホルダー・・・ドゥラメンテ×Motivator=キングマンボ×サドラーズウェルズ 〔9-c〕 1-1
2着オーソクレース・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔16-a〕 10-9
3着ディヴァインラヴ・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔8-g〕 6-6
2022年 タイム 3’02”4 (良) 1FAve=12.16 5FAve=60.80 →阪神芝3000mで代替
テン58.7-中盤62.7-上がり61.0 『前傾・中弛み』
1着アスクビクターモア・・・ディープインパクト×Rainbow Quest=ディープインパクト×レッドゴッド 〔1-l〕 2-1
2着ボルドグフーシュ・・・スクリーンヒーロー×Layman=ロベルト×サンデーサイレンス 〔16-b〕 10-4
3着ジャスティンパレス・・・ディープインパクト×Royal Anthem=ディープインパクト×ヌレイエフ 〔2-s〕 6-4
2023年 タイム 3’03"1 (良) 1FAve=12.21 5FAve=61.03
テン60.4-中盤64.1-上がり58.6 『加速・中弛み』
1着ドゥレッツァ・・・ドゥラメンテ×More Than Ready=キングマンボ×ヘイロー 〔2-f〕 3-2
2着タスティエーラ・・・サトノクラウン×マンハッタンカフェ=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔9〕 9-8
3着ソールオリエンス・・・キタサンブラック×Motivator=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔1-k〕 12-8
2024年 タイム 3’04”1 (良) 1FAve=12.27 5FAve=61.37
テン62.0-中盤61.7-上がり60.4 『加速』
1着アーバンシック・・・スワーヴリチャード×ハービンジャー=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔2-f〕 5-3
2着ヘデントール・・・ルーラーシップ×ステイゴールド=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔17-b〕 8-5
3着アドマイヤテラ・・・レイデオロ×ハーツクライ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔2-f〕 2-1
5F分割で考えると、『前傾』『加速』と年によって違いはあるが、中盤が弛む『中弛み』が複合することが多い。3000mへの距離に全馬が距離適性で不安があるからなのであろう。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
展開上では有利なはずの追込は難しく、長距離戦ということもあり比較的前に位置して展開しないとダメな傾向。
『前傾』(=02年、04年、06年、08年、09年、17年、22年)は、追込→差しに捲った馬が連対。追込は届かないが早めに捲って動けるスタミナがあれば好走可能。展開上(『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎)、差しも有利ですが捲れる脚は必要。
『加速』(=00年、01年、05年、11年、14年、18年、19年、20年、21年)は、差し・追込は展開上不利な位置取り(『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×)で、逃げ・先行が好走。ここでも差し→先行と捲り気味に動いたタイプは好走。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多いですが、母系がポイント。母系にニジンスキー系、サドラーズウェルズ系など欧州スタミナ型血統が入っている馬が好走多し。またサッカーボーイ系(=ファイントップ系)も菊花賞馬2頭輩出で注目の血統です。
ダンスインザダークは母父マルゼンスキー(=ニジンスキー系)、エルコンドルパサーは母父サドラーズウェルズ。リンカーンの母系はトニービン×サドラーズウェルズだし、ドリームパスポートの母系は、トニービン×ディクタス(=ファイントップ系)。
またサンデーサイレンス系の中でもステイゴールド産駒は好走馬が多く、相性が良い傾向。
他に目立つ血統は、ロベルト系。ブライアンズタイムも菊花賞連対馬を多く排出しています。
とにかく過去に好走馬を出している血統には、要注意。
また母父サンデーサイレンスも好走馬を排出(=06年1着ソングオブウインド、07年1着アサクサキングス、09年3着セイウンワンダー、10年1着ビッグウィーク、16年3着エアスピネルなど)で、これも要注意。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔9〕〔16〕の牝系が好走が多い。
No.〔1〕の牝系は、上がり馬よりも春のクラシック路線ですでにオープン戦や重賞で好走していた馬(=00年3着エリモブライアン、03年1着ザッツザプレンティ・2着リンカーン・3着ネオユニヴァース、05年3着ローゼンクロイツ、06年2着ドリームパスポート、10年2着ローズキングダムなど)が好走しやすい。
No.〔4〕の牝系は、No.〔1〕と同じく上がり馬よりも春のクラシック路線ですでにオープン戦や重賞で好走していた馬(=00年1着エアシャカール、02年2着ファストタテヤマ・3着メガスターダム、07年1着アサクサキングス、16年3着エアスピネルなど)が好走しやすい。
No.〔9〕の牝系は、クラシックでの好走もあるが本格化してセカンドステージに入ると好走しやすい傾向(=06年1着ソングオブウインド、07年2着アルナスライン、08年2着フローテーション、13年2着サトノノブレス、15年1着キタサンブラックなど)。
No.〔16〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型のステイヤータイプ(=01年1着マンハッタンカフェ、02年1着ヒシミラクル、05年2着アドマイヤジャパン、08年3着ナムラクレセント、12年1着ゴールドシップ・3着ユウキソルジャー、13年1着エピファネイア、14年1着トーホウジャッカル、15年3着リアファルなど)。
分枝記号は、c記号が良く好走していて、高い心肺能力を持ち開幕週や最終週での持久力勝負に強い特性が活きているものと思われます。
ステップの傾向は、前走神戸新聞杯組が好走馬が多く、近年は好走馬を素直に評価するのがポイント。
セントライト記念好走馬は菊花賞適性と違うので過信は禁物。内容を考えて取り捨てを考えることが必要。
また裏路線からの鮮度の高い上がり馬には注意。
また菊花賞でとても大切なことは、内枠有利ということ。距離が3000mなので外を回ることでさらに距離を多く走ることは不利。先行するならまだ好走可能ですが、テンでダッシュしなければならない点は不利。外枠の差し馬は不利が多いと考えて良いかと思います。内枠の差し馬なら、直線で前が開けば好走可能。
★予想★
菊花賞のポイントは、
①『中弛み』が基本。前につけられる経済コースを通れる馬が好走しやすく、4コーナー5番手以内が好走しやすい。
②スタミナ型サンデーサイレンス系重賞。ロベルト系も好相性。非サンデーサイレンス系配合馬は割引。
③No.〔1〕〔2〕〔4〕〔9〕〔16〕の牝系は好走しやすい。前走トライアル好走のNo.〔16〕の牝系は特注。
④神戸新聞杯好走馬で、ダービー上位好走馬なら堅軸となる。神戸新聞杯で4着前後でキレ負けした馬なら、反撃可能。
⑤セントライト記念組は、時計の速いレースでの好走馬は中距離のスペシャリストなので軽視すべき。
⑥裏路線の鮮度の高い馬は要注意。近走条件戦好走馬でもステイヤータイプなら要注意。3着候補に検討すべし。
⑦内枠有利。最内枠の馬は特注。
⑧馬場悪化ならより、長距離戦なので前に位置する馬をより重視すること。
⑨京都芝コース巧者にも注目。
◎エネルジコ・・・ドゥラメンテ×Noverre=キングマンボ×レッドゴッド 〔19〕
前走新潟記念2着(=新潟芝2000m:0.1秒差)。京都芝コースは初で、芝2400m以上の距離は(1-0-0-0)。
ドゥラメンテ産駒はキングマンボ系で、芝1800mの人気馬は安定している一方、芝1200mの勝ち鞍は少なく、短距離向きの速さと俊敏さはいまいち。ゆったりした流れで折り合い、末脚を使う競馬に向く。道悪での勝利も多く、いろいろな条件に融通が利く万能性がある。母父Noverreはレッドゴッド系で、詳細は不明。Noverreの父Rahyはレッドゴッド系で、ダート向きだが芝もこなす、仕上がりは早からず遅からずで、古馬になって強くなるタイプでもない。日本で走った産駒は短距離馬ばかり目立つが、ダートなら中距離もこなせる。全ての面で80点という血統。堅実なのはダートの1200m〜1800m。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
◯ジョバンニ・・・エピファネイア×Footstepsinthesand=ロベルト×ストームバード 〔1-m〕
前走神戸新聞杯3着(=阪神芝2400m:0.4秒差)。京都芝コースは(0-1-0-0)、芝2400m以上の距離は(0-0-1-1)。
エピファネイア産駒はロベルト系で、父のシンボリクリスエス産駒も一流マイラーが出たように、1600m型と2400m型の代表馬を排出するのがこの父系の特徴。3歳春には上昇し始めるロベルト系の特性を有している。古馬よりも2歳、3歳の成績が良く、素早い反応で大舞台に強い適性がある。前走の着順が良い馬を素直に狙うべき“順張り血統”。2歳から走るマイラーも多いが、菊花賞でも好走馬が出たように、牡馬も牝馬も芝2200m以上の勝率が高く、長距離戦に旨味あり。近走不振馬の変わり身を狙うなら、距離変化や、叩き良化、ハンデ戦の斤量減が良い。ダートは不振で、勝ち鞍は2勝クラスまででダート1800mの勝ち鞍が中心。ダート1400以下の忙しい距離は、2、3着が多い。芝の重・不良もとくいといえず、良と稍重が良い。母父Footstepsinthesandはストームバード系で、短距離馬やマイラーが目立つが、母にスタミナ血統が入っているため、本格的中距離馬を出してもおかしくない。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。よく言えば自分の持てる力を全て吐き出すが、相手がそれ以上だとあっさり負けてしまうタイプ。ただし弱い相手には滅法強いタイプ。 ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。
▲エキサイトバイオ・・・レイデオロ×ゼンノロブロイ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔19〕
前走ラジオNIKKEI賞1着(=福島芝1800m)。京都芝コースは(0-1-0-1)、芝2400m以上の距離は初。
レイデオロ産駒はキングマンボ系で、馬券絡みは距離1800m以上と明確な傾向が出ている。良血馬がズラリと揃っているため、今後はスピード馬も出てくるだろうが、勝ち上がった馬も素早く加速して切れ味を発揮するタイプではなく、じわじわ伸びながらエンジンのかかるタイプのようで、トップスピードに乗るまでの時間に注目したい。馬群を割れるのか、外から伸びるのか。距離延長や、使われてからの上昇をマークするのがポイント。母父ゼンノロブロイはスタミナ型サンデーサイレンス系で、脚を溜めて鋭くキレるタイプが多いサンデーサイレンス系の中で、速いペースを追いかけて前で展開し踏ん張る競馬もこなせる適性の広さが持ち味。フジキセキ+マンハッタンカフェ的な特徴を有し、万能型のイメージ。人気馬がしっかり好走する比較的堅実なタイプが多い。産駒は中山芝コースでの好走が多く、東京芝コースでは3着になることが多いのが特徴で、コーナーワークが上手いということで小回りのローカルコースにも向くと考える。また産駒は道悪で馬場が悪くなっても好走可能なタイプが多く、10年オークス(=やや重)などからも馬場が渋って距離延長なら好走しやすい特徴を有している。体力は豊富で、リフレッシュ効果が大きく、鮮度の活かせる休み明けで立ち直る馬が多い傾向もある。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
△ショウヘイ・・・サートゥルナーリア×オルフェーヴル=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔2-s〕
前走神戸新聞杯2着(=阪神芝2400m:0.1秒差)。京都芝コースは(2-1-0-1)、芝2400m以上の距離は(0-0-1-1)。
サートゥルナーリア産駒はキングマンボ系で、ロードカナロアのように短距離を勝ちまくるのではなく、中距離を中心にマイラーも出るだろうし、2400mの得意な馬を出るだろうと推測するが、とにかく牡馬は芝2000m、牝馬は芝1600mを基準に、あとは母系の良さを引き出すので母系で調整すれば良い。折り合いに苦労する馬は少なめで、気象の難しさは感じない。きっちり人気に応えるタイプ。母父オルフェーヴルはサンデーサイレンス系で、ステイゴールド産駒よりもより長めの中長距離向きで、やや奥手な印象。なのでまだ特徴が少ないので、ステイゴールドの特性を参考に、ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。
tipmonaとは?