タイム 1'48"1 (良)
1FAve=12.01 3FAve=36.03

ラップ
①12.5-②11.5-③12.2-④12.4-⑤12.3-⑥11.7-⑦11.8-⑧11.5-⑨12.2
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-0.5 ③+0.2 ④+0.4 ⑤+0.3 ⑥-0.3 ⑦-0.2 ⑧-0.5 ⑨+0.2
テン36.2-中盤36.4-上がり35.5　『加速・一貫』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『一貫』・・・逃げ△　先行○　差し◎　追込△

1着ヤマニンメルベイユ・・・メジロマックイーン×サンデーサイレンス=マイバブー×サンデーサイレンス　〔3〕　１－１
2着レジネッタ・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス　〔4-m〕　１０－８
3着フミノサチヒメ・・・タイキシャトル×エブロス=ヘイロー×ミスプロ　〔7-c〕　８－５

今年の流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』とテン-中盤のラップ差から『一貫』の複合した流れ。『加速・一貫』の流れでは逃げ・先行・差しは展開に差はなく、追込のみ不利な展開と考える。ただし、ローカルコース開幕週の分、逃げが有利な展開は毎年の傾向からも読み取れるので、鉄則からも逃げはやや有利と考えるべきか。

ヤマニンメルベイユは、メジロマックイーン×サンデーサイレンスの配合。メジロマックイーンはマイバブー系で、04年と06年に好走したヤマニンシュクルの父シンボリルドルフと同系なので、マイバブー系もこのレースと相性の良い血統と思います。また00年好走のエイダイクインは父も同じメジロマックイーンで、中山牝馬SやクイーンS好走とヤマニンメルベイユが似た軌跡を描いていて非常に興味深い存在。逃げた分の展開利があったとは思うが、エリザベス女王杯に向け更なる上昇に期待(=エイダイクインは6歳時に00年エリザベス女王杯3着好走しているので)。メジロマックイーンはホクトスルタンの父でもあり、日本型スタミナ血統。サンデーサイレンス×欧州型スタミナ血統に近い配合と考え予想し、好走にも納得です。
No.〔3〕の牝系で、スタミナ豊富な牝系。古馬の成長力もあり、エリザベス女王杯がスタミナ型の逃げ馬が好走することからも、本当に今後に期待します。

レジネッタは、オークス3着からの休み明けでの2着好走。フレンチデピュティ産駒で、鮮度の高い時に好走することが多く、休み明けを苦にしない血統と思います。使い込むと馬体重が減りやすい傾向があり、今後減っていくようなら危険かもしれません。フレンチデピュティは、天皇賞春を勝ったアドマイヤジュピタや宝塚記念を勝ったエイシンデピュティなどを排出し、今や長中距離GⅠ血統と認識しなければならない種牡馬。と考えると、サンデーサイレンス×欧州スタミナ血統に当てはまり適性は十分あったと反省します(=桜花賞馬なのでスピードの持続性能に優れていると考えていました)。
No.〔4〕の牝系で、秋にもっと成長し身が入るタイプが多く今後にも期待する。

フミノサチヒメも、休み明けで3着好走。タイキシャトル産駒で、タイキシャトル産駒は鮮度の高い時期に好走することが多い特徴あり。特に2～3歳時には連続好走が多いが、一度不振に陥ると復活に手間取ることも多いが、休み明けやステージをかえて少頭数などの条件(=ストレスの少ない時)に好走する特徴。札幌コースの好走歴もあり、それらの特性がうまく嵌っての好走と考える。
No.〔7〕の牝系で、ショックがよく効く牝系。ショックが効きやすいということは鮮度の高さが生命線ということ。父系・母系ともに休み明けで向きだったと考える。また分枝記号cで、パワーがあるので(=推進力になる)、開幕週の馬場があったと思われる。

また今回のクイーンSで思ったことは、3歳牝馬の序列が春の状態のままということ。不利な流れの中好走したレジネッタ、休み明けで24kg増と明らかに太かったエフティマイア。2頭が結局他の3歳馬を寄せ付けなかった結果から、春の勢力図は変わらずと今のところ考えます。エフティマイアは、フジキセキ産駒ということからも絞れてこそ集中力を発揮するタイプと思うのでまだまだ見限れないと考えます。
→次走狙い馬:ヤマニンメルベイユ,レジネッタ
→次走危険馬:フミノサチヒメ  

３歳の桜花賞馬はやはり強く
ヴィクトリアマイル４着馬も強かった。
滞在競馬で巧者の馬はあっと言わせた。

今の３歳馬の中ではレジネッタはやはり強いのだろうか。
小回りと気分よく先行できた時のメルベイユはやはり強いのだろうか。

ザレマのフレグモーネ早く良くなって欲しいですね。
好勝負できると思っただけに残念。

個人的に次走ダートの時のユキチャンには期待したい。
レースレベル：3
→次走狙い馬:レジネッタ,ザレマ     

馬券が外れたレースはあんまり回顧したくないものですが、明日のために頑張りましょう

http://youtube.com/watch?v=4U0N023h_Io
＜２００８　札幌記念＞

ヤマニンメルベイユはまたもいい感じの展開に持ち込めましたねえ。。
今回は先行馬が揃っていたのでそう簡単にはいかないだろうと思っていたのですが、なぜでしょう？
１、デヴェロッペの出遅れ　２、番手のショウナンタレント・ハートオブクィーンが弱くて早めにバテた
こういったところでしょうか。

１については、デヴェロッペは過去にも何度か出遅れをやっていたようなので、事前に出遅れ率を計算しておくべきでした。
２については、逃げ馬が楽できる度合を計るときには、番手の馬、途中から仕掛けてくる馬の強さをちゃんと計算に入れるべきというセオリーを再確認しました。
ということで２つ教訓を得られました。

でもそれにしてもヤマニンメルベイユは３．８倍。これは自分の想定をはるかに超える人気っぷりでした。やはりヴィクトリアマイル４着が評価されたのでしょうね。あれは着順ほど大した内容ではなかったはずなのに。
なのでいずれにしてもヤマニンからの馬券は個人的には買えなかったかも。
これがもし６倍だったら、ヤマニンを中心にした馬券も考えました。
うーむ、難しいです。。

でも次もまたこんな競馬ができてしまうんでしょうか？
もうこの馬の強さはみんなわかってるのだから、さすがにそろそろ誰か首に鈴をつけに行ってください、といった意味で次走危険馬に！
レースレベル：3    
→次走危険馬:ヤマニンメルベイユ  

レジネッタは馬体重増減なしで、相変わらず細く見せる馬体でした。夏を経ても成長が見られなかったのは非常に残念。力はあるのでここは２着まで持ってきたが、もっと大人のグラマラスな馬体に成長してほしいという印象。
２４キロも増やしてきたエフティマイアと比べると非常に残念に思える。
本番前にもう１回使っても使わなくても、本番では思い切って切りたい。     
→次走危険馬:レジネッタ  

前半5ハロンが60秒9とかなり遅め。
しかもヤマニンメルベイユの逃げではお手上げです。
意外と外の先行勢に行く気が見られませんでしたし、
勝負どころで並びかけるほどの馬もおらず楽勝。

ずっと2番手で競馬してきた馬なので、
「終始2，3番手の馬は危険」という私見に嵌ってくれる予定だったんですが。

しかし逃げ切った以上は今後G1で勝ち負けする可能性があることに。
過去逃げ切ったG1級の馬も決して厳しい流れを凌いだわけではないですし、
流れに恵まれたからといって評価は下げなくても良さそう。

他では2着レジネッタが唯一外から伸びて2着ですから強い内容。
次走狙い馬としては人気先行ですがユキチャン。
今回は後方からになった上、器用さを求められる競馬で惨敗でしたが、
パワーを生かせる中山や福島で先行できれば芝でもやれると思います。
もっともダート路線濃厚でしょうけど、それなら大きく条件好転で更に積極的に狙えます。
→次走狙い馬:ユキチャン