タイム 1'32"6 (良)
1FAve=11.58 3FAve=34.73

ラップ
①12.5-②10.6-③11.3-④11.9-⑤11.6-⑥11.4-⑦11.6-⑧11.7
1FAveとの誤差
①+0.9 ②-1.0 ③-0.3 ④+0.3 ⑤±0 ⑥-0.2 ⑦±0 ⑧+0.1
テン34.4-中盤23.5(3F換算35.25)-上がり34.7　『一貫・中弛み』

『一貫』・・・逃げ△　先行○　差し◎　追込△
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ブルーメンブラット・・・アドマイヤベガ×Topsider=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー　１２－１０
2着スーパーホーネット・・・ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール=ノーザンダンサー×レイズアネイティヴ　１４－１３
3着ファイングレイン・・・フジキセキ×Polish Precedent=サンデーサイレンス×ダンチヒ　８－５
4着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト　１３－１３
5着ローレルゲレイロ・・・キングヘイロー×テンビー=リファール×ニジンスキー　３－３

流れはテン-上がりのラップ差が少なく『一貫』(=やや前傾気味ではあるが)と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップで、全体的にどの位置取りでも有利・不利はないように思える。上位にきた好走馬がほとんど差し馬だったことから、持続した流れの中でさらにキレが問われたものと考える。

ブルーメンブラットは、前走府中牝馬Ｓ1着からの好走。前走ではエリザベス女王杯2着好走のカワカミプリンセスを下しての内容をもっと評価すべきでした。牝馬相手から牡馬混合戦で対戦ストレスが少なく、古馬で再浮上するアドマイヤベガ産駒の特性を忘れていました。アドマイヤベガ産駒は一度成績が萎んでも古馬で再浮上する特性があり(=アドマイヤフジ、キストウヘヴンなど)、また産駒は東京コース向きですが京都コースでの好走も多く甘くみてしまったことは反省です。断然人気では不発、脇役の時に主役を喰うのも特性で、4番人気あたりは狙い目でした。

スーパーホーネットは、前走毎日王冠1着からの好走。毎日王冠からのステップは特注で、過去にファインモーションやダイワメジャーなどが人気以上に好走しているのが特徴。また07年2着馬でコース適性はあった馬でもあり、リピーターにも要注意(=デュランダル、ダンスインザムード、ダイワメジャーなど)。ロドリゴデトリアーノ産駒はセニョールグループと呼ばれる穴血統の系統なのだが、その中でも比較的信頼度の高いタイプ。仕掛けを一呼吸遅らせて突っ込んでくるのが似合う後だしジャンケン血統。ローカルコースや直線平坦な京都コースはまさに仕事場。高齢でもしぶとく走るので今後も要注意。

ファイングレインは、前走スワンＳ5着からの好走。前走スワンＳからの勝ち馬は近年いないが好走馬は人気薄で多いのがこのステップの特徴。例年ならそれでもスワンＳ好走馬が走るのだが、このステップからは本馬が最先着。フジキセキ産駒は集中力型が多く、休み明けのセントウルＳ9着(0.7秒差)→スプリンターズＳ10着(0.5秒差)→スワンＳ5着(0.4秒差)と着差を縮めていることから、徐々に集中していることからの好走と考える。集中力型は相手強化や厳しい流れで強い相手に食い下がる傾向があり、その特性が活きたものと思われる。またサンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合はこのレースで好走が多く、配合的にも向いていたものと思われる。

4着カンパニーは天皇賞秋4着からのステップ。天皇賞秋からのステップも好走馬は多く(=04年2着ダンスインザムード・3着テレグノシス、05年1着デュランダル、06年・07年1着ダイワメジャー・06年2着ダンスインザムードなど)、マイルＣＳが中距離寄りの適性が問われるレースということが本質と思われる。特に天皇賞秋からのステップでは複数いる中では一番人気の高い馬がよく好走していることも重要。またカンパニーの父ミスズシャルダンはトニービン系で、トニービン系はこのレースで3・4着になることが多く東京コースほど突き抜ける可能性は高くない傾向。
東京コースは持続した末脚、京都コースはトップスピードにのる瞬発力からの末脚と問われる適性も違いからこの傾向になるものと思われる。

まとめとしてマイルＣＳの傾向は、
①中距離適性が問われやすく、東京芝1800ｍ(毎日王冠・府中牝馬Ｓ)からのステップは特注。
②天皇賞秋からのステップも要注意。その中でも当日人気の高い馬がよく好走する。
③スワンＳは好走馬が人気薄でも好走することがあるが1着はない。ヒモ受けには向く。
④富士Ｓは好走馬はまず来ない。負けた馬の方が狙えるがつながりにくいステップ。
⑤サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系は特注。比較的ノーザンダンサー系に向く傾向と思われる。
⑥トニービン系は3・4着になりやすい。
→次走狙い馬:スーパーホーネット,ファイングレイン     

レースのポイントはコンゴウリキシオーがあっさりと控えたことと、スーパーホーネット藤岡の横綱騎乗です。

まず最初に、ルメール騎乗のコンゴウリキシオーがあっさりと引いたために緩みに緩んだレースになりました。内伸び馬場でしたがスローに加えて緩んでしまったので、脚を溜める競馬のできないマイネルレーニアとコンゴウリキシオー、ローレルゲレイロにはお呼びでない展開です。
そしてもう一つ、藤岡が堂々と後方に位置取りをしました。脚を溜めての直線勝負がスーパーホーネットの力を最大限引き出す騎乗方法なので正しい判断と言えます。むしろそんなことはできないだろうと考えていました。若いのに大したものです。結果的に内をロスなく回ったブルーメンブラッドに敗れはしましたが、これは馬場の差でしかありません。
また、スーパーホーネットが控えたために、マークをしていた後方待機組み、特にカンパニーには厳しい展開となりました。予想の欄でも触れましたがこの馬は加速力のない馬なので、レースの大勢が決してから最高速度に乗りました。外伸び馬場ならともかく、内伸びでは届きません。結果的にラストになってようやく外から飛んできておしかったね、で終わりです。

ブルーメンブラッドは展開が向いただけという印象しか持てません。伸びる内を強襲することができました。吉田豊のナイス判断がG1制覇という結果につながりました。これで引退らしいので特に触れることはしません。

ファイングレインに関しても内で脚を溜め、直線でトップスピードを生かすことができる最高の展開となりました。スタミナを問われる馬場、展開ではなかったのが功を奏したので、ハイペースになりやすい阪神1400の阪神Cあたりに出てきて人気になるようなら買うべきではないでしょう。
レースレベル：2
→次走狙い馬:カンパニー  
→次走危険馬:ファイングレイン  

それがこのレースを凝縮させた形になりましたね。




人間が甘い。





正直藤岡に相当慢心があったとしかいいようがない。なんとかして勝とうではなくどう乗っても勝てるから派手に勝とうという部分があったのは否めない。あれだけいいスタートをきってドーバーにプレッシャーをかけて前にいかせスタートしてレースの流れに乗り損ねたカンバニーが眼中に入っているのにあそこまで下げるとは何を考えているんだ。と誰もが言いたいと思う。藤岡は胸を張っていたらしいがこの内容で胸を張るようでは天下は取れない。寂しかった。

勝ったブルーメンはいまの京都の馬場を見事に読みきり吉田豊の追い出しのタイミングも見事にはまった勝利。内側の芝はあれているが路盤が固いからなのか日曜の芝では内差しで結果を出している馬が目立った。そこをうまくついた形であと先行馬が牽制しあった関係からペースがさほどきつくならず切れ味勝負に持っていけたことは大きかった。

３着のファイングレインは某日記にも書いたがパドックは鬼だった。内差しが効く馬場でもあり１月の淀短距離で最内から追い込み勝ちした経験もあることからかなりこの馬に投資したのだが。。結論的には京都は恐ろしくあっているが、ブルーメンより内枠だったわけだしブルーメンのような競馬できんかったかなあ。馬場の真ん中だす必要あったんかなあという不満ももちろんある。ただ直線外によれたのは現状１２００や１４００使ったことによる壁なんでしょうね。ただ元々からのスプリンターではなく坂に弱いタイプなので来年春は高松宮秋はマイルＣＳだけに標準あわせたら面白い存在でいつづけると思う。

カンパニーはパドック悪くは見えなかったがレース内容みるかぎり天皇賞の反動としかいいようがない内容でＪＣに出てくる天皇賞出走組の取捨を悩ませる。

スマイルジャックは岩田が思った以上に乗りこなせなかったし馬も硬くなっていた。
レースレベル：3    
→次走危険馬:ショウナンアルバ  

1着ブルーメンブラッド
「昇級戦得意なアドマイヤベガ。」

2着スーパーホーネット
「サンデーないぶん取りこぼしも。」

3着ファイングレイン
「叩かれて徐々にリズム上げたフジキセキ。
内枠で集中力活かせれば。」

後付けで予想するならこんな感じかな。

金満とMと血統ビームが予想の主軸なのに、この馬券を獲れなきゃダメだよね。

これで三連複が万馬券だし。

レース自体の回顧というより、血統予想の基本への回顧でした。

一応、狙い馬は触れておくと、ローテ的には次は阪神Cかな。さらに、今年と同じローテでいくなら、東京新聞杯・阪急杯。この三つのうちどれかは勝つんじゃないでしょうか。
→次走狙い馬:ローレルゲレイロ       

よく言われる『牝馬らしいキレ！！』

まさに、ブルーメンブラットの末脚の事を言っているよう。
鞍上もGⅠの大舞台で、よく内に突っ込んできたモノです。

　　　　『素晴らしいキレ！！』『完璧なたずな捌き！！』

そして、紙屑と化したオイラの馬券・・・＾＾；


勝ったブルーメンブラットは、来春には引退、繁殖入り。。。
なんか、もったいない気がするなぁ～。。。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ローレルゲレイロ       

レース回顧ではないのですが、翌日の新聞に勝ったブルーメンブラットが引退するとの記事が掲載されていました。

理由は、一口馬主クラブの規定がそうなっているからというもの。
確かに、そうした規定は存在しますが、はたしてそれが絶対的に理由となるものか？
クラブサイドとしては、晩生の才能が開花したのだからもう一年というのが人情というもの。

実は私はシャダイサラブレッドクラブの会員だったことがあり（いや、今も所有馬がいないだけで会員ですが）、最後に所有した障害馬は規定を無視して１０歳まで走りました。

飛越はうまいんですが、スピードが足りず、ほとんど勝つことはありませんでしたが（平場で勝てず、川崎に出張して１勝し、障害で１勝。ただし２，３着が多く、大敗しましたが中山大障害にも出走しました）、他の馬が次々に引退していくなか、何でこの馬だけ・・・と不思議でした。

引退してその理由が分かりました。調教師が母校の乗馬部に寄附するつもりで、障害の練習をさせていたんですね（笑）。

そういうことが有ったので、引退規定は必ずしも絶対的なものではないと思ったわけです。

そこで、次に考えたのが、この馬はノーザンファームの生産馬ですよね。

生産者とクラブとの間の売買契約に、買戻し特約があるのかもしれません。
買戻し特約は双方にメリットのある規定で、生産者にとっては、良血の繁殖馬が外部に流出することを防ぐことができるし、クラブ(馬主)サイドにとっても引退後の心配をする必要がないわけです。

案外、この規定があって、クラブサイドも止む無しと考えているのかもしれません。

願わくば、ブルーメンブラットの仔がクラブの所有馬としてターフに戻ってきて欲しいということ。

アドマイヤやフサイチの冠名で走ったりしたら、がっかりです。
→次走狙い馬:ファイングレイン       

エリザベス女王杯と府中牝馬を基準に、

カワカミ…全盛時の勢いにない
ブルーメン…そのカワカミに勝っても、男馬と混じっては勝てないハズ

というようなジャンケン理論でブルーメンを切ったのですが、
いやあ、府中牝馬はカワカミが弱かったんじゃなくてブルーメンが強かったってことなんでしょうか。まあ、後のカーニバルですが…。

今度は、リトルアマポーラとブルーメンブラッドではどちらが強いのかという疑問も湧きますが、それはさておき。

流れとしては、ルメールが何をしたかったかよくわからないがコンゴウリキシオー行かず。チッ…。
ルメール「いい感じで行けたが途中から手ごたえがなくなった」。そういう問題じゃなくて！

結局、角を矯めて馬を殺すというか、前に行った馬はローレルゲレイロ以外ダメダメな結果に。マイネルレーニアはゲートの中が長かったのが馬が気分を悪くした原因だそーです。

◎サイレントプライド
４角回ったときは一瞬ヨッシャ！と思ったが馬群に呑み込まれました。勝ち馬から0.7差はそれほど負けていないが、富士Sで見せた良さがまったくなかった。もっとタフな流れでこの馬の真価を問うてみたい気持ちはある。

○スーパーホーネット
勝ち馬とはまさに「位置取りの差」。
このペースでは仕方ないが、運もない。

▲ファイングレイン
やはり叩き良化型説はかなり有力に。
阪神Cも狙えるだろうが、人気になってしまうだろうね。

×キストゥヘブン
ほーらやっぱ430kg(-8)だった。
藤田「府中牝馬に比べるとおとなしかった。ガツンと来るところがなかった」。
響きましたね。

カンパニー
横山典「スタートで行けなかった。思い切り（アクセルを）踏んだけど仕方がないね。それまで前々で競馬できていたんだが…」えええ前目につける気だったの(まさか、ペースは遅くなるとは読んでなかっただろう)。先週のカワカミとあべこべだあ。
これで前に付けられたとしても、今度は追って伸びないだろう。
でも４着。相手なりに走る善戦ホースの最たるもんですな。来年も走るそうですが…。

着順を上から順に見ていくと、18番人気のウマが0.4秒差７着に…。初芝のアドマイヤスバルだ。この馬、デビュー24戦して２ケタ着順が１回だけという堅実(？)派。次もやれるのでは。

あと、皆さんが心配してたラーイズアトーニーの早仕掛けによるペースのかく乱。杞憂でしたね。。キャラハンのコメントどおり、スピードの絶対値が足りませんでした。
レースレベル：3
→次走狙い馬:アドマイヤスバル,ファイングレイン
→次走危険馬:カンパニー,スズカフェニックス

引越し等でちゃんと現物を見ていないのですが簡単な感想を。

ゲレイロの着順が不可解。
まず自分の競馬が出来なかったのかなと。

キスの着順もそうなんでしょうね。

マイネルはまだ早すぎ。
来年じっくり実績と場数を踏んでから
GⅠという舞台に出てきてほしかった。
前走と前々走はフロックとは思っていないが
ある程度の「場数」はどの馬にも必要と思われ。

買ったブルーメンブラッドは吉田JKと馬のリンクが
噛み合った結果でしょうね。
府中での強さがそのままでたのでしょう。

そして本当に勝ちきれないスーパーホーネット。
負けた原因は屋根なのか、馬なのか。
不可解です。

カンパニーは天皇賞の流れでの人気かとおもいきや…
馬と屋根に頭が下がります。

申し訳ないが、ファイングレインについては
印を打つ自信が今後ともありません。

ムラ駆けの印象が強くなってしまいました。

無事18頭走り終えてよかったなという感じと、不可解な着順とｗ

競馬って難しいですねｗ
→次走狙い馬:ローレルゲレイロ       

ブルーメンブラットがホーネットを抑えて一着に入ったときは、ワンセグで見ていたのですが、なぜかすごく感動してしまいました。

馬券的には逆の方が良かったのですが、勢いのある馬が勝つ事は本当に嬉しい事です。

経済コースを上手く進んでいったブラットと、外を回っていったホーネット。

この１着２着は実力差ではないと思うので、また次の戦いがあれば楽しみですね！


そして、３着にきたファイングレイン。

まだまだ復興途中といった感じの走りでしたが、また調子は上向いていってるよう。

この馬は、調子のいい時は本当に強いのですが、それが長くは続かないみたいです。

これから好走するのであればまた、注意が必要ですね。


あと、ローレルゲレイロですが、このレースで評価を落とす事は一切ないと思います。

直線が長く、どうしても差し馬の有利な状態でしたので、逆に良く粘ったなぁと。

逃げ有利な展開やコースならまた、上位争いは必須でしょう。



最後に、吉田豊騎手＆ブルーメンブラット、本当におめでとうございました。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ファイングレイン,ローレルゲレイロ     

コンゴウリキシオーもマイネルレーニアも意外と簡単に控え、あまり競り合いにならず。
前半34秒4ですが、最後までラップが落ちませんでした。
かなりの高速馬場だったので、数字ほどペースは速くなかったか。

勝ったブルーメンブラットは中団のインから難なく差して来て、本当に充実著しい。

2着スーパーホーネットは物理的には外回った分の差でしょうが、
馬群を割って差すような馬ではないので止むを得ない。

3着ファイングレインは追い切りを見ても確かに良くはなっていましたが、
1600で普通に走ってくるとは意外でした。

期待したキストゥヘヴンはこのペース、上がりではきついですけど、
それにしても手応えが無かった。大きく崩れる要素は無いと思ったんですが。

次走狙い馬はリザーブカード。
好凡走を繰り返すタイプなので、次走相手弱化で巻き返し。
レースレベル：3
→次走狙い馬:リザーブカード