最初と最後の１Ｆを除けば、11秒台前半のラップが淡々と続く流れ。道中が緩む形のスローペースではなかったが、東京のゆるやかなコース形態がそうさせるのか、スプリント寄りの馬の出走が少なかったからなのか、結果的には上がり３Ｆが勝負のポイントに。上位入線では中団後方から差しが決まったが、大外一気とかではなく、むしろロスを極力抑えた馬の活躍が目立った印象があった。

　スズカコーズウェイは後藤が「非常に」ソツなく乗りこなしたことで金星。前走でエスコートした武豊はこの馬を評して「非常に乗りやすい」とコメントしているが、意外と見えない部分で乗り難しいというか詰めが甘い面も秘めているようで、今回までこの馬の過去５勝がいずれも武豊というのもかなり不思議な話。後藤も「乗りやすかった」とレース後にコメントしているものの、これはちょっと鵜呑みにできないだろう。ただ、レースを見ている限りでは、脚質に相当な自在性があり昇級でそんなに崩れるタイプでもないので、今回のレースレベルは微妙でも、立ち回り次第ではＧⅠでも通用しそうな雰囲気はある。ひと昔前のアサクサデンエンくらいはやれていい。

　トウショウカレッジとファリダット、お互いにもしここを勝つようなら改めて実力を評価する機会が今回になっていたかもしれない。だが、現実は２、３着。両者とも重賞のカベにまたしても阻まれた格好だ。距離の1400、上がりの速い決着、広いコース、決して厳しくはない対戦相手と、好走条件があれだけ揃っていたのに勝ち切れなかった。成績自体は悪くないが、能力的には天井がそろそろ見え隠れ。
レースレベル：2
→次走狙い馬:スズカコーズウェイ  
→次走危険馬:トウショウカレッジ,ファリダット

安田目指すには寂しい馬たちの一戦で格上げ戦となったスズカゴーズウェイが勝利を収めた。

正直やはり最近のＪＲＡ勢の短距離は層の薄さが問題になっていて抜けた馬がいない。そして今後抜けそうと感じさせる馬もいない。

となると今後も格上げ緒戦だから軽視っていうオーソドクスな予想は短距離界ではしてはいけないのかも知れないなと感じさせられる結果であった。

トウショウカレッジは内田と手が合っている様でさすがの２着であった。ただこの馬がＧ２別定で２着って寂しいと感じるのは自分だけなんでしょうか…

ファリダットも素質馬といわれながら何か煮え切らないレースで。…

タケミカヅチはスタートつまずいたことすべてでしょうがなぜ直線で内をつかず外へ出したのかまったく解せません。ダービーもそれやって大惨敗。今回もそれをやるとは思いませんでした。

スマイルジャックはパドック成長してましたしよく追い上げてます。岩田が次乗れば人気暴落で狙いでしょう
レースレベル：2
→次走狙い馬:スマイルジャック       

ステキシンスケクンは買おうと思っていたのだが、
直前になって、この馬は５７キロではどうにもならない馬なのだということに気づいてよかった。
５６キロで出れるレースでこっそり狙うつもり。

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スズカコーズウェイに関しては、御見それしましたとしか言いようがない。
自分としては、速い時計に対応できない、瞬発力がない、パワータイプ、狭いコース向きと思っていたところ、
その全く逆のところで勝ってしまったのだから、私の考えが完全に間違っていた。
スズカコーズウェイ観を根底から覆された。
成長して強くなったのかもしれない。
こうなるともはや欠点を見出しづらくなってしまった。
新星誕生？もしやメンバーが弱かった？
→次走狙い馬:スズカコーズウェイ       

リプレイを見ていて気付いたのですが、マヤノツルギはコーナーリングがスムーズではありませんでした。中京で１度勝ってますが、左回りがダメという可能性を見ました。今回せっかく好発を決めて逃げたのだからもったいなかった。それでもスピード感あふれる逃げ脚は見せれた。去年活躍の北海道シリーズで待ってます。

ファリダットは終始内を狙う。完璧な騎乗で３着。このメンバーなら勝っておかないといけなかったところ。マイルはちょっと長いかも。


結果的にまるでハンデ戦のような大混戦。強烈な馬もいない低調なＧ２。ここから安田記念制覇という馬は現れなそう。
レースレベル：2
→次走狙い馬:マヤノツルギ  
→次走危険馬:ファリダット  

前後半(3F) 35.1-34.2
詳細(2F) (12.8)-22.3-22.3-23.2

ややスロー気味。瞬発力上位の馬での決着。なんかやるたびに結果が変わりそうな面子ですね。レベルも高くないと思います。
タケミカヅチはマイル前後では安定していますね、人気もそこそこで、積極的に狙っていきたいです。ファリダットは正におあつらえ向きの展開だったのに勝ちきれず。常に過剰人気気味で今後絶対に手を出したくない馬です。
→次走狙い馬:タケミカヅチ  
→次走危険馬:ファリダット  

勝ったスズカコーズウェイは外から鋭い伸び。
前走はイン伸び馬場を上手く立ち回った感じで軽視しましたが、
血統的には勢いに乗ると強いタイプではありました。

2着トウショウカレッジは飛ぶ番でも好走。
と言っても、2走前も飛ぶ番で上がり最速で差してきたり、
少しタフになってきたので嫌な予感はしていました。

期待したスピードタッチは直線向いても持ったままでしたが、それほど伸びず。
しかし33秒9で上がっているわけですし、もう少し積極的に運んだ方が良かったか。

さすがにメンバーのレベルが低すぎて安田記念云々は難しいところですが、
唯一格的に見劣りしないスマイルジャックの巻き返しは期待したい。
今回も道中折り合い欠いて下がり、最後は大外から伸びてきて悪くない負け方で。
レースレベル：2
→次走狙い馬:スマイルジャック       

ノーマークのスズカ・・・。

結果として瞬発力の勝負ですか、残念。
チョイ荒れムードは感じていたんですが、スズカコーズウェイは良い上がり脚をお持ちで、反省。

カレッジはこのぐらい走って不思議はなく、追い出しに手間取るのは前走に続いてまた、運がないですなあ～。
７歳にしてレベルUPがあるせいか、安定してます。

それに対して、ファリダットはぽっかり空いた内ラチをスルスルと不利もなく、３着じゃ評価はできませんな～。

Ｇ１級にはまだまだ。

問題は、自走につながるレースができたのは？（安田記念）

いなかったような・・・。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ファリダット