勝ったウオッカは遅めのペースを７枠の人気馬２頭の前目の位置を折り合い欠くことなく追走。直線に入ると２番手にいたブーケフレグランス三浦がウオッカに進路を与える素敵な騎乗もありあとは普通にまっすぐ走らせるだけ。これではさすがに他の馬たちが太刀打ちなどできるわけもなく終わってみれば圧勝。まあどう乗っても勝てたのだろうが圧勝の影の立役者は間違いなく三浦であろう。まあ安田記念は今日よりはペース落ち着くことはないだろうからどんな香港馬来るかわからないが、上位だろう。

ブラボーデイジーは突き抜けたウオッカが走った場所を走らせる基本とはいいながらなかなかできない騎乗を見せての２着。東京マイル向いているようには見えなかったが好走してきた。最近騎乗数がローカルでも少なくなっていただけにこれで数が増えるチャンスも増えるのいい循環になるといいですね。

３着ショウナンラノビアは前々で粘り込み。内容は悪くなかったとは思うし頑張っていると思う。

ジョリーダンスはショウナンラノビアの作るペースでは底力勝負にならないので仕方ないのかな。８歳で５着ならよしとしないといけないですね。安田で流れ向けば一発あるかもです。

リトルアナポーラは評価が難しい馬に成り下がってきましたね。前回いかにもトライアル的なレースをしていたのですが今回はまったく見所はないわ倒しにいくための工夫はみれないわ。ギアが切り替わる様子もなかったのでもしかしたら距離が短かったのと後方からの競馬ではこの馬の能力出しきれないのかもしれない。ただ混合戦では足りないような感じだし狙いどころがせまくなったように感じる

カワカミは３角手前で動いたときには早めに動いて喧嘩を売りにいくのかなと思わせたがそれ以降ゴールまでなんの見せ場もなかった。苦しいとわかっていても牝馬同士なら押さえてしまうのだがもうやめよう。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ウオッカ  
→次走危険馬:カワカミプリンセス,リトルアマポーラ

2009年　タイム 1'32"4 (良) 1FAve=11.55 3FAve=34.65

ラップ
①12.2-②10.8-③11.7-④12.0-⑤11.9-⑥11.2-⑦10.8-⑧11.8
1FAveとの誤差
①+0.6 ②-0.8 ③+0.1 ④+0.4 ⑤+0.3 ⑥-0.4 ⑦-0.8 ⑧+0.2
テン34.7-中盤23.9(3F換算35.85)-上がり33.8　『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎　先行○　差し△　追込×
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド　〔3-l〕　５－４
2着ブラボーデイジー・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス　〔1-n〕　４－４
3着ショウナンラノビア・・・フレンチデピュティ×ヘクタープロテクター=ヴァイスリージェント×ミスプロ　１－１
4着ザレマ・・・ダンスインザダーク×Zafonic=サンデーサイレンス×ミスプロ　〔4-m〕　１０－１１
5着ジョリーダンス・・・ダンスインザダーク×Peterhof=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー　〔4-r〕　１０－１０

流れはテン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。新設されて4年になるが、『加速・中弛み』はこのレースの基本形になる様子(=07年は『中弛み』にはならなかったが、それ以外では全て『加速・中弛み』)。展開的には逃げが最も恵まれ、差し・追込がきつい流れと考える。また今年も好走馬は4コーナー5番手前後に位置していることから、ここに位置する馬を狙うのが正解かもしれません(=過去4年で4コーナー5番手前後で好走した馬は、06年1着ダンスインザムード、07年1着コイウタ・3着デアリングハート、08年1着エイジアンウインズ・3着ブルーメンブラッド、09年1着ウオッカ・2着ブラボーデイジー)。内枠ならなお良い傾向です。

1着ウオッカは、前走ドバイデューティーフリー7着(=ドバイ芝1777m)からの好走。タニノギムレット産駒は母父グレイソヴリン系の影響なのか東京コースや新潟コースなどの広いコースが得意な産駒が多く、本馬は東京コースは大崩れなく好走していたコース(3-2-1-1)。4着になったときも一線級が揃う牡馬混合戦のＪＣでのもの(0.2秒差)。コース替わりはプラス要因であったし、昨年2着の好走実績はあった馬。臨戦過程は前年に似ていて、さらにＧⅠでは老馬の法則(=前年好走馬は翌年衰えがあるので着順を下げやすい、馬の全盛期のピークは短いという考え方)が当てはまることが多く、厳しい流れの方が向くロベルト系でもあったので、牝馬限定の緩い流れでは差し損ねるかもと考えて狙いを下げてヒモ扱いにしてしまったが7馬身差の圧勝。強さが別次元でした。
No.〔3〕の牝系で東京コースに強く、古馬で充実した強さを発揮するのが特性。同系のメイショウサムソンが5歳春まではきちんと好走していたことと、厳しい流れでこそ本領を発揮する叩き良化型のロベルト系から、安田記念でも好走可能と考える。ただし圧勝したが今度こそ老馬の法則は活きると考えるので、2・3着に期待したいと個人的には思っています。

2着ブラボーデイジーは、前走福島牝馬Ｓ1着(=福島芝1800m)からの好走。クロフネ産駒でヴァイスリージェント系。ヴァイスリージェント系は鮮度と勢いが重要で、前走好走だと連続好走しやすい特性がある。ただし馬体重が減りやすく使い込んで減り始めるとパフォーマンスが下がる傾向なのだが、本馬はＧⅠ初挑戦でもあり勢い・鮮度ともに充実期の内容で馬体重も減っていなく好走可能な状態でした。母父サンデーサイレンスも好走した勢いで連続好走したり、格上への挑戦で好走しやすい特性がありこの特性も活きたものと考える。
No.〔1〕の牝系で、成長力はあるのだが完成が早くクラシックの段階で完成することが多く、その後は緩やかに成長するタイプ。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの巧さが持ち味。底力に欠ける点があるのだが、ヴァイスリージェント系と母父サンデーサイレンスの勢いと鮮度がその点を補ったのだと考える。侮ったら次走も好走するかもしれません。期待します。

ヴァイスリージェント系×サンデーサイレンス配合は16着レジネッタも同様。しかしこちらは鮮度と勢いに欠けていたタイプ。桜花賞馬なのだが、この結果からこの配合がいかに勢いと鮮度が重要なのか証明されたように思います。

3着ショウナンラノビアは、前走卯月Ｓ1着(=中山芝1600m)からの好走。フレンチデピュティ産駒でヴァイスリージェント系。2着ブラボーデイジーと同じヴァイスリージェント系で、連続好走中の勢いと重賞初挑戦(=ＧⅠ初挑戦)の鮮度の高さがやはりあった馬。母父ヘクタープロテクターは、オープンで好走→重賞で少し足りず3着という器用だがワンパンチ足りないのが持ち味のキャラクター。このあたりの特性も出てしまったのではないでしょうか？2着・3着の差は母父の差だったのでは？と考えます。
流れで恵まれた面はあったと思いますがそれでも好走していることから、次走も期待と思いますが徐々に馬体重が減ってきているので大幅に減るようなら危険信号かも。

4着ザレマ・5着ジョリーダンスは、共にダンスインザダーク産駒。ダンスインザダーク産駒は不器用なところがあり、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を繰り出すのだが、トップギアまでに時間が掛かり瞬時に反応できない弱点がある。スローの瞬発力勝負よりも早仕掛けのロングスパート勝負の方が向き、牡馬混合戦でペースが上がったほうが好走しやすい。そのあたりの特性が出た内容だったと考える。

ヴィクトリアマイルのポイントは、
①『加速』『中弛み』の複合ラップになりやすく、瞬発力勝負になりやすい。
②内枠の先行馬。特に4コーナー5番手前後が好走ポジション。
③瞬発力勝負のためサンデーサイレンス系有利。ただしスタミナ型サンデーサイレンス系のダンスインザダークなどは差し届かずになりやすいので、サンデーサイレンス系の瞬発力を活かしやすいスピード型のサンデーサイレンス系のアグネスタキオンやフジキセキなどに向く。母父サンデーサイレンスも合うはず。
→次走狙い馬:ウオッカ,ブラボーデイジー
→次走危険馬:レジネッタ  

勝ったウオッカは何も文句を言えない楽勝。
すみませんでした。

2着ブラボーデイジーは最近のG1のトレンド通り。
3着ショウナンラノビアは勢いを生かして。
珍しく予想で書いた通りの結果になり、あまり書くことがありません。
意外と雨が降らなかったのは誤算でしたが。

ただ一つ言いたいのは、決して前残り馬場ではないということです。
内枠先行の人気薄が穴を開けたので、そう思われがちですが、
むしろ差しがよく決まる馬場と言っても良いぐらいでした。これは先週もそう。

私の見解としては、ちょっとした馬場の違いでG1の結果がガラッと変わるほど
サラブレッドの競争本能はヤワじゃないという表れかと。
今の京都のような異常な先行有利とかなら話は別かもしれませんが。

次走危険馬は激走した人気薄2頭。
ここまで書いたように、決して今回恵まれたとかではなく、
勢いだけでG1好走すると後が怖いという理由で。
レースレベル：3    
→次走危険馬:ショウナンラノビア,ブラボーデイジー

終わってみればウォッカ圧勝。恐ろしいほど強い。先行して最速の上がり使われたら後続は届くはずもありません。▲評価でも勝つ姿を見たいと願っていたので、馬券は買わなくて正解。
安田記念は当然有力になりますが、追い切り観てから評価を決めます。

クラシック組みの４歳馬はレベル低いとの認識なのに、マイネ、ムードに期待したのは失敗。強い３歳牝馬が参戦してきたら出番はないのではないか。

ブラボーとショウナンは展開に助けられたといっても、フロックではなく先行力が魅力なので楽しみ。


ウォッカを除けばジョリーダンスは評価出来る。８歳で前走で仕上がっていて上積みはなかったはず。４歳馬は買うぐらいなら能力高いこの馬を狙いたい。ザレマは相手なりに走る馬で連馬券の軸で活躍してくれそう。安藤Ｊが捨てるまで追いかけます。

リトルとカワカミは予想で書いた通りで惨敗も仕方ない。リトルは「マイラー体系に変化してきた」と予想で書いたが、福永Ｊが距離不足を指摘しているので狙うなら中間距離ですね。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ジョリーダンス,ザレマ     

回顧をするのも馬鹿馬鹿しいくらいに、ウオッカは強かった。
全然次元の違う競馬をしていたので、ウオッカがしたレースとそれ以外の馬がしたレースとは別のレースだったと思うので、
ふたつのレースが行われたものとして分けて分析しなければならないところだろう。

ウオッカの今回のパフォーマンスは鬼気迫るものがあって、
やはりこれもムラ駆けであることの証左であるように思う。
力を出せるときと、出せないときとの差が非常に大きい馬。
これだけ強いのならエイジアンウインズなんぞに負けるはずはなかったのだし。
ドバイでもポロポロ負けることもなかっただろう。
でも日によってはそういう力の出せないときもある。

なので安田記念では私はやはり買わないことになるだろう。
というのは、オッズには、得てして、この強いパフォーマンスをしたウオッカの印象というのが織り込まれる。
なんてすごいんだ！こんな馬は負けるはずがない！スーパーホーネットなんて敵うわけがないだろう！1.2倍だ！
といったオッズの出方をするだろう。
でもこの馬は今回どれだけ強かろうと、明日になればわからない。
だめなときはだめなはずで。
そういう意味では勝つか負けるかはふたつにひとつ。神のみぞ知ること。
粗く言えば、２倍を超えてくれないとペイしない馬なのだと思う。

私としては、ウオッカちゃん今日は本気出さないでね、お願いお願い、
と祈りつつ他の馬券を買うしかない。
ってこれは毎度のこと。
ウオッカが出るレースはいつもそうやっていますよ私は。。
くわばらくわばら。


ウオッカ以外に関しては、
戦前にも書いたが、マイラーと呼べるような馬はほとんどおらず、
かなりだらしがなかったと思う。
あれだけ差がついてしまったのは、他がだらしなかったというのも一因だろう。
リトルアマポーラとかカワカミプリンセスとか、もったいないなあ、中距離を普通に使っていれば・・・と思うのは私だけだろうか？リトルアマポーラとか、本来ならこれから中距離に戻って狙うところだが、マイルを続けて使ったせいで変な癖をつけて、今後の競走能力に悪影響、というのが心配・・

レジネッタは、輸送でイレ込み、外枠、スローでは最悪パターンだったかもしれない。
またどこかで狙いたい。     
→次走危険馬:ウオッカ  

ウォッカ自身、坂路を併用しながらコース追いを３頭併せで３本消化し、９分通り仕上がっていたようです。

次走の上がり目は？
気合付けで仕掛ける程度でしたから、今度は強めに追って来るはずですよ。
ガレていた昨年とは違い臨戦過程がいいですから、バランスのとれた馬体をさらにupして来るでしょう。

あん上の武豊も（土）（日）共に好騎乗、中でもメイン４レース前の1600m戦、５番手からの１着でシュミレーションは済んでいたように思いました。

２着以降の馬たちの回願が難しく、みなさんのコメントを参考にしたいと思います。お願いしま～す。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ウオッカ       

自分のブログでは、競馬ナンデの予想文に続け、次のように書きました。
－－－－－－－－－－－－
【競馬ナンデの予想文】

と、ここまでは枠順発表前。

以下、発表後。

内枠に先に行きたい馬が集まりましたね。
ショウナンラノビアはレースがしやすそう。
ブラボー、ブーケ、ザレマ、ウォッカが２～３番手。
案外行った行ったでの決着もありそうです。

カワカミプリンセスの14番枠はギリギリか（もう少し内枠が欲しかったが）。

◎ カワカミプリンセス
○ ウォッカ
▲　ショウナンラノビア
☆　ジョリーダンス
△　リトルアマポーラ
△　レジネッタ
△　ムードインディゴ
△　チェレブリタ
△　ヤマニンベルメイユ

馬券は、１－６－１４の三連単ＢＯＸ
フォーメーションで、
１　６．１４
２　６．１４．１．１２
３　流し
これが勝負馬券
　
１．６．１４
２．６．１４．１．１２．１３
３．６．１４．１．１２．１３
押さえ

三連複で、６＝１４－１．１２．１３　を多め
６＝１４－８．１０．１１．１７　少なめ

馬連　１１－１２－１３－１４　ＢＯＸ
　　　１－２－４－５－６　ＢＯＸ　少々
（マデ）－－－－－－－－－－－－

最後に押さえた馬連を当てましたが、これでは当然焼け石に水です。

枠順発表前に予想を発表すると、予想を変えることに心理的な抑制が働くんですよね。

本音では、まずい、今回の場合なら、カワカミ姫の14番枠にこりゃダメだと思いつつも、「ギリギリか」などと書いて自分自身を納得させる心理が働くわけです。

「行った行ったでの決着もありそう」というのが本音でも、事前に予想を発表しているので変更しきれないというのは、やはりまずいので、発表の仕方を考えなければなりません。

例えば、今回の場合なら、▲のショウナンラノビアだけ発表して、◎○は空けておくとか。

さて、ウォッカ。やはり府中のマイルは圧倒的強さですね。
重はダメな馬だと考えていましたが、この程度の雨では、何の影響もありませんでした。

安田記念は、ディープスカイとの一騎打ちでしょう。

カワカミ姫は、向こう正面で掛ったんですかね。
あそこであれだけの脚を使えば、直線では伸びません。
精一杯の粘りです。

横山典騎手はこの馬に５レース乗りましたが、結果は出せませんでしたね。次走は乗り代わりがあるかもしれません。

ショウナンラノビアとブラボーデイジーを、先週のＮＨＫマイル３着のグランプリエンゼルと同じような意味で、次走の狙い馬に指名します。

即、次走で狙うという意味ではなく、今後の重賞戦線で注目しなければならないという意味です。

府中の長い直線で、逃げ先行であれだけ粘れるのなら、府中以外のコースでは、より以上のパフォーマンスが期待できるでしょう。

札幌で出てきたら注目です。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ウオッカ,ショウナンラノビア     

前後半(4F) 46.7-45.7
詳細(2F) 23.0-23.7-23.1-22.6

数字だけ見ればスローペース。しかし、最後の直線ウォッカだけがひたすら伸びているので実質は平均ぐらいでしょうね。事実レースの上がり33.8を上回ったのはウオッカとしんがり追走のヤマニンエマイユ(33.8)のみ。とても1:32秒台前半の時計が出るような馬場では無かったはずで、ウオッカは誰が見ても明らかな様に、マイルでは現役最強ですね。安田ではディープスカイとの一騎打ちだと思います。

しかし、カワカミプリンセスは親父ほどではないですが良く分からない馬になってきました。最後までジワジワ伸びてきたあたり能力が落ちた訳ではないと思いますが、好走のタイミングが分かりません。個人的には今後追っかけようと思ってます。
→次走狙い馬:ウオッカ,カワカミプリンセス     

ウオッカの圧勝でしたね。飛び抜けてました。
今までで一番いいできというのは本当だったみたいです。
一体ドバイのあれはなんだったのでしょうか？


しかし、この馬には本当に困ったものです。
他の馬はペースを乱され、２位以下はかなりの混戦。
リトルアマポーラをはじめ見せ所なく終わってしまいました。残念です。



この展開に助けられた形になったのがショウナンラノビア。
先行馬なので自分のペースでゴールインでき３着に入賞

そしてブラボーデイジーも同じく。



来週のブエナビスタはどうなるんだろうか？
Ｇ１大荒れは続くか・・
→次走狙い馬:ウオッカ  
→次走危険馬:ショウナンラノビア,ブラボーデイジー

12.2-10.8-11.7-12.0-11.9-11.2-10.8-11.8

勝ったウオッカは道中は４～５番手、４コーナーでは抜群の手応えで直線へ。武豊騎手が追い出すと素晴らしい反応を見せて後は後続を突き放すだけ。２着のブラボーデイジーに７馬身差をつける圧勝劇を見せてくれた。

逃げたショウナンラノビアが作ったペースは３ハロン目から一気にペースが落ち着く、マイル戦にしてはそこまで速くない流れ。更に前が残りやすい馬場、内有利な馬場の影響か、上位に来たのは皆内枠の先行馬。上位馬は展開・馬場の利があったのかな…といった印象。

しかし、やはりウオッカの強さは別格だった。先行して上がりはメンバー中最速の３３，４秒。先行して上がり３３秒台の脚を使われては後続は届くわけもなく…。前述のように、馬場や展開に助けられた面もあるが、それだけでここまでの圧勝劇はできないだろう。昨年の安田記念にしろ、この馬のベスト距離はマイルなのかもしれませんね。マイルではパフォーマンスが違います。

今後は安田記念を目標にするそうですが、そこでも特に問題はないでしょう。次は牡馬の強豪も相手となりますが、今日のように先行してあれだけの上がりを使える展開になれば敵はいません。後は極端なスローペースになった時に掛かってしまう心配がありますが（今日も道中少し掛かっていたので）、ＧⅠしかもマイル戦でそんなことになることはほとんど無いでしょうから、やっぱり安田記念でも逆らうのは危険ですかね。

ただ、やはり府中意外ではパフォーマンスを落としているのもまた事実。府中では絶対的信頼が置けますが、それ以外だと消してこその馬ではないでしょうか。

２着以下での注目馬ですが、２，３着馬は展開と馬場が向いた印象でこのレースだけでは評価できません。４着のザレマは中団から良く差して来たと思います。やはり今がピークなのでしょう。今後も目が離せない存在になってきそうです。５着のジョリーダンスは年齢的に大きな上積みはないでしょうが、今後も牝馬限定戦なら出番があるかもしれません…が、今後牝馬限定戦の短距離重賞がありませんねorz

人気どころも簡単に。６着のリトルアマポーラは先行できたにも関わらず追って案外。この馬、追える騎手がいいのかもしれませんね。福永騎手の場合折り合いをつけること、長距離でのペース判断は抜群に上手いと思いますが、腕っ節は強くないと思うだけに、この馬は合わないのかもしれません。リトルアマポーラは以前は能力の高さで勝っていた（クイーンＣ等）でしょうが、ＧⅠクラスになるとそれだけでは足りませんからねぇ…。エリザベス女王杯の時のように追える外国人騎手や地方騎手を配して来た時は狙い目でしょうね。

カワカミプリンセスは８着。３～４コーナーにかけて早めに進出して抜け出しを図りますが、こちらも追って案外。参るの速い流れだと脚を溜められないのかもしれませんね。距離を伸ばして巻き返しに期待したのですが、予想でも書いたように、以前のような強さを感じられなくなっているのが気がかり。ピークは過ぎたんでしょうかね…。

レジネッタは全く見せ場無し。今年の４歳牝馬はどうしたんでしょうか。


以上、簡単な回顧でした(^O^)/　しかしウオッカの強さにはしびれましたね。「府中でしか勝てない」とか「安定感が無い」とか某掲示板などで言われてますが、ウオッカはファンを惹きつける「何か」を持ってますよね。まだまだ活躍してもらって、競馬界を盛り上げて行ってもらいたいもんですね。

ウオッカは強かったですが、突き放された２着以下の評価は微妙なところ。２着以下は次走で判断したいですね。
レースレベル：4
→次走狙い馬:ウオッカ       

予想通り、あっさり勝たれてしまいました。
強いです。ウオッカ。でも馬券はジョリーダンスをメインに買ってしまったためにマイナス収支。最初の予想通り単勝勝負にすればよかったです。
勝馬に関しては去年の教訓を活かした競馬。着差以上のものを感じました。ですが、次走予定される安田記念ではちょっと嫌ってみたいと思います。
予想の段階から書いていたのですが調教段階で仕上がりすぎのような気がするのと、その状態のまま臨んだ今回の状態を維持できるのか？
という疑念を私自身の中で払拭できないので。
とはいえ、もちろん上位には来ると思うので応援はします。
ジョリーダンスは5着。『ちょっと』展開と距離が向かなかったようです。ですが、GIクラスのレースではその『ちょっと』が惨敗の原因になってしまうので、そういう意味ではよく走っていたと思います。
ただ、これ以降応援できるのか？ということになるとちょっと微妙なのですが…。
それにしても…最初決めた予想を変えるとあまりいいことないですね。また出直しです。
レースレベル：3    
→次走危険馬:ウオッカ